【トレキャOBOG訪問 vol.11】100%の努力が財産になる。 動画クリエイター / 春日啓花さん
こんにちは!
女子大生、女子高生マーケティング集団【Trend Catch Project(トレキャ)グループ】のゆっか、はるかです🐈🐾
社会で活躍されている人生の先輩方にOBOG訪問をして、学生に向けて発信する「トレキャOBOG訪問」!👏
第11弾は、動画クリエイターとして活躍中の春日啓花さんにお話を伺いました!✨
春日啓花さん プロフィール
福岡県出身。大学在学中から客室乗務員として勤務。結婚を機に退職し、歯科助手、大学で英語の非常勤講師を経て、現在は2児の母として子育てをしながら英語学習アプリ「POLYGROTS(ポリグロッツ)」のオンライン講師と女性向け動画メディア「C CHANNEL」で恋愛動画クリエイターとして活躍。フリーペーパーでのコラム執筆も行なっている。
憧れのCAから動画クリエイターへ。きっかけは“環境の変化”
ー なぜCAになろうと思われたのですか?
もともと英語が好きで大学時代も学んでいたので、それを活かしたいと思ったこと、話をすることが好きだったので、人とコミュニケーションを取れることができる仕事がしたかったんです。あとは、女子力を上げたかったという背景もあります(笑)。
中学生の頃からずっと、「素敵な結婚生活を送りたい」という夢があったので、出会いの機会があって女子力も上げられる仕事といえば、接客業であるCAだと思ったんです。
ー CAになるために、具体的にどのようなことをしましたか?
まずは、語学力を上げることに励みました。英語を必死で勉強しましたね。
あとは身長が制限ギリギリだったので、定期的に整体に通って体の歪みをほぐしていました。CAは体力勝負なので、体力をつけるためにとにかく歩くようにしていました。
他にも、大学では教授補助をして、人前に立つことであえて緊張する空間に身を置くようにする、福岡ソフトバンクホークスのマスコットガールをやったりなど、目につきやすい履歴書にするためにとにかく面白くしようという工夫をしていました。
ー 相当の努力が実って、念願のCAになられたのですね…!
憧れを現実にした春日さんですが、どうして現在の動画クリエイターになろうと思われたのですか?
正直、自分でも動画クリエイターになるとは思っていませんでした。SNSや自撮りもずっと好きじゃなかったんです。
結婚を機にCAを辞めて、子育てをしながら夫の家業を継ぐために移住しました。
その際に自分のアイデンティティが一気に崩れてしまって…。「私はこのままおばあちゃんになってしまうのかな」と考えた時に、すごく恐怖を感じたんですね。
置かれた環境でまず私にできることは「英語を活かすこと」だと思い、大学の非常勤講師になりました。やりがいがあってすごく楽しかったのですが、子供とスケジュールが合わなくなってしまって。その時に、自分の思い描いていた生活とは違うことに気づいたんです。
何か個性を付けなければフリーランスの英語講師にはなれないと思い、動画の投稿を始めたのが、今の仕事のきっかけです。英語ネタやCAネタ、モテテク動画を撮影していたのですが、なかでもモテテク動画を撮るのが一番楽しかったんですよね。
ー 環境の変化が、春日さんのキャリアを変えるきっかけになったのですね。
そんな春日さんにとって、人生のターニングポイントは何ですか?
田舎へ移住したことですね。もし都会に住んでいたら、「動画クリエイターになる」という選択肢はなかったと思います。一生、専業主婦として生きていこうと思っていたので。田舎での生活を経験したからこそ、今の自分があるのだと感じます。
ー トレキャにも、女性のキャリアに関心のあるメンバーが多いのですが…。春日さんから見た、トレキャの印象を教えてください!
“羨ましいな”というのが第一印象です。インターンシップとサークルのハイブリットみたいなイメージを持っていますね。
サークルっぽい活動なんだけど、実際にやっていることはインターンシップくらいのことができている印象があります。私たちが学生の頃にはこのような団体がなかったので羨ましいし、トレキャのような環境で学生生活を送った方たちが、将来どんな風な大人になるのかすごく楽しみです。
「人との関わり」が仕事の喜び。100%の頑張りが繋がっていく
ー 様々なお仕事を経験されてきた春日さんが、仕事をする上でやりがいを感じる瞬間はありますか?
