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聖剣伝説LOMと西洋占星術 ~ドラゴンキラー編と珠魅編の設定は…~
※こちらの記事では、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA(通称LOM)』というゲームに関するネタバレが含まれております。
該当ゲームプレイ中など、ネタバレ避けたい方は読まないことをオススメいたします。
今回は、まぁ、考察と言うよりは、
「あれ?コレよく考えたらこうなんじゃね?」程度の話
…のつもりだったけど、書いたら結局ガッツリディープになりましたwww
サーセンwww^^;
もっとLOM沼に浸かりまくりてぇぜ…!!って方は、
読んでやってくださいませ(笑)
一緒に沼りましょう☆←
ドラゴンキラー編って考察することあるの??
ハイ、「いやお前、考察記事で何て失礼な見出し付けとんねん」って
言われそうですけども……でも、実際…そんなにないんですよね、
ドラゴンキラー編って…考察するネタ(完)
…いや、終わらないですけども^^;
でも、ホント、ストーリー的には超王道の”THE RPG”って感じで、
変な捻りもパッと見無さげですし、
セリフとかもストレートで解りやすいから、恐らく主要3編の中では
一番楽なストーリーだと思うんですよね。
イベント数もダンジョン数もそんなに多くないですし。
焔城が大変な程度で、「次どこ行きゃ良いんだーーー!!?」とかも
そうそう起こらないですしね(苦笑)
けっこう普通にハッピーエンドですし。
じゃあ何の考察?? って話なんですが…
実はですね、事あるごとに(?)私が言っている
「このゲームを(少なくともストーリーを)創った人の中に、
占星術や”宇宙”の仕組みについて、しっかり理解されてる方が居た」
という説(と言う程のことでもないかもですが^^;)を、
またもや裏付けるような設定に気付いたんですよ。
まぁ、今回は若干ふわっとしているので、
「ふ~ん」程度に読み流して頂いても全然オッケーな話ではあるんですが。
で、その設定というのは、
『ドラゴンキラー編の主要キャラクターの特徴や関係性』 です。
ドラゴンキラー編のキャラクターは、『西洋占星術の基礎』?
ハイ、で、いきなり話を進めちゃうんですけども、
って言うのも、別に私は占星術師(星読み)ではないので、
占星術に関する知識は1500%他人様の受け売りになります。
なので細かい解説とかも出来ませんので、
気になる方だけご自分で調べてくださいませm(_ _)m
私もずっと勉強中…と言うか、
他人様から情報を受け取って、噛み噛みしているだけです^^; ので。
あ、一応個人的にオススメの方々は、
【yujiさん】
【深井香織さん】
でしょうかね。
ブログや他のSNSでも発信されてらっしゃいますし、
お話が(私としては)解りやすい方達かなと思っております。
note以外でも検索して頂ければすぐ見付かる…はず^^;
ハイ、話を戻します。
で、まず占星術も色々あるらしいんですが、
恐らくLOMの世界観構築に関わっているのは
『西洋占星術』だと思いますので(私も西洋占星術しか知らないですし)、
その基礎に当たる『天体(=星)』の話をしていきます。
西洋占星術で最も用いるのは、『10天体』と呼ばれる10個の星です。
コレを知らなきゃ話にならないって位の超基礎の基礎です。
すなわち、
太陽
月
水星
金星
火星
木星
土星
天王星
海王星
冥王星
です。
これらの星を実際に観測し、
『ホロスコープ』と呼ばれる平面の円の上に並べ、
その配置などから個人の事やら未来の事やらを
分析・予測するのが『占星術』…って感じです。
で、この10天体が、
そのまま”ドラゴンキラー編の主要キャラクターのベース”
として使われているんじゃないか、っていうのが今回のお話です。
あー、長かった^^; (苦笑)
実際当てはめると以下のようになります。
太陽:ラルク
月:シエラ
水星:主人公
金星:ペット・ゴーレム(骨の城で必須ですよね)
火星:ティアマット
木星&土星:ティアマットに既に取り込まれたとされる2竜
天王星:メガロード
海王星:ヴァディス
冥王星:ジャジャラ
もう少し解説を加えますと、
太陽がラルクで月がシエラなのは、
