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アマチュア選手からプロサッカー選手になって感じる違い


Hej hej😊

前回のnoteでは開幕戦の事を書きました。
4/9に行われた開幕戦からチームの調子は良く、
3戦負けなしの2勝1分けという戦績です💪

現在、リーグ内で12チーム中3位。
このまま連勝を止める事なく、リーグ1位との差を縮めていきたいと思います!


さて、今回のnoteでは
【プロサッカー選手になって感じること】
を書きたいと思います。


まずは題名にもあるように、
日本では大学卒業後、2年半なでしこリーグ1部のチームに所属し、アマチュア選手としてプレーしていました。
アマチュア選手であるため、サッカーでお金を稼げるわけではなく、午前中は練習を行い、午後からはスポンサー先で働かせていただき、そこからの収入で生計を立てていました。

2年半の間に1度チームを移籍し、日本では
2チーム経験しました。

私の場合は、大学卒業後に入団したチームから、
就職先として上場企業に就職させていただきました。チームのスポンサー先でもある私の勤め先は、サッカーへの理解が深く、様々な面で、多大なご支援をしていただきました。

それだけでなく、会社全体でチーム並びに個人を応援して下さり、沢山の活力をもらいました。
また社会人として、大きな組織に属する上で
大切な事を学ばせていただき、その経験が今の海外での生活でも、活かすことが出来ています。
本当に言葉では表せない程、感謝しています。


チームを移籍した後も、移籍先に企業の拠点があったため、異動という形をとって下さり、会社を辞めることなく、チームの移籍を行いました。
私のケースはごく稀で、本当に企業様のご理解が深く、恵まれた環境でした。

働き方や勤め先、就労時間などはチームや就職先によって様々ですが、
このように、なでしこリーグのほとんどの選手は練習をしながら働いています。


そんな中、サッカー小僧だった私は、
小さい頃から『プロサッカー選手になる!』
という夢を持ち続けていました。

この夢は、サッカーでお金を稼ぎたいという思いは全くなく、サッカーが純粋に好きで、大好きなサッカーで自分の道を切り開いていきたいという思いからでした。

しかし現実は厳しく、
日本でプロサッカー選手になることは出来ませんでした。

元々海外に行きたかった理由として、
1番は日本では感じる事のできない、新しい戦術・スピード・フィジカル・テクニックに触れて、
新しい世界から、色んな事を吸収したい
という思いがありました。

しかしそれと同じくらいに
プロサッカー選手になりたいという小さい頃からの夢を捨て切れず、海外で挑戦したいという思いがありました。
諦めの悪い性格が、時には良い働きをする事も
あるようで


そんなこんなで、
日本から遠く離れたスウェーデンで
アマチュア選手からプロサッカー選手になり、
今はチームからの収入で生計を立てています。

アマチュア選手とプロサッカー選手、
両方の経験をした中で、アマチュアとプロでは
大きく異なる部分がありました。

それは、【結果に伴う責任と対価】です。

この結果という言葉には、沢山の要素があります。
試合の結果、得点、アシストなど、目に見えて分かる結果を残していかないと、契約が無条件で何年も続くわけではありません。

練習で良いプレーをしたり、どれだけ期待されていても、試合で勝てなかったり、点が取れなかったら、プロサッカー選手として雇う価値はありません。結果が全てです。
でも逆に、試合で点を取ったり、勝利に貢献すると、報酬があったり、あからさまに良い待遇になります。

試合や練習で怪我をした時には、それまでどれだけの予防や準備をしていたとしても、その怪我をしたという結果のみを見られます。選手としての価値や信頼がガクッと落ちます。
サッカーがしたくても出来ない状況にストレスを感じる中、追い討ちをかけるかのように、監督やコーチから厳しい言葉をかけられる事もあります。

しかし、これらがプロサッカー選手ということなんだと感じました。

もちろん日本でアマチュア選手だった時も、
結果や準備はとても重要で、ご支援して下さる方々や、応援して下さる方々に、結果として恩返しすることは常に意識していました。
ですが、サッカーの結果によって、収入が変わったり、生活や住む所が左右される事はありませんでした。

サッカーでお金を貰ってるんだから、
この【結果に伴う責任と対価】は当たり前だろう。
と思う方もいると思います。

間違いなく、その通りなのですが、
スポーツだけでお金を稼ぐという世界が、
私たち女子サッカー選手にとって、今まで遠い存在だったが故に、スウェーデンに移籍して、
プロサッカー選手となった今、
アマチュアとプロの明らかな違いを痛感しました。

でもこの違いを感じられるおかげで、
プロとしての自覚が芽生え、
今まで以上に、
一つの良い結果を出す為に、様々な準備をし、
次の試合に勝つ為に、自分やチームに何が必要か考える生活
を送っています。

私にとって、この生活に苦痛なことは一つもなく、向上心が自然と芽生え以前よりも断然結果に貪欲になり、練習でチャレンジしたり、新しい発見や課題が見つかり、チームメイトに要求し、要求されるのが『楽しくてたまらない』です。

小さい頃から夢見ていた【プロサッカー選手】は、想像よりも厳しく、キツいものでしたが、それの何十倍も、楽しく、刺激があり、毎日、毎週、新しい発見や向上心に巡り逢えるものでした。





『プロ選手がすごくて、
アマチュア選手がすごくない』

なんて事は一つもなくて、
プロ選手より実力のあるアマチュア選手は沢山
いると思うし、競技に対する姿勢や取り組みが
プロ選手の方がしっかりしてる、という訳でもないと思います。


しかし、プロ選手になれば必ず
【結果に伴う責任と対価】があります。

私はアマチュア選手だったからこそ、
プロ選手になってから、この大きな違いに
正直、驚きと嬉しさとストレスを感じました。

中には不安やストレスを感じ、結果が出せず、
苦しむ選手も沢山いると思います。

しかし、プロ選手としてプレーし続けるには、
これらに打ち勝って、自分の価値を確立し、
どんな状況でも結果を残す
必要があります。


それでも小さい頃からの夢を叶え、
自分の好きな事をしながら生活を送るという事は
この上ない幸せ
だと思います。


今私がプロサッカー選手としてスウェーデンでプレー出来ている事は、私だけの力では到底叶うものではなく、

日本で嫌になるほど、基礎を徹底して練習させてくれた事や、チームのために献身的なプレーをする大切さを教えてくれた多くの監督やチームのおかげです。
また、サッカーをする上で、沢山のサポートをして下さった方々や、応援して下さった方々のおかげです。
そして、小さい頃から困難や苦痛から逃げることを断固として許さなかった両親のおかげだと思います😂

多くの人のおかげで、
プロサッカー選手になることができ、
今も日本や現地で、沢山の方々がサポートして下さるおかげで今の生活を送る事が出来ています。

とは言っても、
まだまだスウェーデンで1人のサッカー選手として、スタートしたばかりの青二才なので、
これから沢山の試練や変化を乗り越え、結果を残し、今までお世話になった方やお世話になっている方に少しでも恩返しすると同時に、
まだまだ上を目指して、また新たな夢を叶える為に突き進んでいきたいと思います。



記事を読んでいただき、
ありがとうございました!


また次の記事でお会いしましょう!

Hej då👋







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