舞台「千と千尋の神隠し」を見てきたよ
札幌文化芸術劇場 hitaruで上演されている「千と千尋の神隠し」の舞台を見てきた。
けっこう話題になっていたこともあり,とても期待していた。どこかで初演(いまと違うキャスト)のとき,初日の午前中まで完成だか通し稽古ができなかったというのを見て「こりゃすごそうだ」と思っていた。
実はもともとこういうアニメの舞台化にそこまで期待していなかったところがあったが,ジョジョの舞台を見てかなり良く,期待値が高まっていた。そして,結果としてかなり良かった。
場面転換
いろいろあるけれど,私が特に関心したのは場面転換の美しさだった。アニメやドラマは場面転換はパッと変えられるが舞台だと照明を落とすかどうするかだろう。ミュージカルだと拍手が起こったりするところ?
千と千尋では舞台が大きく回転し,裏側にあるところはたぶん美術・装飾を入れ替えたりしていたように見えた。そして回転することがカメラワークのように生きている感じもあった。
生演奏!
開始前,舞台前面に大きなスクリーンが下ろされていたが,裏でチューニングのような音がたびたび聞こえた。ミュージカルやオペラじゃないんだから生オケは入らないだろうと思っていた。事実,劇中ずっとオケは見えなかった。
ところがカーテンコールに入り舞台背面の一部のカーテンが開くと,10人ほどのオーケストラがエンディングを演奏していた。これにはかなり驚かされた。例えばカエルの足音なんかも演奏していたのだが,これは見えないところでモニターを頼りにやるのでかなり指揮者と演奏者の腕が試されると思う。
もう一度見る?
会場で売られていたリピーターズチケットはかなり悩んだ。いろいろな都合があって今回は買ってないが,正直いまも「買えばよかったなー」と思う。それぐらい満足いくものだった。
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