寒がりのやせ我慢

「そろそろ冬だな」と感じ始めると、毎年どうしてもやりたくなることがある。
皆さんは、もうお家で暖房をつけただろうか？

私は、まだ一度もつけていない。
…そう。寒くなると無性にしたくなること。
それは、「暖房をつけるのを我慢すること」だ。
私はとても寒がりなのだが、自分がどこまで耐えられるかやってみたくなる。そしてそれは、昨年から目が飛び出るほど値上がりした光熱費への、密かな抵抗でもある。

風が冷たくなってくると、暖房を我慢する前に、まずは手始めの試練。
「トイレの便座を暖かくするのをどこまで我慢できるか」
実は、これはだいぶ早い段階で挫折してしまった。
便座が冷たいと、なんだか侘しい気持ちになる。
１０月にはもうつけてしまった。

そして今、暖房はまだ辛うじてつけないで済んでいる。
暖かい部屋着を着たり、その上にウルトラライトダウンを着たり、暖かい素材の靴下を履けば、まだまだ全然しのげる。
そして、暖かい飲み物を飲むのだ。
今日は、人から頂いたいいデカフェコーヒーが身体に沁みた。いいデカフェコーヒーは、後味がちゃんとコーヒーで本当にありがたい。（なぜデカフェかというと、夕方以降カフェインを摂取すると眠れなくなる体質だから）
室内が寒いと、コーヒーもより美味しいのだ。
１２月までは暖房をつけないのが目下の目標だ。

…そして、ここまで暖房をつけない努力を書き連ねた私は、浴室の予備暖房はちゃっかりつけているのだった。