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yenta がつくりだす偶発的な出会い ~広い視点が得られる対話の仕方~

yenta を利用して、様々な人と出会い世界の拡がりを実感された立教大学研究生の張 莉莎さん。張さんの出会いがどんなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、 yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。

”知らない”を知ると、人は成長する

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イェンタさん:
張さんの自己紹介をお願いします。

張さん:
日本語読みでチョウ リサと申します。立教大学の研究生です。今後は 4 月に中国へ戻って、教育関連の仕事につきたいと考えています。

イェンタさん:
日本にいらっしゃる前は、どんなキャリアだったのですか?

張さん:
親のすすめで四川科技大学に入学し、E コマースについて勉強しました。卒業後は事務の仕事で 3 ~ 4 年間働きましたが、他のことにも挑戦したいと思い、25 歳の時に退職して、日本語学校のビザを申請しました。

イェンタさん:
日本にいらしてからは、どのように過ごされたのですか?

張さん:
半年間、日本語学校に通いました。日本のドラマやアニメが好きで観ていたので、日本語の聞き取りができることから、進学クラスに配属されました。クラスメイトは進学を目指していたので、周りの影響を受け、日本の大学院に進学しようと思い、立教大学の経営学に入学しました。元々中国の大学で教師の資格を取得したり、塾講師のアルバイトをしたり、学生と接点を持つうちに仲も良くなったりしたので、自分は教育が向いているという認識はありました。そして、大学院で本や論文を読むうちに、採用・評価・研修の視点から教育の研究したいと思いました。

イェンタさん:
なぜ採用・評価・研修なんですか?

張さん:
成人の場合、外的環境と内的環境から影響があり、教育をほどこして変化させることが難しいです。そこで有効なのが成人発達理論です。人には物事を認知する能力があり、その認知できる能力のレベルを意識段階と言います。成人はその意識段階が高まると成長すると言われており、それができるのが人材開発だと思います。
認知していないことを認知する非認知能力は最近注目されていて、非認知能力が上がれば、認知能力も比例して上がります。というのは、非認知能力が高くなると自分が足りない部分に気づく知性が育ちます。そうすることで不足分を補うようになり、認知能力も総じて高まるのです。

対話で広がる既知の領域

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イェンタさん:
張さんが yenta を使い始めたきっかけを教えてください。

張さん:
2018 年 11 月頃に使い始めました。会った方やご紹介いただいた方から、学校や本だけでは得られない知識を教えてもらうことができました。やはり学校だけではなく、実際に会って話さなければわからないこともあると思いました。

イェンタさん:
使い始めるきっかけは何だったんですか?

張さん:
Facebook の広告で見ました。卒業論文を書くために半年程人にインタビューをした経験があり、人と話すことが面白いと感じていました。人と会える、話せるツールがあるといいなと思っていた頃に広告を見たので、使ってみようと思いました。

イェンタさん:
人と話すことが面白いと思われたポイントは何だったのでしょうか?

張さん:
インタビューをしていた時に実感しました。後で録音を聞いて文字起こしをしますが、その時に会話では聞き逃した部分を再確認できます。人は言葉やジェスチャーなども情報として会話を読み解いていますが、言葉は多分 3 ~ 4 割くらいしか聴き取れていないと感じます。もう一度聞くと、もっと深い情報があります。また違う相手が同じ言葉を使って話しても、表情が全然違うのでそれも面白いと思いました。

イェンタさん:
yenta 以外のマッチングサービスも使いましたか?

張さん:
マッチングアプリを使いましたが、目的が違うと話が合わないですね。マッチングアプリは婚活とか恋活が目的なので趣味の話が中心で、仕事の話はあんまり話さないです。あと学校や企業のイベントにも参加しましたが、学校だと新しい人に出会えませんし、企業セミナは一方的に情報を吸収するだけで、物足りなさを感じていました。

イェンタさん:
実際に yenta を使ってみていかがでしたか?

張さん:
活きた情報交換ができますね。自分が知らない話は相手に聞けますし、自分の知っている話は伝えることができます。また自分が知っている分野の話も新しい考え方や価値観を得ることができます。1 つの価値観は 1 つの点ですが、多くの人と会って様々な価値観を得られると、点の数が増え、そうすると面積が増えたり密度が高まりますよね。自分の考え方や重要性が開けた感覚があります。

“相似” と “相違” を知ることで、自分と相手の位置がわかる

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イェンタさん:
張さんは広い視点を持つことの重要性や、増やし方を感覚的に理解されているんですね。どこで学んだのだのでしょうか?

張さん:
いろんなものを見た経験があるからかもしれません。振り返ると、最初の頃は自分の世界に閉じ込まっていたのが、様々な価値観に触れて、開いた感覚があります。大事なのは自分と相手の “相似” と “相違” に気付くことだと思います。自分が知識を得られないと思う相手も、拒否してしまうと相手を知ることができません。“相似” と “相違” の部分に気づいたら、自分と相手の位置が見えると思います。

イェンタさん:
張さんからみて、面白いと思う人はいらっしゃいましたか?

張さん:
面白いと思う基準が違うかもしれませんが、私の面白い基準は自分と相違の部分を持つ人です。どんな人も必ず長所と短所があるので、相手のいい部分を発見するのも面白いと思います。

イェンタさん:
会って話すことの良さはありますか?

張さん:
1 対 1 はいいですね。yenta のイベントも参加したことがありますが、人がたくさんいて 1 人あたり 10 ~ 20 分ぐらいしかお話できず、ちょっと足りないなと思いました。1 対 1 の方が深く話せます。

イェンタさん:
yenta みたいなサービスは日本以外の国でも必要性が高いと思いますか?

張さん:
日本以外の人にも必要だと思います。非認知能力が無いと、生きる意味を認知できないと思います。お金や地位のためだけに生きるなら、もしお金も地位も手に入れたら「次はどうしますか?」と問いたいです。会社はやり方だけを教えて、「なぜやるのか」、「どういう成果が得られるのか」、といったことはあまり教えてくれません。これから経験を積んでいく立場からすると「これはやっても大丈夫か、意味があるか」という疑問を持ちながら取り組むことになると思います。

イェンタさん:
中国でもそういう傾向がありますか?

張さん:
学生時代は感じました。特に高校は試験対策が中心で、たくさんの問題を与えられます。私は高校 3 年生の時は殆ど塾には通っていません。中国では、技術と体育の特待生は専門知識・技術があれば、成績関係なく、大学に進学できる制度があります。

イェンタさん:
yenta ならではの良さってありますか?

張さん:
審査があることですね。自分が登録した時はすぐに審査が通りましたが、他の方で 1 年くらい審査が下りない方もいました。ちゃんと審査しているんだなと思いました。あとは yenta の運営会社が面白いですね。yenta のイベントでのスタッフさんと会い、人事に興味があると伝えると新卒の説明会にお誘いいただきました。会社の人も面白いですし、雰囲気もよくて、ああいった会社に入りたいなと思います。

イェンタさん:
最後にまだ使ってない人へのメッセージはありますか?

張さん:
いろんな方にお会いできます。境遇が似ていても、成長環境が全く一緒の人っていないんですよね。たくさんの人と出会うと、自分の考え方や視野が全部拡大されるんです。実はすでに yenta を友達何人かにも、おすすめしました。

張さんの yentaの使い方

これまでのマッチング数、興味ありされている人数

張さん

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多い時はどれぐらいの人に yenta で会いますか?

張さん:
これまで 1 年間使って 20 人にお会いしました。

マッチングした後はどのようなアクションをしてますか?

張さん:
自分から連絡します。時間と場所が合えばお会いします。

yenta について


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