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プレゼンテーションスキルを磨くために落語を聞いてみる

私の仕事の半分以上は講演や研修が占めているため、人前で話す機会はかなり多いです。
対面だと500人の前で話すこともありますし、オンラインの場合だと、目の前にはカメラ一台しかないのに、その先には配信視聴者が1000人以上いるなんてケースもあります。

当然、プレゼンテーションスキルが求められるわけですが、私はもともとプレゼンが得意なわけではありません。むしろ人前ではできる限り話したくないタイプです。

なので、年間100件程度の登壇をしている今でもプレゼンスキルを磨いておかないと不安です。

プレゼンスキルを磨くために何をやっているか?
私の場合は落語を聞いています。

落語は一人語りで聞いている人を笑わせたり、感動させたりします。
しかも”まくら”と呼ばれる前段の話しがあって、本題に入っていきます。”まくら”とは今風の言葉でいえば”アイスブレイク”とも言えます。

落語を聞いていると、間の取り方や抑揚のつけ方などはかなり参考になります。特に、落語は同じ話をいろいろな噺家(落語家)さんがしています。まったく同じはなしなのに、語る人が違うだけでまったく違う話にきこえてくるから不思議です。

人によっては聞き手の語りかけながら、あたかも双方向でのコミュニケーションが成立しているかのようなやりとりもあります。
一方で、活舌は良いけどあまり心に残らないケースもあります。


前座噺なんかはYoutubeでも多くの動画が出ているので、何パターンか聞いてみると「笑わせるときはこんな間」「聴衆の興味をひきたいときはこんな話し方」などがちょっとわかった気になります。

もちろん、実際には私なんかが見ただけではわからない細かいテクニックや熟練の技があるのだと思いますが、色々な情報に簡単にアクセスできる今の時代だからこそ、落語を見て学べることも多いと思います。


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