・ラルクは『姉シエラと再会し、もう一度一緒に生きたい』という
願いを叶えるために、『最後までブレず』に、
一貫して竜殺しを成し遂げる。
これに対しシエラは、
『(止むを得ないとは言え)状況によって言動が揺れ動く』
(登場当初は主人公を殺そうとするが、
その後「力を貸してほしい」と真逆の言動になる)。
この『ブレる・ブレない』は
そのまま占星術の『太陽と月』の特徴とも言える。
・ホロスコープ上で太陽と月が向かい合う状態は『満月』であるが、
西洋では満月は『ルナティック(狂人)』という言葉もある通り、
緊張や争いをもたらしやすい状態とも言える。
これがそのままラルクとシエラの『対立』を表す。
そして太陽と月がホロスコープ上で重なる状態は『新月』であり、
西洋占星術では新月は『新しい始まり・スタート』を表すとも言われ、
これはラルクとシエラの『和解・新しい秩序の始まり
=ドラゴンキラー編のエンディング』を表す。
(正確には”再スタート”かもしれないですけども…)
・ラルクとシエラの名前の由来は『虹』というのは有名な話だが、
太陽も月も共に『虹を生み出す』天体である。
という点から。
で、ちょっと飛ばしまして、
火星がティアマットなのは、そのまんま、
『火竜・炎帝』だからっていうのと、
火星が『マルス=戦いの神』だからですね。
(火星は英語で『MARS』と言います)
続いて、木星・土星が、
ティアマットに既に取り込まれたとされる2竜
という説ですが…
これは木星と土星が、占星術用語で
『ソーシャルプラネット』と呼ばれているから、です。
すなわち、
『社会(=ソーシャル)を戦火・業火(=火星)が飲み込んだ』
ということですね。
特に土星は『秩序』というキーワードも持っているので、
けっこうドンピシャなのではないかなと思います。
(ちなみに、実は各竜の属性と星の属性が微妙に合っていないのですが、
そこはわざとと言うより、止むを得ず…な気がしています……
なので今回はスルーします)
続いて天王星はメガロードなんですが、
これは天王星や天王星をルーラー(エネルギー的に繋がりがある星
みたいな感じです)に持つ水瓶座のキーワードに
『先進的・自由・博愛』なんかが
含まれてるっていうところから来ています。
メガロードの人物図鑑見ると、そのままですよね。
てか、ちょこっと余談なんですが、天王星のキーワードに
実は『占星術』も含まれるんですけど、
メガロードのドラグーンである風読み士って、
≒占星術師のことなのでは…?って思うんですよね…。
『時代の流れを読む』ことを『風を読む』って言いますし。
占星術は、「星占いのことでしょ?」とか言われがちですが、
実際には単なる“占い”ではなく、
『個人及び社会の特徴や未来を分析・予測する手法・技術』です。
つまり、占星術っていうのは『時代を読むツール』でもあるんですよ。
そんな“風読み士”をドラグーンとしている点からも、
メガロードは天王星に当てはまるんじゃないかなと思うのですよね。
続いて海生星はヴァディスですが、こちらは、まぁ若干
ふわっとした印象だけになってしまうんですが、
海生星のキーワードに『(宇宙的な)愛・癒やし・浄化・幻惑』がある点と、
ヴァディス自身が幻影(思念体?)を使えるっていう点と、
あとはシエラと主従関係になった際のエピソードから、ですね。
”癒やし”みたいなキーワードを感じさせるエピソードかなと思いますし、
白の森自体も、”惑わす”とか”感覚を狂わす”というキーワードが
確か出ていたと思うので、その辺りからヴァディスは海王星モチーフ
なんじゃないかなと思います。
で、お次はジャジャラなんですが、
この”ジャジャラは冥王星モチーフ”っていうのが、
実は今回の『ドラゴンキラー編と占星術の繋がり』っていうのに
気が付いたきっかけなんですよね。
どういうことかって言いますと、LOMっていうのは、
以前こちらの↓の記事でもチラッとだけお話したんですけれども、
『旧時代から新時代への過渡期』を描いた作品なんですよね。
で、ジャジャラっていうのは、設定の中でも最年長って書かれている通り、
まあ結構権力的と言いますか、セリフだけ見ていると旧時代の象徴っぽい
キャラクターなんですけど、でも最後にはちゃんと再生して
生き残るんですよね。
知恵の竜として残り続けるわけです。
