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YELLOW
2022年12月15日 21:21
日夏・真汐・空穂の3人を「わたしたちのファミリー」としてクラスの女子たちは寵愛している。この3人の間での出来事や心理描写がずっと続いていくのだが、びっくりすることに、それらのほとんどが「わたしたち」、つまりクラスの女子たちによる妄想でしかないということがあっけらかんと書かれている。悪びれもせず書かれている。物語の中にもう一つ物語があるような感覚に陥った。寓話的でありながらも、現実味が見え隠れする感