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【第三世代フェミニストの弾薬庫】「重さは気持ちがいい」「包めばひとつ」?

以下の記事で言及した「皮膚で連続する人体領域の三重性」問題、「三重」じゃ済まない方に広がるやも?

大規模言語モデル(LLM=Large Language Model)「ワタシ、パラメーター数(?)が$${10^{28}}$$オーダーを超えてからが本番なので、無問題」

  • かかる爆発的情報量を収納する為にブラックホール理論の援用が始まっていると聞いた時は仰け反った。「自然は物理学と数学の教師」というが、知らないうちにそんな領域まで…

むしろ問題は人間側にあって、例えば最近も画像生成AI絡みで「どうやら著名な画像生成AIモデルは、最新ファッションも一通り学習してる様だが、呼び出し方が分からず(どうやらプロンプトで「最新ファッションの服」とか指定しても出てこない模様)需要と無関係にランダムに出現するのみ」みたいな現象を確認したばかり。多分、こうした次元の話は現時点では「人間がその方面の知識を(呼び出し方も含め)実用レベルの解析を済ませた上で、教師あり学習によってちゃんとした重み付けを超越的に与える」みたいな方法を用いないと解決しない様な気がしています。

「圧力」なる第四要素

上掲モデルは、まだ「皮膚で連続する人体領域の多重性」がどうやって「内臓感覚(呼吸が荒くなったり、心臓がドキドキしたり、食欲が満たされる感じ)」と結びつけられるかについてまで言及できてません。

ここでさらに話をややこしくするのが「4億の検索ワーズ、数十万の官能小説、4万のアダルトサイトからのデータマイニング結果」を情報源に二人の認知神経科学者が男と女とゲイの「知られざる欲望」を解明したとされる「性欲の科学(2012年)」における結論。なんと(男性と異なり)脳の意識的な興奮と、体の無意識な(あるいは半無意識な)興奮は必ずしも一致するとは限らず、どうやらその連携内容自体がある種の学習によって形成される様なのです。

こういう話を2010年代Tumbrに陣取っていた第三世代フェミニストの姉様達はポジティブに捉え「自分の性壁を自分の思い通りにデザインしよう!!」と気炎を上げていた訳です。そこで話題になったのが「意中の人に耳の裏側に吐息を掛けられてゾクっとする気持ちに男も女もあるか」「乳首の感度だって男と女でそんなに大差ある訳でもない」「そもそもおっぱいを揉まれるより脇腹を撫でられた方が効くし、それは男も同じ」なる観点。

上掲「位相幾何学(Topology)だよ、ワトソン君」

ここでおもむろに「皮膚感覚と内臓感覚を結びつける鍵」として浮上してくるのが「圧力」なる第四の因子。

江口創「皮膚感覚と心」

こんな話も…

「圧がないと自分の境界なんて簡単に解けちゃうもんな」という発言が何か心に刺さりました。この界隈を漁ると、これまで見逃してたファクターが何か見つかりそうです。私自身が思い出したのはこの話。

「河より長くゆるやかに」2巻
「河より長くゆるやかに」2巻
「河より長くゆるやかに」2巻
「河より長くゆるやかに」2巻
「河より長くゆるやかに」2巻
「河より長くゆるやかに」2巻
「河より長くゆるやかに」2巻
「河より長くゆるやかに」2巻

半世紀前の漫画ですが(連載時期1983年~1985年)、男女の機微じ関わる描写はまだ全然古びていない気がしています(さすがにニャンニャンは死語)。こうして女性心理が読める男性が頭一つ抜けていくのがこの世の理?

2010年代にはこういう「ハグが日常化した」優しい漫画も…

「亜人ちゃんは語りたい」9巻
「亜人ちゃんは語りたい」9巻
「亜人ちゃんは語りたい」9巻
「亜人ちゃんは語りたい」9巻

そんな感じで以下続報…

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