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高齢親の「食欲」はメンタルが9割(ぐらいだと思う)

以前高齢親の「食欲について」書きました。
うちは75歳を過ぎたくらいから食が細くなってきました。今回はあくまで私の体験ではありますが「高齢親の食欲増進にできること」について書いてみたいと思います。

うちの場合の「食欲が出やすかった」例(遠距離介護時)

1.旬の果物を用意
うちは「果物好き」です。持参したり、送ったりしていますが「旬」のものは色、香り、実際の味も含め「その季節ならでは」のニュース感があります。パーッと顔が明るくなり「食欲ないわ」と言っていても必ず食べます。
果物自体も食べるし、気分が引っ張られるというかその後の食事も進みやすいです。

2.盛り付けを工夫
以前ある勉強会で「食欲を感じるのは視覚の影響が最も大きい」と学んで
改善してみました。
・皿・器も選ぶ
・彩りがなるべく良いように
・ドーンと盛りすぎない
ちょっとしたことなのですが、例えば煮物や卵とじなどにちょっとした「緑(きぬさやとか大根の葉を細かく刻んでとか、三つ葉とか)」でぐっと彩りがアップするようなところを大事にしています。
そして「一緒に食べる」。これもとても効果があります。

3.小さくてもイベント感を出す、プロセスをチラ見せする
「いつもとちょっと違うものを登場させる」ということです。例えば煮た小豆を持参して「今からおはぎ作るよ」とか「ホットケーキミックスもらったからこれでホットケーキを焼きましょう」とか「このホウレンソウはごま油で和えてビビンパにしてみるよ」など。「何を作ってるの?」みたいな関心を持ってもらって作るプロセスもチラ見せするとうちの場合は珍しがって好評です。

4.地味に活動量を増やす「音楽祭り」
基本的に活動量がある方、運動できる方はそもそも食が進みやすいと思います。ですがうちは歩行を含め運動というのも難しい面があります。そこで時々ですが「音楽祭り」を開催。とはいえただスマホからスピーカーで親の好きな音楽をBGMにする、というもの。もともとコーラスをやっていたので気分が良ければ歌います。歌うとエネルギーを幾分通常より消費するのでその後の食が進みます。今までの感じだとベストは「百恵ちゃん祭り」。「山口百恵ベスト」をかけます。さすがは国民的スター。ほぼすべての曲を親も知っているし「いい日旅立ち」など歌詞をよく覚えています。そのほかですと「徳永英明」さん「オフコース」、「さだまさし」さん「井上陽水」さんなどが良い感じ。

と、うちの例を書きましたが、体調に問題がない限りほとんどの場合「気分が明るくなるかどうか?」にかかっている印象です。「気持ちと食欲」深いなあ、と思う今日この頃です。

画像は「桃」。今の季節、フルーツ界のゴールデンシーズン。メロン、スイカから桃~梨~葡萄の最盛期へと1年で最もバラエティー豊かな季節だと思います。

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