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南里のエンニュイレポ⑫「いつまでもカップから出されないティーバッグ」

※↓この記事は今年の3月に寄稿してもらったものです。

【エンニュイレポ】

恐ろしい惨劇が起きているウクライナ情勢下の世界、
西村賢太の死
最近は気の滅入ることばかり起きている。
コロナの後遺症。壊れたおもちゃみたいな空咳。視界も世界も狭く、年が明けてからはほとんどの時間をベッドの上で過ごしていたような気持ち。いつまでもカップから出されないティーバッグ。

そんな状況のなか、エンニュイの2月公演の観劇をしてきたので感想を書こうと思う。

今感想を書いているのは歓迎して直後というわけでもなく2週間ぐらい経った後。

観てすぐのときは構造上の分析とか、そういうことを考えていたけど正直今となっちゃどうでも良くなってしまった。

別にこれは悪い意味で言ってるわけではなく、かと言っていい意味ではないが、俺みたいなダボが頭良さげなことを垂れたところで、誰の心もワクワクさせない。

そして今となっちゃ、俺の心もワクワクしないって話。

これは内向きの話で血が滲むほど矢印が自分の方向に向き過ぎているから、話をもとに戻すと、エンニユイの2月公演は面白かった。

後付けだとどうとでも言えるから、やはりなにも頭良さげなことをいうつもりはないけど、視覚的にも聴覚的にも、いろんなところに意識を向けられる楽しさがあったし、驚かされるところもあった。

途中だれても、長谷川さんだからここからなんとかするだろうという安心感もあったし、出演している俳優陣は皆よかった。(特にゲストの二人はバチコーンとハマっていた。)

みんな死ぬ時に、この演劇に出たことを思い出すんかなぁ。

出た数がいっぱいあると一つの演劇のことだけ思い出すのかな、それともAmazon Primeのおすすめをスクロールした時みたいずらっとでてくるんかなぁ(Netflixは入ってないんでわかりません)

俺も6と7月公演に出させてもらったけど、俺は思い出すな。でも俺は2月公演の方が好きかもしれない。

でも今の俺は、次何かしらに呼んでもらった悪い方に転じたとしても、より良いものができるとなんとなく思う。負けないぞー(なんちって)

↑レポートを書いてくれと言われて自分のことを書く恣意的野郎はレポ業界から追放しましょう。

まとめ:
言葉捻り出さなくても、no topicでレポートを書いても別に演劇自体の価値は損なわれないからそんな感じで、2月公演、面白かったです。以上。


南里ラクト
https://twitter.com/ice_lacto_


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