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洞爺湖マラソン ランナー膝が30kmで顔を出す

洞爺湖マラソンに参加した。結果は4時間56分で自己ベストを更新できた。が,ゴール後の苦しさは一番だったように思う。

地図を見るとよく分かるけど,30キロから完全にペースが落ちた。

何が起きたか,簡単に振り返っておきたい。

当初のプランはキロ6分〜6分10秒で,4時間15分を切ることを目指していた。コーパスは洞爺湖畔を時計回りで2〜3キロ走り折り返して1周するというものだった。予想どおり最初の3キロほどは集団であまり動けずキロ7分前後だった。

集団がばらけてきてからは6分ちょっとで行っていた。10キロぐらいでよさそうなペースで走っている方がいたのでその方に10キロ近く付いていった。13キロぐらいにある唯一の急な坂も練習で走っているぐらいのものでペースは特に崩れずに走ることができた。

今回感じたのはスポンジの効力で,いつもはどう使っていいやらとなってあまり積極的に取らなかったのだけど,普段の練習で汗でメガネがズレることがあり,今回は顔をすっきりさせることができ,メガネも気にならなかった。

20キロぐらいでその方のペースが落ちてきたので追い抜いて設定ペースを保つように走っていた。違和感が出たのは25キロぐらいで,少し左の膝が気になりだした。昨年の北海道マラソンでも暑さや湿度もあったが結局左膝の痛みで途中で止まってしまったので,今回はキネシオロジーテープ(テーピング)をわりと入念に貼って臨んでいた。

それでも6分30秒なら走れないことはないので,4時間30分ぐらいかなと思って走っていた。

しかし,30キロに入ってからどんどん痛みが増していった。32キロからはキロ7分から8分台に入った。今思うとこの時点でかなり痛みがあったので,一度止まって屈伸などして膝を休めたほうがよかったのかもしれない。

その後どんどんペースは落ちていき,40キロを過ぎてからはキロ10分も超えて,大股で歩いた方が速いのでは?と思うぐらいだった(実際歩いている人にも追い越された)。これほど1キロが長いと思うこともなかった。途中の補給もあったけど,終盤はお腹の調子も悪い(気持ち悪い)気がしていた。

ゴール前はどうにか頑張ってペースを上げたかったのだけど,左膝の痛みをかばったのか左のスネと右の太ももも痛くなりはじめ,もうとにかく早くゴールに着きたいという一心だった。

前はゴールしてからも歩けていたのだけど,今回はもうダメでメダルと参加証を受け取って近くの芝生で30分近く動けずにいた。「あー早くアミノバイタルゴールド飲んで回復しなきゃ。あとおにぎり食べないと」とか思いながらもまったく体が動かなかった。

どうにか体が動くようになってからは荷物を受け取り車に戻り参加証の温泉に向かった。受付終了しているホテルもあって時間がかかったけどどうにか入れてよかった。

家に帰るまでのドライブもなかなか辛かったのだけど,帰ってから熱を測ったら37.1℃。あれ?発熱?と思い調べたら体のいろんなところが炎症を起こしているから熱が出るらしい(知らんかった)。とりあえず冷やさないといけないので,どうにか冷やしつつ体を休めた。

ちなみに走行中は合計タイムとペースが出る設定だったのだけど,心拍数はどうだったのかというと,ビックリするぐらい低い(赤)。心拍数は低いけど痛みで足がまったく動かなかったのがよく分かる。

もちろんずっと6分前後で走っていたら分からないけど,心肺のスタミナ面では心配なかったのではないかと思うとやっぱりちょっと悔しさがある。

ただ,30キロぐらいで膝が痛くなるのはどうしていいやら。フォームの問題でもあるだろうけど,昔から柔軟性が低くそれが尾を引いている方が大きいように思う。あと筋力を付けることでカバーできるとも言うので,組み合わせなんだろう。

快適にキロ6分で完走できるようになるのはいつだろうか。

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