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肺そのものが壊れるCOPD

最近、階段や坂道で息切れがひどい

長い間、咳や痰に悩まさされている

辞めなきゃとは思っているけれど、長年タバコを吸っている。

こんな人が要注意な慢性閉塞性肺疾患(COPD)のお話。


こんにちは睡眠bodyコンサルタント 矢間あやです。
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは?

タバコの煙や有害な物質を長年吸い続けることで起こる肺の病気で、空気の通り道である気道が炎症を起こしたり、酸素を取り込む肺胞と呼ばれる肺の壁が壊れてしまいます。

その結果、動いた時に、息切れををしたり、慢性的に咳やたんが出ます。

年齢のせいかな?と見過ごしてしまい、症状を悪化させてしまい、少しうごくだけでも息が苦しくなるほど症状は進行します。

どれくらい深刻になるかと言うと、自宅のリビングからトイレに行くのに息苦しく倒れる位と言えば深刻さがわかると思います。


肺のお役目

肺は、空気中の酸素を体に取り入れ、いらなくなった二酸化炭素を体の外に出す働きをしています。

吸い込んだ空気は気管から左右の肺に入り気管支となります。気管支はさらに細かく別れてその先は肺胞という空気の入った小さな袋がぶどうの房のようについています。

COPDになるとこのぶどうの房が壊れてしまい、肺の機能が低下していきます。

肺に入った酸素は血液に乗って体の隅々に運ばれます。

病院で指先で血液の中の酸素の量を計ったことありませんか?
SpO2と呼ばれています。

通常正常値で99%〜96%位の値です。

93%以下になると、体の中の酸素が少ない状態で、90%以下になると呼吸不全と言われ、体が正常な機能を維持できなくなると言われてます。

ちなみにCOPDの方はこのSpO2値が80%を切る人も多く、ちょっと歩いただけで、倒れるほど苦しくなります。

自宅のリビングからトイレに行くのも命がけなのもうなずけますね。

気がつかないうちに進行しているCOPD

COPDの初期症状は、階段や坂道で息切れや咳や痰が出る。

もう俺も歳なのかなぁ〜と放置され、気がつかないうちに進行しているということが多いです。

COPDの主な原因はタバコと言われていますが、その他にも職業によっては有毒物質を長年吸い込んでしまったとか、大気汚染も原因になると言われています。

しかし、圧倒的にタバコによるCOPDが多いのが現状です。


進行防ぐには?

もう1にも2にも、タバコをやめることです。

私の大好きな落語家の歌丸師匠もCOPDで苦しんだお一人。

COPDになってしまったら、今の医療では根治はありません。

壊れてしまった肺はもうモトにはもどりません。

街なかで酸素ボンベを引いて歩いている方を見たことありますか?

全員とは言いませんが、85%以上の方がCOPDだと思います。

COPDになると、あの酸素ボンベが手放せなくなります。家の中はもちろん、外出時もボンベを引いて歩かないといけません。

旅行に行くにも、ボンベを機内に持ち込むにはたくさんの手続きが必要になります。

また、旅行先でボンベの供給が出来るのか?などたくさんの確認事が必要になります。

もし、なってしまったら、禁煙はもちろんですが、医師の指示のもと、呼吸法の指導や薬での対症療法を行っていきます。


人間の体は天然の精密機械です。

壊れたら新しく取り替えることは不可能。

壊れないように大切に扱ってくださいね。



2020年3月に発売しました。




私のメソッドを使って、元気な人を増やす仲間を作っていきたいと思っています。

ねむりで人生を変えるプロジェクト・眠りの学校
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