【トレキャOBOG訪問 vol.7】新しいことに挑戦し続けたい。 マーケター / 鈴木 健さん
こんにちは!
女性マーケティング集団【Trend Catch Project(トレキャ)グループ】のゆっか、あみです🐈🐾
社会で活躍されている人生の先輩方にOBOG訪問をして、学生に向けて発信する「トレキャOBOG訪問」!👏
第七弾は、ニューバランス ジャパンでマーケティングを担当されている、鈴木健さんにお話を伺いました!✨
鈴木 健さん プロフィール
1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し、現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。
(引用元:https://agenda-note.com/member/?id=13)
キャリアストーリーを描きながら、新しいことに挑戦し続ける
ー 鈴木さんが、学生時代に意識されていたことはありますか?
「何か新しいことをやりたい」という思いがあったので、常に新しい経験をすることは大切にしていました。
大学では旅行サークルに入っていて、周りの人にたくさん影響を受けていましたね。勉学の点では、英文科に進んだので英語はちゃんとやろうとしていました。
ー 転職はある種リスクを負うものだとも考えられますが、転職という決断に迷いはありましたか?
もちろんリスクはあります。ただ、若い頃の方がリスクが軽いと思っていたので、最初の10年は思ったように転職をした方がいいと思っていました。
勤めている会社の仕組みがある程度見えてきて、自分のやりたいことがその中になくなったと感じたら転職を考えます。
ただし、何も考えずに転職するのはNG。転職した経緯を説明できないのもNGです。後付けでもいいので、キャリアストーリーがある方がいいですね。
ー 「好きなことを仕事にする」ということに対して、鈴木さんが個人的に思うことはありますか?
「好きだからあえてやらない」という人もいますが、ものの考え方や価値観は、仕事に影響すると思っています。もっと言うと、ストレスを感じない、長時間できる仕事を選んだ方がいいと思います。
好きなことを仕事にするメリットは、勉強するのが苦にならないこと。
いずれにせよ、ポイントは「めげないこと」ですね。向いていないと思ったら、諦めるのも悪くないと思います。ちなみに、僕がマーケティングを好きだと感じたのも、この職種に携わるようになって大分後になってからです。
社会にとって役立つ存在でありたい
ー 鈴木さんが仕事をされていて、やりがいを感じる瞬間があれば教えてください。
「自分が好きでやっていることを、相手に喜んでもらえた時」です。誰かに影響を与えられた時は、「仕事をしていて良かった」と思います。
例えば仕事でプレゼンをする時も、チームのメンバーが自分たちなりに考えて、フィードバックをしてくれると嬉しいですね。僕が考えていることが伝わっていたんだ、と実感できるので。
ー 相手に伝わっていると感じることが、仕事のやりがいになっているのですね。
鈴木さんにとって、「働く」とはどのようなことだと考えていますか?
「自分が持っている個性が社会に役に立つ」ということ。
自分の存在そのものが社会的にもうまく貢献できて、その見返りとして報酬をいただくというイメージです。
ブランディングとは ”個性”。アートとサイエンスの融合
ー 現在、トレキャはグループでも個人でもブランディングに力を入れているのですが、ブランディングに興味のある学生に向けて、何かアドバイスはありますか?
ブランディングの領域は、アートとサイエンスが繋がっていると思っています。
アカデミックというよりも、"個性"なんですよね。人間はそれぞれ違うので、個性は分解しにくいんです。
友達をスペックで選ばないように、ブランドもベネフィットで選べない。人に好かれる個性があることで、愛着が湧いたり好きになったりするものです。
ブランドも同じで、それをコミュニケーションやビジネスに活かすのがマーケティングやブランディングの仕事です。ブランドがなぜ好かれるのかという分析、つまり「Why?」の部分が、サイエンスに当たります。
商材やサービスの魅力(Why)を、適切に伝えることがブランディングであるとイメージしてもらえると、分かりやすいかと思います。
ー サイエンスの部分を伝えるのが、マーケティングの役割なんですね。
マーケターに向いている人の特徴や、必要な素質はありますか?
誰でも向いているとは思いますが、しいて言えば以下の3つの要素です。
①想像力
②新しいルールを作ることができる
③めげない
①について。想像力とは、他人のことを考える、思いやる気持ちのこと。マーケターの多くは、相手のことを考えられる、想像力のある人が多いです。
②に関して、ある程度の法則はありますが、当然うまくいかないこともたくさんあります。新しい変化に対して、自分なりのルールを作れる人は強いですね。
②に関連するのが③の要素。マーケティングはとにかく失敗が多いので、諦めずにPDCAを回せる人が向いています。
ー マーケティング職に興味がある、将来マーケティングに携わりたいと思っている学生に、鈴木さんからアドバイスはありますか?
マーケティングに興味のある方は、ぜひ周りに対する興味を持つことを意識してみてください。
あらゆることに通ずるのですが…興味のあることをやっているうちに、不思議なことに人生が良くなっていくものです。
また、近年では理数系の基礎知識が徐々に求められる傾向にあると感じます。例えば、「AIをどう使っていくか」といったテーマ。サイエンスの部分も最低限必要になってきているので、ベースとなる基礎知識を身につけておくといいかもしれません。
次世代のマーケター支援へ
ー ブランドマネジメントなどを通して、顧客とのコミュニケーション設計をされてきた鈴木さん。今後も、マーケティングの分野で仕事に携わるご予定ですか?
今後は、社外(マーケターキャリア協会)での取り組みも通して、若い世代の支援ができるような機会を提供していきたいと考えています。
Web広告研究会でも、活動を通してネットワークを築いています。そのような繋がりが、マーケターの皆さんにとって今後の仕事にも活きてくると嬉しいですね。
ー 次世代のマーケターが活躍できる場も増えそうですね。
最後に、この記事を読んでいる学生へメッセージをお願いします!
この数ヶ月で世の中の動きも変化したことから、これまでとは違うビシネスの在り方、生活になっています。このような状況から、物事をしっかりと見極めることをおすすめしますね。
今後、これまで以上に個人の自由と責任のバランスが求められてくる時代になってきます。個性や自由であることが良しとされる一方で、リスクや責任も大きくなる。
ただ組織や政府に従うのではなく、何事も「自分ごと化」して行動してみてください!
まとめ
鈴木さんと一緒に、「N」ポーズ!
これまでの経験から得たものをビジネスにも活かし続けている鈴木さん。今後も、若手マーケターの支援などを通して業界全体を盛り上げる働きかけをされる予感…!
「広告業界、マーケティング職に興味がある」という学生のみなさんにとっても、参考になる点が多かったのではないでしょうか👀✨
鈴木さん、トレキャOBOG訪問へのご協力、ありがとうございました!🐈🐾