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とあるキャリアコンサルタントに出会った話

騙された話ではない。
ちょうど6年くらい前だったと思う。
海外の大学院や青年海外協力隊に行こうかなと迷いに迷って結局、諦めてしばらく経った頃の話。

仕事と遊びの垣根をなくす」がモットーの東京とハワイでデュアルライフを送っている本田直之さんの本を読んで、共感し、こんな生き方が出来たらなと思いながら過ごしていた。
ちなみに本田直之さんはノマドの走りのような人。

ただし、そんな生活をしたいのであれば、投資かネットでの起業。
投資するといっても悠々自適な生活が送れるほどの資金がそもそもないし、ネットを使って稼ぐ手段としてブログや物販はあったけど、それくらいしか知らず取り組む気力がなかった。

個人的にやってみたいことはあったけど、自分の力で稼げるスキルもない。
このままでいいのかなぁと、もやもやと悩んでた時に一冊の本と出会った。

野津 卓也「キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる」

今があるのはこの本がきっかけ。

なぜ、この本に行き着いたのかはわからない。

21世紀はひとつの企業に縛られて、自分の人生をコントロールされるのではなく、転職含めスキルやキャリアを磨いて、自分の理想の働き方や生活スタイルの軸を設定してゴールを目指す。

自己啓発をかじったことのある人からすれば、現在では知られた考え方だ。

本が出版された2010年代初頭では、まだまだ新しい考えだったように感じる。

「キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる」を読んだ後に、著者である野津さんを調べてみると、たまたま大阪の方ということがわかった。

自分の軸を相談できるということだったので連絡を取ってみた。
そして、初めてセミナーというものに参加した。

内容はライフキャリアについて。本を噛み砕いたような内容だったと思う。

よくある「さわりだけ伝えて、あとは勧誘するだけ。」といったものではなく、少人数のセミナーで熱量のある納得できるものだった。

ただ、その後にすぐ相談に行ったかというとそうではなく、しばらく間が空いた。

頭の中では「このままじゃ変われないんじゃないか?」という考えが、どこかでグルグル巡りだす。

そして、迷いに迷った末に「やっぱりこのままじゃダメだ」と思い、しばらくしてから、野津さんを尋ねることにした。

仕事だけでなく、どんな生活がしたいか、どんな家に住んでみたいかなど、自分のキャリアの棚卸し、やりたいことや得意なこと、自分のミッションを深掘りしながら、自分だけの「ライフキャリアの核」を一緒に作り上げてもらった。

自分だけのレジュメが綴じられており、
迷うことがあれば読み返している。

一部内容ではあるが、
・自分が辛い思いをしたことがあったので、メンタルサポートがしたい。
・個人セッションはもちろん、ヨガや森林セラピストのような人たちと癒や しのプログラムを提供してみたい。
・旅が好きだったし、融合できるんじゃないかと思い、掛け合わせて癒やしの旅なんかも提供してみたい。自分自身も旅のプロになりたい。
など。

そう、この時に設定した軸が今につながっているのだ。

正直、色々なことがしたい性格なのでブレたり、迷ったりすることも多い。

しかし、違う方向に行きそうになっても結局、設定した軸であるこの「ライフキャリアの核」になぜか戻ってくるのだ。

そして、野津さんの営業やセッションスタイルも私のベースになっている。

非効率かもしれないが、強引な営業は絶対に行わない。

自分のキャラクターもあるが、それは自分のポリシーに反する。

そのような形でクライアントを獲得してもお互いにツラいものになるから。

自分のことを気に入って、訪れた人、本当に困っている人だけ一生サポートすることにしている。

まだ達成出来ていないこともあるけど、この野津さんとの出会いが私の人生を変えたといえる。

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