スクールアイドルミュージカル観てない人観に行って欲しいなって話


ラブライブ!シリーズ初となる『スクールアイドルミュージカル』の東京千秋楽に行って来ました。
企画発表からキャスト発表を経て、どんなものになるのか非常に楽しみにしていました。先に観に行った方々からは「とても良かった!」という好評な様子が伺える。

そんな評判に期待しつつ、いざ自分が観てみればその満足度はこちらが用意していたハードルをものともせず余裕で棒高跳びして越えてました。ブラボー!

そんな「スクールアイドルミュージカル」で良かったなってところ書き連ねて、観覧済みの方々と語らいたいところではあるのですが……まだ大阪公演が残っているのでその気持ちはグッと堪えて、むしろこれは観ることが決まっていない人を沼に落とすの背中を押すチャンス!
ネタバレしないで頑張ってその良さを伝えられたらなと思うので、観にいこうか迷ってる人は大阪公演に足を運ぶきっかけになってくれたらな、と思う。

・自分が観て満足している一番の理由
個人的にラブライブシリーズ追いかけて来たのは、上手く言葉に出来ないんですけど、見ていて「自分も彼女たちのように頑張ろう……!」と思うパワーというか情熱を貰えてる気がするからなんですよね。

ひとつの目標に向かってみんなで頑張る姿や、壁にぶち当たった時にお互いの想いや気持ちをぶつけ合って理解して乗り越えて行く様だったりとか、そういうスポ根感こそラブライブなんじゃないかなーと思っていて。

今回の「スクールアイドルミュージカル」の中でもそういう自分の思うラブライブ要素が詰まっていて、観終わった今はとても心が満たされ、明日へのやる気に満ち溢れています。自分は明日も休みだけど()

だからもし、自分と同じような気持ちでラブライブを見ている人はとても満足出来る作品だと思います。

・アンサンブルまでとにかくキャストのレベルが高い!
正直自分はそこまで造詣が深くないので今回のスクミュでは西葉瑞希さんと星守紗凪さんしか知らないし、むしろそのふたり目当てで行ったところがあるんですけど、まあ出演されてるみなさんのレベルが高いこと。

ミュージカルなんでダンスや歌や演技力など求められるものはたくさんありますが、みなさんアイドルや歌やお芝居経験者なので、それぞれの良さが光っていたなと思います。

とくに今回は、伝統を重んじる進学校とメディアにも取り上げられブランド化に成功した学校という真逆な二校のお話し。約二時間という限られた中でそれぞれの学校の特徴を現すように、二校に合った強みを持ったキャスティングをしているのかな、と感じました。

しかも、メインの十人だけでなく一緒に踊ってるアンサンブルの方々まで本当に素晴らしかった。西葉さんと星守さん目当てで行った自分からすれば本当に目ん玉と耳が足りなかったです。

・ハッ、とする舞台美術
劇場内に入ると目に入った舞台の後方に悠然と構えるセット。野球とかライブ会場とか、通路抜けてスタンド席を一望した時の会場の広さやその中にいる人の数に圧倒されるような感覚に近いものがありました。

あんまり言うとあれなんで言わないですけど、開演前までにじっと観察していると「あれ、これって……」と気付くものがあって、それが劇内でどうなるのかとかもう始まる前からワクワクするわけですよ。

こういうところで、ミュージカルや舞台って出演する演者だけで作っているものじゃないんだな、って感じるんですよね。

・自分がラブライブ!の中に入ったような感覚
ラブライブ!の特徴ってやはりリアルと作品(アニメ)のシンクロってのがあると思うんですよ。アニメで声を演じる声優たちが実際に歌って踊って、時にはバク転したりピアノ弾いたりマウント取られて嫉妬したり。

でも、今回の「スクールアイドルミュージカル」って、キャストたちが舞台上で作り出す世界が自分たちの世界そのものだから、「スクールアイドルミュージカル」を観に来ている自分たちが「スクールアイドルミュージカル」の作品内での観客そのものになったり、そういう形でリアルと作品とのシンクロを図るというのが上手いなと思った。

・ドレスコードなんてない
ラブライブ!とは言えどもミュージカルってどんな服装で行けばいいの……? って方、ご安心ください。あんま気にしなくていいです。
公式からは「ウィンドブレーカーみたいな音がするようなものでなければカジュアルな格好でOK!」とあったように、観客のみなさんそんなきっちりしてる人たちばかりではありません。
ダイヤのブルゾン着て小宮有紗さんの缶バッジ付けたショルダーバッグの人や、きな子や可可のねそべり持った人や、虹ヶ咲の痛バの人など客層はやっぱラブライブコンテンツ好きな人が多いんだなという印象。

仕事前後なんだって人や、なんなら学生服着た高校生まで見かけましたね。

なお、自分はビジネスカジュアルで行きました()

・迷っているなら行っとけ!
東京も大阪も、有料生配信の予定はございませんと公式からはアナウンスされている。円盤すら怪しい。それが本当に惜しい。

現地でなくても配信でなら、っていうライト層は割と多いんじゃないかなと思うし、自分みたいに目ん玉足んねーというリピーターにも需要はあったと思う。

まあだけど無いなら無いで仕方ないが、そんな今後一生見れないかもしれないコンテンツを、今ならまだ大阪での公演が残っているので、行こうかなという人はぜひ足を運んで欲しい。

ラブライブ!を知っている人もそうでない人でも楽しめる作品だと思う。

ミュージカルに普段行かない人は本当に行かないと思う。自分も遥か昔にキャッツやエルコスの祈りを観たぐらい。

でも、ラブライブ!が好きって人や自分の推しが出てるって人が、その普段なかなか行かないだろうミュージカルに触れる良い機会でもあると思う。

一般販売受付中なので、2023年1月25日から1月29日まで大阪公演行ける人はぜひ行って欲しい。


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