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努力の仕方について、【前書き】

生きることは、「辛い」ことの連続で出来ています。
「諦め」とは、「辛いの連続」に屈したときの、心の区切りだと思います。
「人生」とは、「諦め」との付き合い方を学び、「諦めない」を知ることなのかもしれません。

諦めないの起点

2011年3月11日、僕は京都で東日本大震災を体感しました。
まるで、大きな船が波を受けた時の、心地悪い揺れが止まりません。
電柱の間では、電線が縄跳びのように円運動しているように見えました。
私は、得体の知れない、大きな不安を感じていました。

その後、日本は幾度も災害に襲われてきました。
菩提寺を母体にした支援活動を通じて、Facebookで知り合った草野紀視子さん。
NPO法人有明支縁会の代表で、支援を息長く続けるその活動に「もの凄い熱」を感じています。
私はいつか、彼女を題材にした、長い記事を書こうと思っています。

「緊急事態宣言の夜に」

2021年2月25日に発刊されたさだまさし さんの新刊です。

この本の238頁

2018年10月21日
広島県坂町
ギターを持って再訪

この章を読み進め、1頁をめくった中程に
NPO法人「有明支縁会」が精霊船を作り、小屋裏地区で精霊流しを行った事が書かれています。
僕は、草野さんから、小屋浦地区で行われる精霊流しに「縁」をいただき参加しました。
ただ、草野さんから「さだまさし さんが小屋裏で支援コンサートを行うこと、精霊流しをすることは、絶対に口外しないで」と釘を沢山刺されていました。
その後も日本は災害に襲われ続け、その理由を聞く機会を逃していましたが
「緊急事態宣言の夜に」に、草野さんに聞き忘れた理由が書かれていました。
あれから、3年以上経って、草野さんの被災地の人々を思う気持ちに触れ
久々に、暖かい涙が溢れました。

僕の「諦めない」は実を結ぶのだろうか

僕は、今、若い仲間と、新しい仕事を始めています。
Webデザイナーの伊藤さんは、モデルのプロと多彩です。
多分、親子以上の年齢や仕事の経験などにギャップを感じていて、意思疎通が上手くいかないと感じるようになりました。
僕はこの時、年齢差のギャップを埋めることを「諦め」ました。
そして、一人の人として伊藤さんと向き合い、僕の仕事に対する「熱」を伝えることにしました。
「熱」は年齢を超えて伝わるもの
僕はそう信じて、伊藤さんへ「熱」を送ったのです。
感性の鋭い伊藤さんは、僕の「熱」受け取ってくれたようです。
その日、伊藤さんとの仕事のシンクロが始まりました。

昨日、大手の広告代理店の競合を制して
大きな新しい仕事が決まりました。

現場で、彼女にそれを伝えたとき、きれいな瞳が笑ってくれました。
僕がそう感じたただけかもしれません。
でも、確かに車輪が動いた一瞬でした。

昨日、行った商品撮影で一コマです。
伊藤さんが、マスクのモデルを進んでやってくれました。
僕は、彼女が”その道のプロ"であることの「熱」を
受け取った一瞬でもありました。


これからの執筆活動の前書きとして

生きることは、「辛い」ことの連続で出来ています。
「諦め」とは、「辛いの連続」に屈したときのこと。
そんな時は、自分の「熱さ」に思いは馳せてみてください。
学びは足りているだろうか?
弱さを隠さず素直だろうか?
前向きな思いはまっすぐだろうか?
実現への「熱量」は足りているだろうか?
「熱」は、空気や水を伝わり、必ず伝播します。
Internet回線をも超えて伝わります。

「人生」とは、「諦め」の視点を変えて、
足りない学びを補い
弱さを晒し
後ろを向かず
熱をこめて
伝え続けることで、新しい展開になるものです。
「諦めない」を知るとは
簡単なようで、とても難しく、自分の思いの竈に薪をくべて
自分の熱量を高くすることです。
そこから、きっと何かが変わり始めます。
僕は今、そう感じ、動き始め、書き始めています。

2021年3月7日
燦慶丸


もし、貴方の心の薪が足りないならば
「薪が足りません」
と、声を上げてください。
そこから、何かが始まります。

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