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記事紹介:2023年のドバイへの医療ツーリズム来訪者は約70万人

本日紹介するのは今年の8月に掲載されていたドバイへの医療ツーリズムに関する記事。

2023年のドバイへの医療ツーリズム来訪者は約70万人

人数で言えば、韓国で60万人、シンガポールで50万人程度なので人数規模はかなり大きいと言える。

記事によれば、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ保健局(DHA:Dubai Health Authority)による報告書では、2023年の医療ツーリズム関連の来訪者が69万1,000人(前年比2.5%増)となった。また、同通信によると、来訪者による医療サービスへの総支出は前年比12%増の10億3,000万ディルハム(約412億円、1ディルハム=約40円)だった。医療ツーリズムによるドバイの間接収入は23億ディルハムに達し、ドバイの経済成長(GDP)を押し上げた。来訪者の男女比では、58%が女性、42%が男性、出身地域の内訳はアジアが33%、湾岸協力会議(GCC)諸国が28%、欧州と中央アジアが23%だった。

医療ツーリズムの直接(医療サービスへの支出)は412億円。これに対して来訪者は69万人なので、これを割り算すると一人あたりの支出は約59,710円となる。中央値を見るともっと違うのかもしれないが、かなり単価としては小さいと感じる。
顧客元としてはアジア、GCC、欧州からバランンスよく来ており、ハブとしての医療ツーリズムの国策をうまく推し進めているものと思われる。

英語の記事を見ると主要な医療分野は歯科(29%)、皮膚科(27%)、婦人科(13%)となっており興味深い。歯科は国際的にも大きなツーリズム市場だが、皮膚領域はどういう内容だろうか。(美容かも?)

国際的な医療ツーリズム市場は各国でかなり特色があるので、より深く探求していきたい。


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