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【世界遺産検定】2級合格体験記

こんにちは、山藤あるとです。

私事ですが、先日CBT試験で世界遺産検定2級を受検して、無事合格しました。

そこで今回は、受検してみての感想等を残しておきたいと思います。


受検の経緯

もともと、世界遺産にはなんとなく興味がありました。

テレビ番組できれいな風景等を見ると、感動していたりする程度でしたが、世界遺産検定の存在を知ってからぼんやりと受けてみたいとは思っていました。

一度は受検しようと思って、公式テキストや過去問集を買って勉強していましたが、いつ受験するというのを決めずにやっていたので、ずるずるとなんとなくテキストを読むという時期が続いていました。

ちょっとしたきっかけもあって、この機を逃すといつ受けるか分からないと思い、すぐ次の検定を受けると決めて早速申し込みしたところです。

合格体験記

学習に使用した教材

世界遺産検定の学習に使ったのは、公式テキストと過去問集、それから公式のYouTube動画です。

公式テキストについては、隙あらば読めるようにと電子書籍で購入しました。

過去問集の方は紙の書籍しかなかったのもありますが、紙の方が問題を解きやすいかと思って紙の書籍を購入しました。

学習方法

基本的には、公式テキストを何度も読むというのが中心でした。

最初は手応えがなかなかなくて苦労しましたが、何度も読んでいるうちになんとなく見たことがあるのが増えてはきました。

その頃、今さらながら公式でYouTubeがあるのを知ってどんなものがあるのか眺めていたところ、各級の学習アシスト動画もあることに気付き、早速閲覧しました。

公式YouTubeでは、遺産ごとに動画で解説してあるものもあり、それも日本の遺産や過去問で出てきたものを中心に閲覧しました。

それから、過去問も直近の過去問集に載っていた3回分を解きました。

最初に1つ解いたときは合格点が取れず、間違えたところをテキストに戻って復習し、正解とは違う選択肢に関連する遺産についてもなるべくテキストで確認しました。

テキストを通読して流し読むこともあれば、過去問や動画に出てきた部分だけを読むこともあるといった感じです。

振り返ってみて

もっと早くやってもよかったかなと思ったのが、過去問を解くことと公式動画を見ることです。

過去問は早めに1度解いてみるのがおすすめ

公式の2級テキストをある程度通読してから過去問を解いてみようと思ったのですが、テキストを読んでもなかなかひっかかってくれるものがなく手応えの少なさに苦労していました。

そこで、1冊の過去問集の中に2級の問題は3つ入っていたので、どんなものかとその中の一番前に実施された回を解いてみました。

過去問を解いたことで、どういう感じで出題されるのか、どういうところが出題されるのか、どれくらいの精度で覚えておかないといけないのか、などを体験できたことがその後の学習にも影響を与えました。

そういうのを踏まえてテキストを読むと、あの選択肢はここの言葉を使っていたのか、とか、過去問の中で聞かれていた部分だ、とか自分の中で何かしら基準というか、知識がひっかかる枠のようなものがうっすらとできたような気がします。

過去問の選択肢はテキストベースの表現を使っていることが多いので、テキストを勉強していれば点が取りやすいように問題が作られているように感じました。

もっと言うと、不正解の選択肢も、テキストの中から持ってきてあるため、どの選択肢もなんとなく見覚えがあるものがそろっています。

そのため、良く言えば、他の遺産の説明だとはっきり分かると明確に判定できますし、悪く言えば、なんとなく見たことある程度で正解することも難しいです(それこそ単なる運)。

特に、日本の遺産は割と細かいところまで問われている印象です。
出題頻度が高い反面、しっかりと学習しておく必要があると思います。

また、過去問を複数解くと、頻出の問題があることに気付きます。
そういう部分は記憶に残りやすいですし、形を変えて出題される(同じ遺産の別の構成資産のことを問う等)こともあり、テキストを見直す優先順位も高いと思います。

そういう視点をもってテキストを読むと、ひっかかるものが増えるため、テキストでの学習に手応えが出てきました。

いわゆる、出題の傾向を掴むとその後の学習計画というか方針がつかみやすくなるので、まずは1度解いてみて、出題傾向を掴んでほしいと思います。

余裕があれば、直近の過去問集だけでなく、もう少し前の過去問集に手を出してもよいとは思いますが、直近の過去問集の方が重要度は高いですし、少なくとも直近の分だけはやったほうがよいと思います。

動画で学習するのもおすすめだがメインはテキスト

動画については、ある程度テキストを読んだ後だったこともあるかもしれませんが、見ると結構記憶に残りました。

もともと知らないことを学習しているため、固有名詞が出てきても思い浮かぶものが何もなく、これもひっかかりが少なかった要因の1つかなと思います。
(特に、世界遺産はその性質上、固有名詞がとにかく多い笑)

動画を見ると、テキストの言葉だけでイメージしていたものに映像がくっつくので、その後の学習にもよい影響がありました。

ただ、あくまで過去問は公式テキストをベースに問題が作られていると思われるため、動画のみの学習はあまりおすすめしません。

選択肢を判定する際にはテキストの表現をベースに判定する方がスムーズにいくと思いますので、やはり学習の中心はテキストです。

テキストの表現を記憶に残りやすくするために、動画で裏付ける、補強するといった感じがバランスがよいと思います。

下記の記事は、公認会計士の短答式試験の話ですが、同じ選択式試験ということもあって、考え方は応用できると思います。

まとめ

・学習は公式テキストが中心
 公式テキストの表現を使って選択肢が作られていることが多い
 誤答の選択肢もテキストから作られていることが多い
 テキストの表現を軸に判断できるようにしたい

・公式過去問集で出題傾向を掴む
 正解の選択肢以外も見直すことで手を広げていく方が知識がつながりやすい
 頻出問題は形を変えて続けて出題されることもある

・動画学習は効果的だが補完的に
 映像でみると掴みやすいので、見ること自体はおすすめ
 テキストの学習を補完するために動画を見る方がよい

世界遺産のテレビ番組もありますが、テキストに載っていない遺産を扱うこともあるので、あまり検定学習向けではないかもしれません。

個人的にはあまり重視しませんでした。
それよりも、この遺産といえばこれ、といった遺産とキーワードをセットで覚えるものの数を増やした方が、検定対策としては有効かなと思います。

番組自体は検定とは関係なく非常に興味をひかれるので、これからもコンスタントに見たいと思っています。

みなさんも世界遺産検定受験してみませんか?

世界遺産検定は、世界の多様性を学ぶ効果的なテーマであり、大人の教養としてとても魅力的だと思っています。

世界遺産はその映像を見るだけでも感動するものが多いです。

ただ見るだけでも世界遺産のすばらしさは十分味わえます。

世界遺産に興味を持ったら、ぜひ世界遺産検定も受けてみてほしいです。

私も学習を続けたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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