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こころの健康

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YeKuが作成した「こころの健康」に関するエッセイ記事をまとめます。
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2024年5月の記事一覧

社会不適合者というレッテルへの反論

病気などでメンタルダウンしている時、「社会不適合者」という言葉が脳裏を過ぎることがありますよね。私も経験があります。 こんなことで働けなくなる私は社会不適合者なんじゃないか、とか。 人間関係がうまく行かない時、私は社会不適合者だ、とか。 自分を責める言葉として、社会不適合者という言葉を使いがちな気がします。 でも個人的に、社会不適合者という言葉は、どうも都合のいいレッテルでしかないような気がしています。 今回は反論してみるつもりで、ChatGPTに定義をたずねました。

自分に優しくするのがなぜ良いことなのか【セルフ・コンパッション】

セルフ・コンパッションは、近年注目されている自己メンタルコントロール技法です。 その名が示す通り、自分に対して優しくすることを主旨とします。 この技術は、「自分自身に対して、友達に接するように優しくすること」や、「苦しい時、自分だけが孤独に苦しんでいるわけではないこと」、「マインドフルネス」といった要素で成り立ちます。 自分に対して、友達に接するように優しくするなんて、少しびっくりするでしょうか。 常に自分に厳しく、人生を努力と忍耐で乗り切ってきたような方からすると、

うつ病や適応障害からの職場復帰は、焦らず、一歩ずつ

現代社会では、多くの方がメンタルヘルスの問題に直面しています。 特にうつ病や適応障害により休職されている方々は、早く復帰したいという強い焦りを感じることがあるかもしれません。 しかし、こうした心の健康を損ねている状態にあるとき、最も大切なのは、自分自身と周りの状況を正確に把握し、適切なタイミングでの復帰を目指すということです。 厚生労働省の「こころの耳」が提供する「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」には、職場復帰可否の判断基準例が示されています。

心の不調時、精神科・心療内科・カウンセリング、どこに行くか迷ったら?

精神的な不調や心の悩みは、誰もが生涯に一度は経験するものです。 しかし、その悩みをどこで相談し、誰に助けを求めればいいのか、迷うことは少なくありません。 精神科、心療内科、カウンセリングは、それぞれが異なるアプローチで心の問題に対処します。 この記事では、これらの違いと、どのような状況でどこを選ぶべきかを解説します。 精神科 精神科は、主に精神疾患や精神障害を診断・治療する医療機関です。 心や精神の症状を中心に対応します。 例えば、気分の落込み、幻覚、妄想、物忘れ

「うつ病って逃げでしょ?」と言われたら

こんにちは。 私は過去に不登校と引きこもりを経験し、双極性障害と診断されています。今日は、うつ病に対する誤解について、私の経験を交えながらお話ししたいと思います。 「うつ病って逃げでしょ?」こんな言葉を耳にしたことはありませんか? 最近は無いかもしれませんが、こうした心無い認識を持っている人はまだまだ多いです。私も以前、そう言われたことがあります。 しかし、私たちが本当に「逃げ」たいのは、社会ではなく、自分自身の内面に蔓延る絶望や痛みからです。 うつ病はただ気持ちが