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Smart相談室の原点、私の原体験

進み出した思い

お陰様でサービスのフィジビリティが進んでいます。詳しくは下記サイトをご確認ください。

このサービスは私の原体験が元になっています

私は、これまでのマネージメント経験の中で、離職率の高い状態を作り出してしまったり、ビジョンを上手く浸透されられなかったり、自らがみんなに厳しく接してしまったりしました。そのような組織状態の中では、メンバーがストレスを抱え不調をきたすという当たり前のことを勉強しました。また、事業が順調に推移している中でも、悩みを抱えたり、体調不調になってしまうことがあることも経験しました。これらの活動の中での経験が原体験になり、Smart相談室は生まれました。

そもそもメンタルヘルスに向き合う必要がある

精神疾患患者数は、平成14年258万人、平成29年では400万人を超えており、中期的に見て増加傾向にあります。
(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html)
2018年、コロナ前は、【職場ストレス】仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合が多く、2018年では 58.0%の方が仕事にストレスを感じていました。
(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/20/)
2020年、コロナ禍では、+プライベートな原因でストレスを感じるようになっています。2020年51%がコロナに関連する不安、ストレスを感じており、(内15%は「過敏に感じた」)その不安の原因は、「自分や家族の感染」「自粛等による生活の変化」「自分や家族の仕事や収入」となっています。
(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15766.html)
*「新型コロナウイルス感染症の流行によってメンタルの不調を訴える人が増加」と言われる部分です

社会的な問題として取り組みが進められています

このような状況に対して、政府は、メンタルヘルス対策、心の健康確保の対策として、ストレスチェック制度導入、産業医面談の実施、ハラスメント窓口設置義務、などを行い、企業も従業員をサポートする意識が高く、相談窓口設置、ストレスチェック、産業医面談、個人のコンディションがわかるツール導入、などを行っています。マネジャー、経営者として、それぞれの施策を導入し、運用にも積極的に携わってきました。

当然必要なこと・・・、でも、もどかしさもありました

マネージャー、経営者として、従業員のメンタルヘルスをサポートする目的で、「数値の悪化を確認する」、「産業医との面談を設定する」ということを実施してきました。当然必要なことです。でも、もどかしさもありました。

立場上、オペレーションの構造上の問題もあるかもしれませんが、私が対応するケース、カウンセラーによる対応を望むケースなどでは、既にメンタル不調に陥ってるかもと思われるメンバーが相当数おり、面談時も、時短勤務や休職、配置転換、負荷軽減などの対応策をイメージしながら話を進めるケースが多かったのです。

どうにか、そこに至るまでの段階で、何らかのサポートが出来ないか?

そう思うながら、面談をしていました。Smart相談室がメンタル不調になる前のサポートを目指しているのは、この思いが強いからです。

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ちょっとモヤモヤしたくらいで話してみなよ。どんなことでも話してイイよ。まずは、話を聴くよ。

メンタル不調に陥ったメンバーの話を聞くと、はじめは調子悪くなかったとのこと(当然ですが)。ちょっとモヤモヤしたことはあったけど、相談する程のことでもないし、相談しようとも思わなかったと。でも何かのきっかけでモヤモヤが複数になったり、その中の一つが大きくなったことに、いきなり調子が悪くなったと多くのメンバーがいいました。そして、調子が悪くなった当初は、調子が悪いこともわからなかったと・・・。更に、共通して、

あの時(ちょっとモヤモヤした時)に、誰かに相談してたら違っていたと思う

と言います。でも、実際は相談できないですよね。そんな習慣ないですし、どこに相談して良いかわからないですし・・・。こんな状態に対して、Smart相談室が相談にのる、話を聞く、ことが出来たら良いなぁ、と考えています。下記図の「これぐらいで相談」のタイミングで、Smart相談室に相談です。

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どうにか、そこに至るまでの段階で、何らかのサポートが出来ないか?(再掲)

私の原体験から発生している課題感を、Smart相談室で解決できたらいいなぁ、と考えています。まだまだ改善が必要な段階で、より価値を提供するために必要に応じてピボットすることもあると思います。でも、私の思いは強く、「Smart相談室」を通じて、社会に新しい価値を提供し、1人でも多くの従業員の方が笑顔になるように、そっと背中をおして行く、そんな活動をしていきたいです。







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