北明翰留学日記 #9 ーイギリス生活情報まとめ①学業編ー
大学院生活もすでに8ヶ月が過ぎた.残りの期間が少なくなったことに気づくと突然やりたい衝動に駆られる情報まとめをしてみたいと思う.
大学院生活の感想まとめ
全般
豊富なリソースへのアクセスができたことと,講師に気軽に質問や雑談ができたことで,学びを深めることができた.一貫して言えることは,サポートを求めてくる人には対応するが,助けを求めない人を助けることはないので,自分でいかに情報を取りに行くかが重要.
スケジュール感
3学期制で,クリスマスとイースターに休みがしっかりある.全体として休みが多い印象だった.
特に3学期は修論のための時間で講義がほぼないので,部屋に篭りがちになる.3学期の途中で国に帰る人も多い.
大学のファシリティ
大学の施設は比較的綺麗で,自習室が多い.
日本の大学に比べても,購読している論文誌の数や図書館の蔵書数は極めて多いと感じた.こういうところにお金をかけるのは正しい.
学費
奨学金等の金銭的なサポートがなく,かつ留学生の場合,日本の国立大学に6,7回は通える金額になる.(もっと高い大学もあった)
奨学金は申込がコース開始の1年前くらいに締め切られたり,年齢制限があったりするので,計画的に進めないといけないが,働きながらだとモチベーションの維持が難しい気がする.
講義
座学+セミナー(ディスカッション形式)のセットで,成績は個人エッセイで評価されることが多かった.
講義は整理されており,講義資料と講義の録画がオンラインプラットフォーム上で閲覧できるので,予習復習がしやすい.教科書を買うという行為は過去のものかもしれない.
セミナーは,クラスメートのレベル感によってしまうところがある.特にビジネスモジュールは就業経験のない学生が多く,全然ディスカッションにならないときもあった.
自身の英語レベル
渡英前は合格ラインぎりぎりのスコアだったため,初回の講義が恐ろし過ぎて吐き気を催したが,ドメイン知識があれば十分参加できることがわかった.最初まったく聞き取れなかったインド英語は,今では聞くと安心する.
学業だけでなく日々の生活も含めた体験として非常によい体験ではあったが,学費は決して安いものではないし,物価の高さや円安の影響もあるので,日本からUKに留学する人は今後さらに少なくなるのではないかと感じた.また,卒業後の就業のためのビザについても取得の条件が厳しくなってきているので,留学生からの人気がどうなっていくのかは気になるところだ.
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