CAをしていた時は、お客様とお話している時間がとても楽しくて。一番思い出に残っていますね。
フライトは初対面のメンバーと飛ぶのですが、初対面でどうコミュニケーションを図っていくかを常に考えていたので、うまくいった時は「自分のスキル上がったな」と達成感がありました。
英語講師の経験は、「教える」とか「伝える」ことが好きなのだということを気付かせてくれました。
講義のために何日もかけて準備してという事を繰り返しながら、生徒をどうやって攻略していくか考えるのがやりがいでしたね。最初は全然話を聞かなかった子が、関係を築いていくうちに気持ちが通じていくんです。そういった講師としての仕事がとても楽しいので、今も続けています。
動画クリエイターの仕事は、フォロワーさんのリアクションやコメントなど、自分が当たり前にしていた言葉の言い回しなどを「面白いね」と言ってもらえるのがやりがいです。
ー 人との関わりのピースとピースが合った瞬間に喜びを感じている印象を受けました。
春日さんが、働くうえで大事にしていることがあれば教えてください。
何事も、後悔がないように取り組むということをすごく大事にしています。
失敗からも吸収できることってたくさんあるので、怖がらずに自分からガンガンいくこと。これは今でも心がけています。
若い時は恥ずかしさの方が大きかったりするのですが、年を重ねるにつれて良い思い出になっているのって、過去のキツかった経験だったりするんですよね。そういった過去を乗り越えたことが、自分の糧になっているな、と感じます。
年を重ねてからも失敗や緊張できるって私は幸せだなと思っているので、そのような場面があれば自ら飛び込むようにしています。
ー 辛い時や困難に直面した時、どのように乗り越えていますか?
大学生の時にエアラインスクールに通ってたんですけど、その時の先生が言っていた「自分が100%頑張っていたら結果が悪くても後悔しない」という言葉がすごく大きくて。
その時はCAになりたい一心だったので、「何言ってるんだろう」って思ってたんですが…(笑)。今振り返ってみると、頑張っていれば一見悪いように見えることも、全部今の自分に繋がっているという意味だったんだと気付きました。
それからは、辛いことや困難なことも全部「必要なことだ」と思えるようになったので、「こんな辛い時期になっているけどどう乗り越えていこうか」と考えるようになりましたね。
ー 将来、インフルエンサーとして活動したい学生もいると思うのですが、SNS運用のコツやアドバイスがあれば教えてください。
私が気をつけているのは、第一に見てくれている人のメリットを少しでも盛り込むようにすることです。
自分は何者でもないので、ただ私生活を切り取って発信しても興味を持ってもらえないと思っています。私はエンタメをメインコンテンツに運用しているので、エンタメに少しの有益性を持たせることを意識しています。
第二に、最初から完璧を求めず、やりながら研磨していくことです。
最初から完璧にブランディングして成功している方は、本当に一握り。投稿しながら、おかしいなと思ったらそこを変えていくというやり方で良いと思います。
自己ベスト更新へ。何かを始めるのに、遅いことはない
ー 今後もインフルエンサーとして活動を続けていく予定ですか?
活動のやり方に変化はあるかもしれませんが、何かを教えたり発信するということは、できる限り続けていきたいと思っています。
ー 最後に、この記事を読んでいる学生へアドバイスやメッセージをお願いします
就活や将来を決めるにあたって、自分がなりたいと思ったものになれる保証はないじゃないですか。必ずしも、頑張れば夢が叶うかどうかもわからないし、努力が報われるかどうかもわからない。ただ、頑張らないと報われることはないんです。
たとえ失敗しても、そこで頑張れたことって絶対に財産になるし、頑張っていればきっとどこかで繋がっていくので、腐らずに突っ走っていただきたいと思います。
あと、何かを始めるのに遅いことはない!と身をもって感じているので、自己ベストを更新し続けてどんどん輝いていただけたらと思っています!
まとめ
最後は、春日さんと一緒にCAポーズ!🐈🐾
「客室乗務員になる」という夢を叶えてからも、様々なキャリアを経て現在は動画クリエイターとしてご活躍されている春日さん。「今できること」を常に考え、後悔のない人生を歩もうとされているのが伝わってきました。
「客室乗務員、インフルエンサーになりたい!」「女性のキャリアに興味がある」という学生のみなさんにとっても、参考になる点が多かったのではないでしょうか👀✨
春日さん、トレキャOBOG訪問へのご協力、ありがとうございました!🐈🐾
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