感覚過敏短歌
1 視覚過敏
光差す
目映き空に
目が眩み
気づけば何も
見えず聞こえず
色が刺し
光が突き刺す
我が瞳
何を見るとて
見えぬがごとし
2 嗅覚過敏
ほのかなる
花の香りが
棘となり
身を病ませども
傾ぐ首たち
口に入れ
歯ざわりこそは
耐えられど
広がる風味に
飲み下せざり
3 聴覚過敏
洪水の
ごとく広がる
音の海
溺れるものが
なぜやおらぬか
聞き耳を
立てても音の
瀑布かな
隣の人の
声も届かず
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光差す
目映き空に
目が眩み
気づけば何も
見えず聞こえず
色が刺し
光が突き刺す
我が瞳
何を見るとて
見えぬがごとし
ほのかなる
花の香りが
棘となり
身を病ませども
傾ぐ首たち
口に入れ
歯ざわりこそは
耐えられど
広がる風味に
飲み下せざり
洪水の
ごとく広がる
音の海
溺れるものが
なぜやおらぬか
聞き耳を
立てても音の
瀑布かな
隣の人の
声も届かず
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