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「コバラおやつ」で思い出す空き缶に入った「ドロップクッキー」

このnote、おかげさまで楽しく書かせていただいています。
「自分の歴史を振り返る」ではないけれど食いしん坊だった子供時代から今に至るまで「食」に関わる思い出すこと、印象的だったことをおもいつくまま書いていきます。今日は「子供のころのおやつの話」。

毎週「舞妓さんちのまかないさん」というアニメ(Eテレ)を楽しみに観ています。京都・花街の屋形(舞妓さん達が共同生活する家)が舞台の中心。毎回 若きまかないさん、主人公のキヨちゃんが作る料理が出てきます。

キヨちゃんは3食をまかなうだけでなく食べ盛りの舞妓さん達のためにお菓子も作ります。そのお菓子(クッキーだったりかき餅だったり)を贈答菓子(または海苔?)の空き缶にペーパーを敷いて入れて置き、缶蓋に「コバラおやつ」と書いて舞妓さん達が自由につまめるようにしています。

この「贈答菓子の空き缶にお菓子を入れとく」で子供のころのおやつを思い出します。家も焼いてくれたクッキーが缶に入っていました。
必ず「ドロップクッキー」でした。
やや柔らかめのクッキー生地にレーズンとピーナッツが刻まれずごろっと入っていてそれをオーブン皿に大き目のスプーンで「ぼたっ、ぼたっ」と置いていく感じ。割と大き目で焼きあがってもかりっとしきれていなくて中心がややしっとり今で言う「たまごぱん」にちょっと食感が近かったような気もします。

更に思い出していくと
・経済の面からバターは使わずマーガリンで作ってくれていた
・オーブンは「ピース天火」というガス台の上にのせて使うタイプのもの。下火がいつも強かったためオーブン皿に触れている部分が結構焼き強めだった。
・レーズンが刻まずに入っていたので表面に出たものがぽろっと落ちたり、焦げたりしていたことがあった。刻んだ方が美味しかったかもしれない。

など、いろいろなことを思い出します。

家計をやりくりしながら、お金をかけず工夫して色々作ってくれた数々、今の私の知恵の源になっているのかも知れないです。

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