「気絶」と「睡眠」は同じでは?と思って考えて答え合わせ
なんとなく,普段いろんな言葉について考えているんですが,その実際をちょっと説明してみようかなと。
取りあげるのは「気絶」と「睡眠」について。浴槽で意識を失い死亡する人の数は年間5000人ほどだそうです(1万9千人は溺死のほかに疾患によるものも含む)。
この「浴槽で意識をなくす」のは「風呂で寝てしまう」と言われますが,実は「気絶」だという話があります。
ところで「気絶」と「睡眠」てどう違うんでしょう?どちらも「意識を失う」という点は共通しています。「気絶」はコントロールできないもので,「睡眠」は(一応)コントロールできるものという違いは思いつきそうです。しかし,運転中のうたた寝のようにコントロールできない睡眠もあります。
上の風呂場の話では風呂場で意識を失うのはヒートショックの一種だとあるので,「気絶」は体への心理的・肉体的ダメージが前提としてありそうです。それなら昔あった「ビートルズのコンサートで熱狂的なファンが気絶した」みたいな話ともつじつまが合います。
さて実際のところはどうでしょう。まずは「気絶」から。
というわけでこれは当たってそうです。
おー,当たってた。どちらも「意識を失う」のは共通していて,「気絶」のほうには外的要因があると。大辞泉の方は十分に書いていませんが,「失神」へのリンクがあることからもそこは分かっていると推察されます。
でも「風呂場で意識を失うのはみんな気絶」とまで言えるのかちょっとよく分かりません(気をつけるべきというのに異論はない)。それなら暑い夏には気温の変化がほとんどないだろうから,減るどころか起こらないような気もします。
ところで扉絵はDALLEに「シンプルなイラスト 風呂場で寝てしまう人」と発注したのですが,命令が悪いですね,はい。
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