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介護で知った美味しいもの「面々」

別の記事でも書きましたが私は月に2~3回実家の母のために「冷凍料理便」を送っています。今は独居ではないのですが「噛む力が弱く、食が細い」ので本人の好物や開発した柔らか新メニュー、そのほかおやつに喜ばれそうなものを詰め合わせにして日々の足しにしてもらっています。

送り始めてもう10年くらいたちます。噛む力が弱いからと言って「ドロドロ」のペースト状ということでは無く私たちも一緒に食べられる料理そのものの形、見た目を保ったものが喜ばれます。

「少量多品種」でないと飽きられてしまうので(今はある程度好物なら1品が多めでも家族が上手くローテーションしてくれてはいますが)ちょこちょこいろんなものを入れるようにしています。

最初は「今日は料理便用料理の日」など集中して作っていたのですがこれはとても時間がかかり、作っては冷まし、パックして冷凍するという手間。まとまった時間を割くことが難しい場合もあります。
料理教室のほか料理撮影なども多かったので、思い切って「冷凍庫」を買いました。

家庭用ではありますがこの1台が増えたことで非常に効率が良くなりました。まとめて作るのもやめて作れるときに1品、また1品とストックを増やし品数が溜まったら発送、という風に今はしています。

この冷凍庫もう1台、というのは料理便だけでなくその後色々「買ってよかった」に繋がっています。そう、実はこの料理便や遠距離介護をきっかけにいろんな情報を得て「良いもの」との出会いが割と多くあるのです。

その一つが「焼きいも」です。「本人の好物で」「冷凍で劣化せず」「願わくば健康おやつ」と考えたときに焼きいもはどうか?と最初思って色々ネットで買ってみました。当時は品種などにもあまりこだわらなかったのですが
ある鹿児島の生産者さんのところで買った「紅はるか」が信じられないくらい焼くと甘くて、「大変!学会に発表しないと!」というくらいの衝撃でした。

しかも売っていたのが「訳あり小芋ちゃん」でワンハンドで1本おやつにピッタリ。感激でした。紅はるかはねっとり食感系で解凍して冷たい状態でも滑らかなスイーツ、という感じで大好評でした。

更に美味しいお芋を求めてホクホク系を買ってみると冷凍して食感が結構違うと気づいたり、解凍してから干し芋にしようと比べるとねっとり系は2~3日干しても良い感じのねっとり。ほくほく系は干すと乾燥して結構な硬さになる、などその後の気づきも勉強になりました。

思えば料理便、遠距離介護めしはいろんなエピソードがあるので追って書きたいと思います。

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