で、昔プレイした当時は、何となくちょっと違和感があったんですよね、個人的に。
「何でこんな老害ジジイが生き延びるんだろう…??」ってw(失礼…^^;)
なので、今回、チラッと考えてみたわけです。
この『旧時代っぽいのに、“ただの旧時代の遺物”ではないキャラクター』
っていうのが、”=冥王星モチーフだからである”と考えると、
もしかして説明がつくのかな…と。
冥王星って、現実世界ではもう惑星じゃなくなっちゃったので、
なかなか名前を聞く機会もないかなと思うんですけども、
占星術の世界では”影の支配者”みたいな感じで、発見後から変わらず
今も非常に強い影響力を持った星として扱われてるんですよ。
一番有名なキーワードは『破壊と再生』ですからね。
何か”魔王”って感じですよね^^;
他にも『生と死』というキーワードもあったりするので、
不死皇帝をドラグーンにしていたり、居城が骨の城だったりするのは、
”冥王星モチーフ故”なのかな、とも思ったり…。
しかも冥王星の『破壊と再生』っていうのは、あくまでも
”進化のために起きる破壊そして再生”と言われてるんですよね。
なので、”ジャジャラ=冥王星”と考えると、
『ただの老害ジジイ(ww)っぽいのに未来を担う知恵の竜として生き残る』
というのは、矛盾のないキャラクター設定なのかな~…
と考えられるわけです。
で、最後に水星と金星なんですけれども、
水星っていうのは『思考・コミュニケーション・分析・記録・移動』などの
キーワードを持っている星で、
特にストーリー前半の主人公が『ラルクに言われるままに
従うだけの観測者・伴走者』的な状態になっているのが、
何となく水星のキーワードを連想させるかなと思っています。
(珠魅編の方で後述する”双子座の性質”も考慮されてる…かもしれません)
一方の金星は『恋愛・趣味・嗜好』など、要は『自分の好きなモノ』や
『楽しいモノ』なんかを表す星と言われてまして、
で、ペットって、ちょっと難しい言い方で『愛玩動物』って呼んだりしますよね。
ゴーレムも、まあ『趣味のロボット』と考えると、
彼らは”金星モチーフ”と言って良いのかなと思います。
で、もう一つ、主人公とペットを水星と金星に当てはめたのには
理由がありまして、この二つの星っていうのは、
実はホロスコープ上で『太陽から一定の度数以上離れない』
という特徴があるんですよ。
これって、ドラゴンキラー編での主人公とペット・ゴーレムと似てますよね。
彼らはラルク(=太陽)から離れないですよね。
まぁ、正確には”離れられない”訳ですが…^^;
…って感じで考えると、
ドラゴンキラー編の主要キャラクターは、
占星術の10天体をモチーフに設定が創られたのではないかな~…
という説になるのですが、如何でしょう?
いや、しかしマジで凄いですわ、
LOMのストーリーとキャラクター創った方…
この濃度で占星術を作品に練り込むとなると、
「友達や家族が詳しくて~」ってレベルじゃないと思うんですよね。
ご本人がけっこうしっかり占星術を(少なくとも基礎部分は)理解されてないと、
出来ないレベルだと思います。マジで。
占星術を作品に落とし込む師匠と呼ばせて頂きたいです、マジで←
あ、ちなみに、こちらの記事↓でお話しした、『願いが叶う仕組み』ですが、
ドラゴンキラー編にも適用されてるのではないかな〜と、
個人的には思っております。
ラルクとティアマットが分かりやすいですよね。
2人の願いは、一応叶ってますからね。
「力が欲しい」も、
「復活を果たしたい」も。
勿論、「姉と再会して、再び一緒に生きる」もね^^
(一応シエラの「弟を殺したくない」も叶ってますし)
と言うか、上記記事の“宇宙”とか“願いが叶う仕組み”って、
”占星術の概念・世界観と同じ”なんだろうな〜…と思うんですよね。
根っこと言いますか、本質的な部分が。
ドS本の作者さんは占星術ご存知ないと思いますけども…。
なので、一応「通じやすい言葉」として
“スピリチュアル”と言ってはいますが、
上記記事の宝石王及び珠魅編の話も、
『占星術がベース・モチーフになっている』と言った方が正確なのですよ。
ホントはね。
つまり聖剣伝説LOMは、
『西洋占星術の世界観をゲーム化した作品』
なんですよ…たぶん。
まだ珠魅編とドラゴンキラー編しか
