以下の投稿は「傾き1」を積分すると「測度ベクトル」が得られ、さらにこれを時間積分すると「距離」が得られるという話から出発しました。そういう構造論から意味分布に迫ろうというアプローチです。
同時に分布意味論には「言葉が人間をつくる(その行動に影響を与える)」という側面もあります。この分野では人格心理学が何やら新しい動きを見せてる様だ?
人格心理学の最先端?
正直言って1980年代、社会学科心理学専攻の学生だった頃の私は臨床心理学や認知心理学に比べて人格心理学なる分野にはちょっとばかり「時代遅れ」感を感じてました。それがいつの間にか意味分布論導入によって新たな突破口を切り開いていた様です。
私が「時代遅れ感」を感じていたのは「人間の行動は(基準も曖昧な)それぞれの個人の特定の人格に依存する」なる前提そのものだったのですが、ある意味観察対象を「個人」から「意味分布そのもの」に切り替える発想でこの限界を乗り越えた模様。
やはり分析の中心は「伝家の宝刀」因子分析(Factor Analysis)であり続けているらしい? 機械学習理論との相性も悪くなさそうです。
まだその存在を知ったばかりで全然内容に踏み込めてませんが、意味分布論つながりで興味自体は感じています。今回はそういう状態の表明に留めて、以下続報…