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「食欲とはなにか」と考えていた時期

noteでは「介護の食」について多く書いています。
今回は「食欲」について。

実家の母は2017年くらいから「食欲が無い、食欲が無い、困るよ」と訴えるようになって当時「食欲とは何か」というのがテーマになっていました。現在は食欲の波はあるものの落ち着いています。当時を振り返って書いてみます。

高齢者の「食が細くなる」主な原因としては下記などがあります。

・薬の影響
・義歯が合わない
・加齢による味覚の衰え
・心理的なもの(孤独とか今後の不安など)
・活動自体が少ない
・よく眠れていない
などなど

例えば若い人だったり私くらいの年齢でも「そのうちお腹が空けば食べるよ」というのがあって、実際 概ね数時間以内に「小腹が空いた~」となりえるのですが、親を見ていると「えええ~、ホントに食べないよ~」というところが恐ろしく、放っておけないポイントです。

しかも、活動が少ない場合はよりお腹が空きにくく、本人も衰えが分かりにくいというのが有ります。極端な例で言うと職場が肉体労働8時間だったら「今日は元気出ない、スタミナ不足だ」とか「最近、前みたいにバリバリ働けない」とか「疲れやすくって」という気付きがすぐにあると思いますが

家から出ることが少なく、活動が少ないと「1食くらい食べなくても平気」と思ったり知らず知らずに体力を落としていることに本人も周りも気づきにくいように思います。

原因が思い当たって一つずつでも改善できると良いですよね。
義歯については歯医者さんで上手く調整していただけるのがベストです。
ですが、状態によって難かしい場合もあり うちは難しかったです。

「お腹が空かない」「食べても美味しいと感じられない」というのは続くと本人も辛そうです。それは本当に本人にしかわからないんですね。

当時は通いながらも試行錯誤していて、本人の好きなもの、食べたいものを聴いて用意することを中心に、

ちょっと家では珍しいかもというメニューを「こんなのどう?」という感じで皆で食べるようにしていました。

「海老クリームかけごはん(トマトベースのピラフに海老が入ったクリームソースをかける)」とか「パンケーキ」などが当時ヒットでした。

焼いているときの香りや焼き「たて」というのもちょっとワクワクがあって好評でした。


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