1部昇格決定!
Hej hej😊
こんにちは!
前回の『言葉にする大切さ』という記事からだいぶ時間が経ってしまいました。
今回は、皆様のおかげで、宣言通り無事昇格した試合を少し振り返りながら、
新シーズンについてのことも書いていきたいと思います!
改めましてタイトルにもありますが、
今シーズンの目標であった『1部昇格を達成しました!!!』
11月20日(土)に行われた試合に、2-0で勝利し、
2022年からスウェーデンのDivision1で戦うことが決まりました!
【昇格を決めた試合】
まず、昇格をかけた試合に至った経緯は、2021年シーズンのリーグ最終成績が
リーグ3位となり、リーグ1位と2位は自動昇格で、3位になったチームは
同じDivision2の3位同士でリーグ戦の末、1位のみが1部昇格を勝ち取れます。
この試合に全てをかけて勝つという強い気持ちは、
選手全員が同じ思いの強さを持って挑んでいたと今でも自信を持って言えます。
最終戦は初戦の結果から、勝たなくてはいけない試合でした。
負けでも引き分けでも昇格は出来ないという窮地に立たされていました。
しかし、その不安はチームメイトが払拭してくれました。
その週の練習では、緊張感の中にも選手やスタッフの笑顔がありました。
高校生は試合が待ちきれないと言っていて、
24歳の私が高校生から安心感と楽しむことを思い出させてもらいました。
そして試合当日。
楽しみで仕方ないと言っていた高校生たちは、顔がこわばる程緊張が滲み出ていました。そのギャップに、私やキャプテンがしっかりツッコミを入れて、チーム全体の緊張も少し和らぎました。
アップもロッカールームでの雰囲気も最高の状態で試合に挑みました。
試合開始と同時に、私たちは前線からハイプレッシャーで相手に自由を与えず、ボールを失ってもすぐに取り返すことが出来ていました。
次第にペースを掴み。良い流れで攻めていました。
そして前半の8分パスワークから、相手のディフェンスラインの背後を取り、チーム1足の速い15番Sandra(サンドラ)がキーパーとの1対1を冷静に決めて、先制することが出来ました。前半早々に1−0となります。
その後も気を緩めることなく、チーム全員がハードワークし相手にチャンスを作らせませんでした。
そのまま良い流れを保っている中、前半26分、相手陣地の右サイドから私たちのサイドバックがアーリークロスを蹴り、そのボールに12番Agnes(アグネス)が反応し、相手の前でトラップしてシュート。このシュートがゴールネットに突き刺さり、2−0となります。得点した瞬間は、首が飛んでいくくらい全員が抱きしめ合いました。
2−0という良い形で前半を折り返します。
後半、開始から相手は1点取り返そうと前半よりスピードを持ってボールを奪いにきます。私たちはそのプレッシャーに焦る選手もいましたが、「大丈夫!私達は出来るよ!」と声を掛け合い、味方がミスをしても、ネガティブな声は一切なく、選手一人一人がチームのためにプレーしていました。ベンチメンバーも、ピッチに響くくらい声をかけてくれました。2−0というスコアはサッカーでは一番危ないスコアと言われており、次の1点をどちらのチームが取るかで、勝敗が大きく変わってくることは全員が理解していました。
攻撃陣はゴールに貪欲に、守備陣は死ぬ気でゴールを守り、全員が勝利に向かって本気で戦っていました。
そして、、、、、「ピーーッピーーッ」
1部昇格を告げる試合終了の笛がなりました。
ピッチに倒れ込み、安堵、嬉しさ、喜び、楽しみ、、、色んな感情が沸き上がリマした。この瞬間の気持ちは、一生忘れないと思います。
相手選手に挨拶した後、ベンチメンバーやスタッフ、ベンチ外選手、応援に来てくれた家族や友人達、全員で喜びを分かち合いました。
正直、私自身が一番感じたのは安堵でした。
前回の記事にも書きましたが、不安で押し潰されそうな時に、力をくれたのはチームメイトであり、また目標を言葉にすることで、その不安を上回る、自信や楽しさを自分自身に、感じさせていたんだと思います。
それが一気に溶けて、ピッチで一人「良かったーー。ほんまに良かった。」と日本語で呟いてしまいました。
今回の試合結果により、2022年シーズンはアマチュアリーグ1部で戦うことが決りました!
2021年シーズンよりもかなり厳しいシーズンになるとは思いますが、私達が目指しているのは、その上のプロリーグです。楽しみで仕方ありません!また同じチームで、同じ目標を持って1部を戦えることは、本当に幸せなことだと思います。
そして、2022年アマチュア1部で戦うことは個人としても、どれだけ通用するのか、スウェーデンの新たなリーグはどんなチームがいて、どんな戦い方をするのか、全てが楽しみです。
2022年の目標は、プロリーグへの昇格です。
この目標は簡単には成し遂げられません。掲げたからには、本気で強い意志を持って毎日を過ごしていきたいと思います。
もちろん、楽しむことを忘れずに!
かなり日が経って過去の事になってしまいましたが、それでも鮮明に覚えているのは、この試合が私や私達チームにとって、忘れられない戦いになったからです。
こんな試合を経験できたのも、スウェーデンに移籍することを応援してくれた家族や、当時在籍していたチーム、職場の方々など、沢山の応援してくれる人のおかげです。
その方々に、また良い報告が出来るように、2022年の新たなシーズンも
100%で突っ走っていきたいと思います!
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