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20200821*人の積み上げた石を叩き崩す地獄のやついたよな

(20200821)
なんかいたよな。地獄に落ちた人間は、何個だったか忘れたけど石を積み上げなくちゃいけなくて、でももう少しで完成って頃に鬼みたいなやつが金棒で、人間が必死に積み上げた石をちょんとやってゼロにするやつ。地獄の住人は泣きながら石をまた1から積み上げる。でも崩される。永遠に続くループ。

会社にそういう上司がいるんですね。前々から話が通じないのはわかっていたのだけど。提出物があって、関わる人たちに確認を回して、もちろん経過報告もすべて上司にしてた。毎回OK出てたんですよ。
で、来週月曜にじゃあみんなで詰めの作業をしよう、というところまでいったんです。上司と仕事をすると話が通じないことが多いからここまでくるのも必至だったんだけど、あぁようやく出口の光が見えてきたかも、という矢先。

上司「これさ、遠慮して作ってる?」

?????

上司「いや、前にやってくれた〇〇のときとか、もっと攻めた案出してたから、なんか遠慮してるのかなって」

私「遠慮は一切してません」(怒りで目を合わせられないので書類を見て)

上司「そう?」

私「どういったところに遠慮を感じますか?これは、××っていうコンセプトのもとでこういうデザインを使用していて…」

上司「いや、遠慮してないならいいんだけどね!なんかやけにキレイな仕上がりだなと思っただけ。(キャッチコピーを謎の音階に乗せて)××~♪ じゃ!」

おおおおおおん!??
まず、これは仕事です!上司として不満があるなら進行中にその都度言え、1回1回メールや打ち合わせで報告連絡相談したはずだ、今言ってもどうしようもないだろうが、クライアントの確認やら関係者の確認やらが全部1度済んだこの状況でひっくり返すつもりか?あと、感情で仕事すんな!てめぇの好き嫌いだけで仕事すんな!てめぇが派手な企画が好きとかしらんわ!

例えば。私たちがお菓子のパッケージデザインの仕事をしたとする!(やったことないけどこの例しか思いつかないすみません)そしたら我々に関わる人間は、パッケージデザインを作る我々チーム、中のお菓子を作るチーム(←ここがクライアント)、お菓子を置いてくれる店舗チーム、お客さんと4チームある。(実際は営業さんとかもっとたくさんいるけど、まぁざっくり)
そしたら!この4チームにそれぞれの思惑が発生する!それぞれの思いを全部汲んだものを作りたいが、実質不可能だ!人が何人おんねんって話だからな。だが!我々パッケージチームは、クライアントの伝えたいことをうまく形にしようと努力し、同時にお客さんの心に刺さるものを目指す必要があるんだ。広告で使用するモデルさんにも気を配りつつ、どうしたらお菓子がおいしそうに見えるか、クライアントは中に入っている塩を押したがっているがそれを全面に出すのは果たして売上アップにつながるのか?塩を全面に押したものとお客さんに受けそうなものを数種類ずつ作って提案して時に説得して……とこうだ!1個の商品が世に出されるまでには、いろんな人間の汗と涙なしでは語れぬドラマがあるのだ!それを!!!あいつは!!!!!出口が見えそうな、つまりパッケージが写真仮あてでほぼ出来ていてモデルさんとスケジュール調整してじゃあ来週撮影ですねよろしくお願いしますってなった今この時にだ!!!!!!!

上司「これさ、遠慮して作ってる?」

おおおおおおん!??
私は一刻も速くここを去る準備を進めなくてはならない。心が持たない可能性が高いからだ。

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