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記事紹介:韓国が狙う「モンゴル市場」…医療観光の誘致を強化

今回は下記の韓国医療ツーリズムに関する記事を紹介します。

韓国が狙う「モンゴル市場」…医療観光の誘致を強化

記事の内容は、タイトル通り韓国がモンゴルからの医療ツーリズム集客に注力しているというもの。なぜモンゴルかというと、現状で韓国への医療ツーリズムではモンゴルが5位となっている。ちなみに1位は日本、2位が中国だ。

このモンゴルからの集客を更に加速させるための取り組みが行われている。その内容はまさに韓国のブランドの強みの集大成である”K-POP✖️美容”だ。以下記事からの引用。
"首都ウランバートルと第2都市のダルハンで8月30日から9月2日まで「韓国医療観光大展」(K-Medical Tourism Festival)▽8月31日にウランバートルで「韓国週間 K-観光ロードショー in ウランバートル」――をそれぞれ開催し、現地の観光業界や消費者を対象にマーケティング活動を展開した。 先月30日、ウランバートルのシャングリラホテルで開かれた「韓・モン医療及び観光トラベルマート」には、韓国から医療機関や観光業界、地方自治体など50以上の機関が参加。モンゴルの観光業界からは44機関、計170人が出席して、活発なビジネストークが繰り広げられた。 同日開催された「韓国医療文化観光の夜」では、韓国の伝統公演やK-フード体験イベント、そして両国の観光業界間でのネットワーキングが提供された。また、今月1日から3日までダルハンでは、地域の企業従業員や学校関係者、保護者ら約300人を対象に「オーダーメイド医療観光」相談会が開かれた。”

まさに行政も一体となり、医療観光を推進する施策を打ち出していることがわかる。特筆すべきはその効果で、なんとウランバートルやダルハンなどで開催された「トラベルマート」では、2499件の商談が成立し、現地での契約及び業務協約は248件が締結されたとのこと。推定売上額は約11億ウォン(約1億1715万円)。
韓国の2023年の医療ツーリズム渡航者は約60万人、そのうち上記の統計ではモンゴルは3.6%なので、推計モンゴルからの渡航者は21600人。そうなると、2500件の商談成立ということは少なくとも昨年渡航者の新たに10%強が1日で成約できたことになる。凄まじい効果だ。

日本にはこのような行政による本気の取り組みや、融合させるようなエンタメがない。どのように医療ツーリズムを産業化させるか、そのままの横展開はできないので難しいと改めて実感した。

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