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『小田分校×PASSLABO×エールラボえひめコラボ企画』が開催されました

2023年3月17日に『小田分校×PASSLABO×エールラボえひめコラボ企画』が、愛媛県立内子高等学校小田分校で開催されました。今回の記事では、このイベントについて報告をいたします。


PASSLABO代表の宇佐見天彗さん

今回講師として登場いただいたのは、PASSLABO代表の宇佐見天彗(うさみすばる)さん。地元 香川県高松市の高校に通いながら、東京大学に現役合格したという経歴を持っています。実はこの進学経験から、身をもって「都会と地方の教育格差」を痛感したという宇佐見さん。

「教育における“当たり前”のレベルの差を感じました。大学受験環境を例とします。都会の進学校に通うと先輩に東大・京大などの難関大学に合格した人が多数いて、もちろん周りの友人も難関大志望のため、自らも高いレベルに挑戦しようと思えますよね。挑戦し続けられる可能性が高い環境が自ずと出来上がるんです。一方で地方は、県内の進学校に通ったとしても、難関大学に合格した先輩は少なく、目指すような友人も同様に少ないため、途中で諦めてしまう可能性が高い環境だといえます」。この教育格差を是正したいと、PASSLABO代表として教育の道へ進むことを決意をされたのです。

今回のコラボ企画が実現したのは、「YouTubeでは届かないような、地方の学生のみなさんに直接エールを送りたい」という宇佐見さんの想いから。今回舞台となった「小田分校」は小さな集落のなかにありながら、「起業家教育プログラム」や学校設定教科「探究」の授業を実施するなど特色のある高校です。一人ひとりが熱い想いを持っている小田分校の生徒のみなさんに、あたたかいエールが届けられました。

【スケジュール】


  • 14:45~15:35
    ・講演会
    ・PASSLABOの取組紹介、小田分校生へのメッセージ、記念撮影

  • 15:35~15:50
    ・移動・休憩

  • 15:50~16:50
    ・座談会
    ・宇佐見さんと小田分校生とのざっくばらんな意見交換

【講演会】


まずはアイスブレイクとして宇佐見さんの自己紹介から。「自己紹介スライドのなかで、1つ真実じゃないものがあります。それをみんなで当ててみてください」というゲーム感覚で楽しめる内容に、生徒のみなさんも思わず笑顔。

同級生たちと話し合いながら正解を見つけていきましたが、結果として正解したのは一緒に参加していた「いっちゃん先生」でした。

アイスブレイクの問題で正解した「いっちゃん先生」

講演会のテーマは「人生の岐路に立つ君たちへ」。

高校1・2年生は最後に自分を変えられるチャンスの期間。この大切な2年間こそ人生を変える生活をしてほしいという想いが込められています。まずは、宇佐見さん自身の中学生・高校生時代の歩みを振り返りました。

この講演会のなかで宇佐見さんが一番伝えたかったのは、「奇跡は起きるものではなくて、自分で起こすもの」ということ。小さな奇跡を起こすために、置かれた環境で最善をつくすことが大切だといいます。

「自分なりにがんばれることを見つけましょう。地方だから情報が手に入らない、切磋琢磨できるような仲間がいない。そんなマイナス面を見てしまう人が多いけど、そうではなくて、今置かれている環境のなかで何ができるのかを考えて自分で殻を割っていってほしいです」。この言葉に生徒のみなさんも心を打たれたようで、キラキラとした眼差しを向けていました。

【座談会】


宇佐見さんと座談会参加してくれた生徒6人

後半は、宇佐見さんと生徒6人(1年生4人、2年生2人)による座談会。自己紹介の後、大きく分けて3つのテーマで進んでいきました。講演会のおかげで全員がリラックスした状態だったこともあり、たくさんの意見が飛び交いました。

テーマ1「今の環境は、ぶっちゃけ恵まれていると思う?」

宇佐見さんからのこの質問に、生徒6人全員が「恵まれている」と回答。座談会を見学していた先生たちもうれしそうに微笑んでいました。

恵まれている理由として挙げられたのは以下。全員がこの環境を心地よく思っていることが伝わってきました。

  • 自然に囲まれていること、寮の環境が整っていること

  • 県外からも人が集まるのでいろんな経験・考えを知ることができ、視野が広がっている

  • 先生や地元の方々との距離感が近く、大人に助けられている環境がある

  • 少人数制なのでクラスメイトの仲がすごくいい

  • 地元生・先生・寮生…、学校も地域も全部がやさしくてあたたかい

  • 少人数という限られた人間関係が自分に合っている

テーマ2「とくにいいなと感じる環境は?」

テーマ2では、テーマ1の内容をさらに深掘りしていきました。ここで挙がったのは以下の内容です。

  • 承認してくれる環境(がんばっていることを応援してくれる)

  • 放課後の教室など、一人で自分自身と向き合う時間・環境がある

  • 少人数だからこそ、どんなことでも相談・質問できる

自分の置かれている環境について改めて理解することができたようです。次のステップとして、勉強において、その環境のなかでどのように最善を尽くしていくかを考えていきます。

テーマ3「勉強・進学のために、新しく作るべき環境を考えよう」

テーマ1・2で出てきたことを振り返りながら全員でディスカッション。そのなかで生まれたのは、「同じ志を持っている仲間(ライバル)を見つけて高め合う環境」でした。ライバルがいるからこそ目標が生まれて、がんばる糧になるという意見が多く出たのが印象的です。

「ライバルを決めて先生にだけ報告してみるとか、勉強・進学のためにいろんな挑戦をすることが大切。“ライバル”をテーマに、みんなで1個施策を考えて実践してみましょう」という課題を与えてもらった生徒のみなさん。これからどのような変化を見せていくのかが楽しみです。

【参加者の感想】


いくつか感想を紹介します。

  • モチベーションについてなど、いろいろな意見が聞けてすごく参考になった。

  • 勉強にいい印象はなかったけれど、周りの声を聞いて前向きになれた!

  • 自分の知らない一面に気づくことができた。これからも自身の分析をしていきたい。

  • 講演会・座談会って堅苦しい印象があったけど、全く違って驚き。楽しかった!

  • 日々の勉強に早速生かしていきたい

  • みんなで話し合うことで、いい区切りとなった。いいスタートをきれそう。

勉強に対してさらに前向きになったという意見が多くありました。今回の経験が、参加者それぞれの考える機会になり、勉学に対する視座をより高めるきっかけとなったことでしょう。

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