見出し画像

ほとんどヴィーガンとして暮らす、食べる、生きる

ほとんどヴィーガンになった理由

ロンドンへ留学行った時、お肉が安くないことと、手軽に調理できる薄切り肉が売っていないこと(ブロックばっかり)、フラットメイトがベジタリアンだったこともあり、物理的にお肉の調理がしづらい時期を経験しました。この時期に徐々に、環境問題を引き起こしている畜産業や、食べられる命の取り扱い方(動物福祉)のことも気になり始めたのがきっかけでした。

帰国後は、実家にいたこともありお肉を食べていましたが、実家を出てから家では一切お肉を使わなくなりました。Rは外ではお肉を食べますが、家では食べないし、調理もしません(お肉を食べたければ自分のお金で、というルール)。

最初は外食でスープに入っているのは仕方ないとし、固形の肉だけは避けたり断ったり人にあげていましたが、いまは、外食ではヴィーガンかベジタリアンの食事があるところにしか行きません。私が作るときはほぼヴィーガンの和食が多いのですが、Rが作ってくれるイタリア料理の場合は、チーズが欠かせないので、チーズだけはいまでも食べているし、外食した際のデザートの乳製品やカフェでの牛乳が避けられない場合もあるので、「ほとんど」ヴィーガン(ベジタリアン)なのです。

ヴィーガン料理の工夫

1. 牛乳から豆乳へ

Rと私は、お互いコーヒーと紅茶が欠かせないのですが、暮らし始めてからすぐに牛乳から豆乳に切り替えました。豆乳は牛乳に比べすっきりとした味わいになるので、私たちはいまではすっかり豆乳ファンに。料理やお菓子に使う生クリームもいまは豆乳クリームを使っています(スーパーの「サミット」に売っています!)。

2. お肉から豆腐や大豆ミートへ

実際、ヴィーガンで検索するとたくさんのレシピが出てきますが、まずはお肉を使って作っていたこれまでの料理を豆腐に置き換えることを始めてはどうでしょうか?

肉の代わりに厚揚げ豆腐を使うと、野菜だけの食感に少し違う食感が加わりおいしいです。とくに、にんにくやしょうが、みそ、しょうゆなど、味にパンチのきいたものと合わせて全体を味付けするとコクが出ておすすめです。最近では、そぼろ状になっている大豆ミートや、ヒレ肉風に切られている大豆ミートもあるので、常備しておくと便利です。

3. 洋食から和食をメインへ

これは、フィンランド出身でヴィーガンの同僚に教えてもらいました。「日本食はヴィーガンしやすいよ。みそやしょうゆはヴィーガンだよ」と。言われてみれば、そうでした。日本食は欧米の料理のようにお肉あまり使いませんが、魚は避けるのが難しいですよね。でも、たいていの場合は、昆布としいたけのだし汁をきちんととれば、コクのあるつゆや煮物を作ることができます。切り干し大根も便利。ヴィーガン食が中心になってから、乾物が手放せなくなりました。

4. 買うから、自分で作るへ

2020年は、料理に加え、食べるお菓子も自分で作ろうと決めました。
ほぼ、毎週末、その週に食べるお菓子を焼いています(太るかも…)。レシピは、海外のヴィーガンレシピだったり、日本のレシピだったり。

これまでに、パンプキンジンジャービスケットを作ったり、

画像1

ココアパウンドケーキ

画像2

など。今後も焼くのが楽しみです! いつかパンも自分で作りたいなーと思っています。ちなみに、パンは探せばバターを使っていないシンプルなバゲットもありますよ。

そして今週は、初めてのヴィーガンキムチ作りにも挑戦! 出来上がりが楽しみです。

画像3

キムチはプラスチックゴミがでることだったり、増粘剤などの添加物が気になりしばらく食べていなかったのですが、Tokyo Vege Lifeさんのレシピを参考に作ってみました。中華から和食、洋食、スイーツまでたくさんのヴィーガンのレシピがあるので、とてもありがたいです!

ヴィーガン80% ベジタリアン15% ペスカタリアン5%

総じて、現在はお家ではヴィーガンとベジタリアンの半々で暮らし、外食で選択肢のない場合はお魚も食べることがあります。なので、ヴィーガン80%、ベジ15%で、ペスカタリアン5%という感じかな。

今後、絶対ヴィーガンになる! と決めて頑張っているわけでもありませんが、ヴィーガンが主食になると、だんだんとお魚も受け付けなくなってきました。とくに生魚…。今までは大好きだったのに、いまはちょっと生臭く感じてしまうので積極的に食べなくなりました。

私は、「誰がどのように育てた命か知った上で、感謝しながら命をいただく」ということを一番大切にしていきたいな、と思います。現状は、それができないからヴィーガンやベジタリアンになっていますが、基本的には持続可能な方法で小規模でローカルに育てられた牛や動物の命をいただくのは、地球への負荷を考えても小さいし、むしろ土地が豊かになるのであれば良いことですよね。でも、残念ながらそういった酪農・畜産はほんのわずか。

実はRのお父さんは、広大な土地で化学物質や抗生物質などは一切あたえない方法で牛や羊を育てています。そんなふうに育てられたお肉なら食べてもいいかな、と思いますが、きっと葛藤すると思います(お肉食べてないって言ってるのに食べちゃった、とか、味が好きになってずっと食べたくなったらどうしようとかいろいろと…)。

でもあまり周りがどうこうと気にせず、体にも優しく、おいしいものを食べていきたいと思います。

ちなみに、お野菜は東京の里山で有機農業をされている「あした農場」さんから定期的に送っていただいています。めずらしい品種や在来種、おっきくて味の濃いお野菜をプラスチック包装なしでいただけます。ぜひお試しくだだい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?