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相手の長所に目を向ける〜調和こそが美しい〜

自然栽培の畑にはさまざまな特徴をもった異なる生命が、それぞれの特徴を活かし助け合いながら暮らしています。


実に多様性に富んだ場であり、自然界の理(ことわり)の中ときに宇宙の営みを感じさせてくれます。


私たち自然栽培農家に任された仕事は、この場のお世話と学び。
このエネルギーに満ち溢れた場に生きることで多くのことを学びます。


私たちはこの学びを自分たちだけの宝物とすることを望みません。
自然界から分けていただく恵みは、皆に等しく分け与えていただくものだからです。


木心を汲む


木々の一本一本のもつ雰囲気や形といった、異なる個性をしっかりと見つめ、どの場所にどのように植えてあげると健やかに栄え、相互に助け合える環境になるのか。


畑や庭では「木心を汲む」ことで美しい調和が生まれます。
人と人との関係にも同じことがいえるのではないでしょうか。


人と人との関係


自分の個性と、誰かの個性。感性、価値観。
似ている部分もあれば、全く違う部分もあります。
まるごと認めて一緒に過ごしてみる。
ときに戸惑うことは少なくないです。


だからといって決して相手に合わせ続けていくのでもありません。
でも、相手には自分には無い長所が必ずあります。
そうした相手の長所に目を向けていくことで心は養われ、豊かで、美しく調和した人間関係が生まれるものです。

今日も宇宙が平和でありますように。合掌。

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