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「ごま」で思い出す「めちゃくちゃ美味しかったもの」

私はポッドキャスト「料理が楽しくなるラジオ」という番組をやっています。最新回は「練りごまの使いみち」がテーマでした。

リスナーさんからのリクエストで「練りごまを手軽に使うおすすめ方法」をいくつかお話しています(手っ取り早いのは味噌汁など)。収録前に簡単な段取りを作るのですが練りごまを使ったもので美味しかったものをいろいろと思い出していました。

その中で思い出したのが「あんまん」
そう、中華蒸しまんじゅう「肉まん、あんまん」の「あんまん」です。
私は昔大手の料理教室で講師をしていたのですが毎年冬の鉄板・大人気教室は「肉まん」のクラスでした。白菜の甘みやジューシーさが何とも言えない。具がたっぷりの肉まんの回はキャンセル待ちが毎回出るほどでした。

そんなジューシー肉まんの陰に隠れるようにも見える「あんまん」も実は絶品だったのです。
研修で初めて「手作りあんまん」を作り、食べた感激は忘れません。

市販のこしあんに、砂糖、黒練りごま、ラードが入ったものを熱を加えて練るのですがごまとラードの油分で黒々つやつやです。

生地に包んで蒸し上げると、濃厚な甘さとごまの香りのあんが生地を割るととろけるように出てくる、本当に感激のおいしさでした。

ああ、今思い出しても食べたい。

中華デザートで「ごま」といえばもう一品思い出すのは「蜜汁元宵」
黒ごまと砂糖で作ったあんを入れた白玉団子にシロップがかかっているのです。そのシロップは桂花陳酒(白ワインに金木犀を漬け込み3年間熟成させた果実酒)入り。なんとも甘く、オリエンタルな香りでごくシンプルな摺った黒ごまと砂糖入りの白玉が本当に特別なデザートになる感じにも感動しました。

料理のいいところって本当にいかようにでもできる、というところです。ごくごく手に入りやすい材料でも作れる世界がとっても広い。飽きないです。※画像:ちらし寿司のすし飯にもごまは欠かせません。

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