再プレイ&考察出来てないですけどもね^^;
占星術もね、楽しいですよ、沼ですけども(笑)
ただ、「”自分”という沼にハマる」という感じがしますね、個人的には。
だから”占い”ではなく、
『超ディープで一生モノの自己分析ツール』って感じなんですよね。
なので、年齢問わず、触れて・勉強しても、全然損はないと思いますよ。
珠魅編のキャラクターも『西洋占星術の基礎』
ちなみに、先程チラッとメガロードのところで触れたんですけれども、
10天体っていうのは、同じく西洋占星術の基礎である12星座と
それぞれ『ルーラー』というエネルギーの結び付きがあります。
12星座っていうのは、所謂星占いで使われてる
牡羊座~とか蟹座~とかのことですね。
で、12星座とルーラーを一覧にすると以下のようになってます。
牡羊座:火星
牡牛座:金星
双子座:水星
蟹座:月
獅子座:太陽
乙女座:水星
天秤座:金星
蠍座:冥王星(火星)
射手座:木星
山羊座:土星
水瓶座:天王星(土星)
魚座:海王星(木星)
天・海・冥は発見されたのが比較的最近な惑星なので、
見付かってなかった頃のルーラー(サブルーラー)も
一応書かせていただきました。
で、もう一つ、12星座とエネルギーが紐付いていると言われるもので
有名なのが、宝石…所謂、パワーストーンというやつですね。
これは、かなり…めっちゃ諸説あるっていう感じなんですけれども^^;
一応、「まあこれがメジャーな説だろう」という星座と
そこに紐付けられてる宝石類の中から、珠魅編のキャラクターを
抜粋&解説していきたいと思います。
◆ルビー:牡羊座、獅子座、蠍座
→個人的にルーベンスって『暑苦しくない火属性』っていう、
けっこう珍しいキャラだなと思っているんですが、
その理由が恐らくこの”3星座の要素を併せ持っている”から
なんだろうなと思うんですよね…。
牡羊座と獅子座は火の星座なんですけれども、
蠍座は水の星座なんですよね。
しかもキーワードを並べると、
牡羊座:I am(私は存在する)、生まれたまま、純粋、トップバッター
獅子座:I will(私は志す・意図する)、王、孤高、寂しがり屋
蠍座:I desire(私は欲する)、生と死、変容、執着 などなど…
っていう感じで、足して3で割ると、
「なるほど、ルーベンス」って感じなんですよ。
説明がふわっとしてて申し訳ないんですけども←
◆サファイア:乙女座
→この『サファイア=乙女座』っていうのが、以前の記事↓でお伝えした、
『サフォーはエリートビジネスマン』っていうキャラ設定の
論拠にもなっているんですよ、実は。
と言うのも、乙女座のキーワードは
『I analyze(私は分析する)、秘書、補佐、実務、計画、整理整頓、
調整、健康管理 etc.』って感じで、”仕事と健康”の星座なんですよね。
「めっちゃ仕事のデキる人」ってイメージです^^;
でも、自分の管轄外のことは、「え?知らん。どうでもいい」みたいに
なりがちなイメージもあるんですけどね…。
なので、恐らくサフォーもそういうキャラになる予定だったのでは
ないかなぁ~…と思います。
◆アクアマリン:魚座
→ハイ、同じく上記記事で『マリーナは昭和の妻』という
キャラ設定になった論拠の一つでございます…。
魚座のキーワードは『I believe(私は信じる)、曖昧、共感、
献身、自己犠牲、浄化 etc.』です。
もうね、マリーナは『献身と自己犠牲』、これに尽きるかと思います。
ただ、このキーワード・キャラ設定ですと、
後述する蛍姫と丸被りとなってしまうのですよね…。
これもマリーナがカットされてしまった理由の一つだろうとは
思うのですが、一方で、これだけ魚座を重ねてくる
というのは、やはり聖剣伝説LOMというゲームにおいて、
“魚座的な要素”というのが
重要なテーマになっているのかな~とも思います。
◆エメラルド:牡牛座
→どこから情報取っても『エメラルドは牡牛座』以外の情報が出てこない
っていう、けっこう珍しい組み合わせです。
ただ、エメロード見てると、牡牛座のルーラーである
金星の要素も入ってるのかな?という気もしますね…。
キラキラハッピー☆みたいな、明るくて軽いお嬢様風な雰囲気は、
牡牛座と言うよりは、金星味を感じます。うっすらとですが。
牡牛座のキーワードは『I have(私は持つ)、努力家、豊かさ、
