見出し画像

課題と意見を素直に話す。助成金・補助金サポートツール開発のきっかけ。

Yenta を利用して出会い、実際にお仕事につながった株式会社セームページの高木さんとフリーランスの吉田さん。出会いから半年後、高木さんが手がけていた助成金・補助金支援事業の価値を向上させる、業務ツールを吉田さんが開発。その開発過程をお聞きするなかで、見えてきたのは Yenta での出会いが生んだ新しい可能性でした。

事業を担える仕事仲間を探していた

ー お二人の自己紹介をお願いします。

高木さん(TOP画像左):
株式会社セームページ代表の高木です。会社は今年で 9 期目です。セームページ以外にバングラデシュ法人と、国内で 1 社、計 3 社を経営しています。バングラデシュで求人サイトを立ち上げたところから事業を多角的に展開し、荷物預かりサービス「Tebura」、一時クローズ中ですが仮想通貨「NinjaCoin」、レンタル EC、補助金申請のサポートなどやっています。

吉田さん(TOP画像右):
これまで業務改善のコンサルティング、事業開発とシステム管理を経験し、マネジメント、CTOなども務めてきました。2021 年 3 月から、10 年ほど働いたベンチャーとの雇用形態を週 3 日勤務の契約社員に変更し、その傍ら個人事業主として働いています。

ー 早速ですが、おふたりが Yenta をお使いになられたきっかけを教えてください。

高木さん:
当時、僕は EC 開発事業の技術者リーダーが必要だと感じていました。CTO か PM を採用するために、採用チャネルを検証していて、Yenta はその 1 つでした。出会った方のお話を聞いてみて、弊社と合いそうであればお誘いしたいと思っていました。採用につながれば良いなと言う感じで使っていました。

画像2

吉田さん:
Yenta ができたばかりの 2016 年から使い始めていて、当時の記憶がおぼろげなのですが、友達を増やしたかったんだと思います。実際に友達が作れましたし、仕事仲間も見つかりました。実際にたくさんの出会いを体験して、今でも使い続けていますね。


ー おふたりの Yenta での出会いについて教えて下さい。

吉田さん:
マッチングした後、高木さんからメッセージを頂いて僕は高木さんのプロフィールを見て、高木さんがいろんな活動をされているので、面白い話が聞けそうだと思いお会いしました。

画像1

コロナ渦の中だったので、オンラインでランチミーティングをしました。お互いの自己紹介と最近抱えているプロジェクトの話をして、高木さんが助成金・補助金支援事業を始められたタイミングだったので、僕が何かお手伝いができそうだと感じました。「またお話させてください」と言って、その1週間後にミーティングすることにしました。


初対面で話した事業と異なる事業でビジネスが進展

ー その後は、どのようなお話をしたのですか?

吉田さん:
2 回目のミーティングでは、高木さんが助成金・補助金支援事業の協力関係にあった申請サポートコンサルタントの品質などに課題があるとお聞きしました。一度その現場を見たいと思い「もしよかったら、見学させてください」とお伝えしました。

高木さん:
吉田さんの誠実な人となりと分析スキルが良いと思っていたので、同席をお願いしました。
助成金・補助金のコンサルテーションは、スキルが属人的で再現性が低く、審査員の価値観が審査に影響したりと、品質管理が難しい。審査に落ちても修正箇所が明文化されない。そういった曖昧さを乗り越える必要があり、吉田さんとなら解決できそうだと思いました。

吉田さん:
同席後、3 回目のミーティングをして、僕の正直な感想をお伝えしました。コンサルテーションについて議論した後、僕から情報の「可視化」と「分析」を提案しました。前者は、評価軸をビジュアル化して、まずはクライアントに現状を正しく理解してもらうことが狙いです。後者は、助成金・補助金審査が通りやすい事例の分析をして、傾向を掴もうとしました。具体的な技術も含めて提案しました。

高木さん:
吉田さんから色々な提案を頂き、実験的な取り組みを一緒にすることになりました。お会いしてから様々なお話をしてきたので、信頼関係が築けていたと思います。

画像3

ー 今回開発したツールについて、お聞かせください。

吉田さん:
まずは審査に受かった人の数字や追うべき目標の可視化に取り組みました。そうすることで、クライアントが納得感を持ちながら取り組んでいける環境を作りました。
また実際に作ったものには、ロジスティック回帰分析と主要素分析などを取り入れ、より精度の高い分析を可能にしました。

高木さん:
補助金審査が合格だった会社のタイトルや業種・実現頻度データも紐付けました。そうすると傾向が見え、目指す方向と申請時の修正箇所がわかるようになりました。このコンサルテーション方法は、弊社の差別化につながっています。もっと事例を取り込んで、データを蓄積して、精度をあげていきたいですね。

ー 今後のビジョンについてお聞かせください。

高木さん:
今は中小企業の補助金予算が今まで以上に増えています。1度審査に落ちた事業者さんに、僕たちのツールを使ってコンサルテーションをしたところ、再度審査を受けて合格されるという事例も生まれてきています。補助金を必要としている多くの中小企業にご活用いただいて、結果を出せたらいいですし、このツールが後世に残るようなものになっていけると嬉しいです。


自由な意見が言えて、スキルを試せた

ー Yenta を実際にお使いいただいて、いかがですか?

高木さん:
Yentaは偶発的なものですよね。目的が制限されていない。だからつながりが長く続いたり、当初想定していたこととは違う形になるケースが起きるんだと思います。

吉田さん:
Yenta でお会いした方とは相性が合えばそのままつながりますし、今すぐにはお互いにとって何かできることはなくても何かしら学びはあります。まず一度会ってみることが大事だと思います。その様な気軽なアプリなので、通常の友達付き合いよりも言いたいことは言いやすいと思います。だから僕も高木さんに、顧客訪問に同席させてもらったり、その感想を素直に言えたんだと思います。

また僕の立場から言うと、自分がやってきたことをYentaは試せる場でもあると思います。お話をお聞きして、解決策を考えたり、実際に作ってみたりして。自分の能力を試せる場って、実社会ではなかなか機会が無かったり、リスクを取りづらかったりします。 Yentaは、それを試せる場ですね。

お二人のストーリーに関するリンク


Yenta について


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?