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メニューのレパートリーを増やすには

ポッドキャスト「料理が楽しくなるラジオ」という番組を配信しています。日常の食や料理についてお話しています。先日は「料理のレパートリーを増やすには」というテーマでお話しました。

これは教室の生徒さんから割とよくいただく質問です。
放送内でお答えしたことは3つ。
1)旬の素材から広げていく
2)売っている総菜からヒントを得る
3)外食体験からヒントを得る
これらは実際に私自身がメニューを増やしたい!と思うときにヒントにしていることです。

今日は上記「3)外食体験からヒントを得る」について書きたいと思います。「今時間とお金もないから手っ取り早く」の外食というより「今日の昼は〇〇に行って食べよう♡」とか「久しぶりに夫婦で外食楽しみ♡」と言った楽しさ、期待感を持った外食がおすすめです。

ワクワクした外食が良いのは「美味しさ、素材の組み合わせ、盛り付け、付け合わせ、合う飲み物」など味以外にものすごくたくさんの情報、ヒントが得られることです。普段料理をしている人なら「焼いたキャベツってこんなに美味しいんだ!」とか「塩とビネガーをふっただけで玉ねぎが甘い、今度やってみよう」となったり、帰ってから料理本やネットのレシピで調べることも楽しくなります。

シェフの料理で「とても真似できない素材」「真似できない技術」もありますが、敷居の高いお店~財布にやさしい大衆店までヒントは沢山得られます。

最近外食からもらった刺激は「ハンバーガー」でした。
出先で食べた「ハンバーガー」に感激。バンズにハンバーグパティ、グリルした玉ねぎ、トマト、レタス。手づかみで食べられるよう紙で挟んでたっぷりのフライドポテト、ケチャップが添えられて皿に盛られていました。

一口齧ると、歯切れの良いバンズに肉汁とトマトの果汁がソースのような感じ。肉の味がよくわかる塩気が利いたバランスの良い、とても美味しいものでした。

ケチャップは好みで使えるよう別添。「トマトのジュースと焼いた玉ねぎの味で肉を食べた」ような印象で「今度焼いた玉ねぎとトマトを挟んでつくってみたい!」と強く思ったのでした。

そして先ほど作ってみました。
バンズの用意が無かったので6枚切りの食パンを軽くトーストし、辛子マヨネーズを薄く塗ってトマト、ハンバーグ、焼いた玉ねぎ、チーズ」を挟んでみました。

美味しいです。が、バランスはもう一声と言った感じ。ですが「焼いた玉ねぎとトマトがソースのよう」とときめいたことで取り入れることができたので新たな味の発見があって楽しいです。
お店は真剣にメニュー開発をするので完成度高く、バランスが良いのは当たり前。

「お店に近い味!」が出来れば素晴らしいし近くなくても「おお、この組み合わせ良いね!」というのが発見出来たらかなり素敵だと思います。また作りたいと思います。

ポッドキャスト料理が楽しくなるラジオ
当教室運営「料理の基礎トレーニング


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