290.切らせて骨を断つ！
札幌ライブについて語ろうと思う。11月28日から29日の2日間、札幌ジャムジカで行われるはずだったツーデイズバンドセットライブは、29日の1日のみとなってしまったものの、とてつもないパワーで、ストーリーのあるすさまじいイベントになった！（でん！）
「行けないけど魂とばしておく」
と、気にしてくれたみんなもありがとね。
そもそもバンドセットの遠征ライブは2020年から念願叶ってようやく、という想いの大きさ。なかなか、大人数で動くことは難しかった。
初日ライブできなくなり、そんな中、丈造が言ってくれた。
「路上やろうよ」
まさかそんな提案が来るとは思わずびっくり。
そこからトントンと話が進み、アンプを調達してきてくれたり（砂月ちゃんありがとう）、メンバーみんなに声をかけてくれて「リハの後にインスタライブやって、それから路上やろう」ということに。
タイヘイやあっちゃんをはじめとして、「てめっちゃいいね！やろうやろう！」と前向きに物事を捉えて実行してくれることに「本当に最高の仲間だ…」と終始感激してた。
2日間、ゲスト出演してくれたのはZINくんとUNOちゃん。FKDも動画を撮影してくれたり、その他たくさんの友達を巻き込んで、みんなで2日間を濃密に楽しく過ごすことになる。
「あ、やばい、おれいま最強だ…」と思った。
リハやって、もうみんな少しずつ酒も入ってて、演奏にどんどん遊びが出てくるのも楽しかった。
そのままインスタライブして、弾き語りからはじめて、バンドインして、たくさんの人に観てもらえたのも楽しかった。もはやちゃんとライブだった。
みんなで大通公園に移動して、めっちゃ寒い中、弾き語りはじめて、マイクスタンドないからってみんながかわるがわるマイク持ってくれたり（笑）
みんなが自分の歌を一緒に歌ってくれたり。
少しずつメンバーが演奏に参加してくれたり。
ZINくんが歌ってくれたり。
歌の合間にタイヘイが飲ませてくれたみそ汁がめちゃくちゃうまくて感激したり。
少しずつ人が集まってくれたり。
「最愛」歌ってたら「街が響いてたね」と感想をもらったり（笑）
札幌で初雪が降った翌日の大通公園で、遠くに光るイルミネーションを別世界のように感じながら、”うまく言えねーけどたしかにあるなんか熱いもの”に動かされてものすごくフラットに音楽を鳴らした。
2日目、ライブ本番。
ジャムジカにはたくさんのお客さんが集まってくれた。
この日も、弾き語りからはじめた。元々19曲予定（2日間で38曲予定してた）。最初からセトリ無視の弾き語りラッシュ。「最愛」歌って、「にじみ」で丈造を呼び込む。バンドインしてかました「月がない夜に」。
あの瞬間、あの空間は間違いなく最高に無敵状態だった。
おお〜、こんなふうに熱気が伝わってくることがあったのか、と感じたパワー。みんなで熱を共有していた感覚がすごく気持ちよかった。
バンドセットで数曲やったら、自分がZINくんの曲を弾き始めて、呼び込む。そこからZINくんに交代して数曲歌ってもらう。客席にいても最高。みんなが肩を叩いて「最高！」と言ってくれたり、抱きしめてくれたりした。ずっと夢みたいだった。
それから、またバンドセットでたくさんの歌を演奏した。
アンコールを終えて、また弾き語りをした。
2日分歌うつもりだったから、疲れなんか感じなかった。
終わりたくないとかともまた違くて、もっと先がありそうな感じがして、最終的にタイヘイに止められるまで歌ったのでした（笑）
そして終わった後もみんなの演奏は途切れながら続いていく。
その間物販対応させてもらった。はじめて手渡しされていく新譜「くしゃくしゃに笑えベイビー！」。
このCDがみんなにとって最高の思い出とともに、いつまでもオーロラみたいにみんなの中に溢れますように。
最終的に「締めて！」ということで、最後に弾き語り。
ふと歌いたくなった曲があった。
「i love you」という新曲があった。
はじめて歌詞にストレートに”アイラブユー”と入れたラブソング。
『捨てられたガムの姿/i love you...』からはじまるこの歌を歌って、今日目の前を通り過ぎていったすべての瞬間に愛を伝えて、「もみじの唄」を歌った。
ここまででもうすでにライブ開始から4時間弱が経過し、もうほんとに最後のひとしぼりって感じ。
「いつまでも自分はこうやって歌うことはできないだろう」と思ってしまう。喉を枯らして叫ぶたびにそう思う。いつまでも歌いたい、けど、そうもいかないだろう。だから、この瞬間瞬間に強烈に残るものがありますように。
『あの道に立つもみじ/いまのわたしと同じ』
こうして、札幌の夜は終わりを迎えました。
札幌事変でした。
ジャムジカ、本当にありがとうございました。
そしてたくさんの感謝を、これからの音楽に代えたいと思います。
団体競技が苦手なので、アンチ球技大会だった中学生時代を思い出しながら、いまメンバーとこんな時間を共有できることに心底嬉しく思います。中学生の頃の自分に教えてあげたい。
どんな真っ暗な闇でもやってきなさい！
とてつもない光で切り開いてやるぜ！
アイラブユー！
次はいよいよレコ発！
ドキドキしながら待っておれ！
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