マイペース・おっとり、頑固 etc.』です。
エメロードはけっこう牡牛座感強いな~っていう、
解りやすいキャラかなと思います。
◆ダイヤモンド:獅子座、牡羊座
→ハイ、そうなんです。
実は『牡羊・獅子座ペア』なんですよ、ディアナとルーベンスって。
なので2人共が『族長』『騎士長』っていう、
『長・指導者・リーダー』キャラ、ということになったんじゃないかな~
と思うんですよね。
厳密には、牡羊座は『先駆者・先導者』な感じで、
『孤高の王・皆を楽しませる英雄』が獅子座、というイメージですね。
この辺りから考えると、ディアナは別に
”独裁者”ではないんですよね、ホントは。
”孤高の指導者”なだけだったんですよ。
そしてそんな彼女を、同じ星座の要素を持ちつつも、
同時に”水の繊細さ”を持ったルーベンスが支えていた…
というペアなのだろうなと思います。
◆アレキサンドライト:双子座
→ハイ、ご存知、世界三大希少石の一つでございますね^^
アレキサンドライトも双子座以外の組み合わせが出てこない宝石ですね。
その理由は、まぁ、恐らく”カラーチェンジ”という、
アレキサンドライト最大の特徴のため、でしょうね。
双子座のキーワードは『I think(私は考える)、好奇心、知識欲、
コミュニケーション、情報、臨機応変、冷静、二面性、軽薄 etc.』です。
本来のイメージとしては、けっこう”フッ軽”な星座なんですよね。
でもアレク見てると…何か、”激しくて重い”感じ、ありますよね…^^;
そこで重要なのが、『双子座の神話』と『ルーラーである水星』です。
双子座はギリシャ神話に出てくるゼウスの子、半神半人の双子の兄弟
カストルとポルックスが夜空に上げられた星座なのですが、
この双子、めっちゃ強かったらしいんですよね^^;
つまり、『軍神・戦神』の要素も双子座にはあるってことなんです。
しかも水星って、10天体の中では月の次に星座間を移動する
スピードが速い星なんですけども、名前(マーキュリー)の由来になった
ローマ神話の神様、メルクリウスを見ると、
『商人・職人と盗賊の守護神』…となっているんですよ。
…めっちゃアレクとサンドラですよねww^^;
『二面性』というキーワードも相まって、実はアレク&サンドラって
めちゃくちゃ『THE 双子座』なキャラクターだったんですよ…。
◆フローライト:魚座(水瓶座、射手座)
→実はフローライトって、星座石としてはマイナーと言いますか…
色数が豊富なので、色によって紐付く星座が違う、みたいな
ことになりがちで、ちょっと調べただけでも4つ、5つ星座が
出てきちゃうんですよね^^;
なので、「一応これも当てはまるかな…?」というのは、
()内に書かせて頂きました…。
(『自由・博愛』といった水瓶座のキーワードや、射手座の神話に関わる
『医術(治療)』や『寛容・恵み』といったキーワードも
蛍姫には感じられるので)
ただ、『色』もまた星座と紐付けられるモノとして有名で、
さらに『(淡い)青緑色』が蛍姫のイメージカラーとして
明言されていることを考えると、蛍姫の主要なベースとなったのは
”魚座”に絞られるかなと思います。
つまり、前述しましたが、蛍姫はマリーナと同じキーワード・問題点を
持ったキャラクター、ということになる訳です。
ストーリー内の蛍姫を見ていても、”まさに”、ですよね…^^;
◆パール全般:蟹座
→サファイアのところでご紹介した記事のオマケでも
チラッと触れたのですが…真珠姫は、”お姉さん”と言うか、
”(瑠璃の)お母さん”代わりでもあるのかもな~…と
私が感じている理由の一つが、
この『真珠と言えば蟹座』という占星術界の常識(?)のためです。
蟹座のキーワードは『I feel(私は感じる)、家族、身内、仲間意識、
母性、防衛本能、排他的、情緒的 etc.』です。
とにかく、『家族・身内が大事』『家族・身内を守る』っていう
星座なんですね。
実はルビーのところでお話しした『水の星座』は3つありまして、
『蟹座・蠍座・魚座』が該当します。
そしてこの水の星座は、特に『心』を表す・象徴するとされ、
いずれも『繊細で優しい』方が多いという特徴があります。
特に蟹座のルーラーである『月』は、まさに『自分の内面』を表す
天体でもあるため、”情緒不安定”な序盤の真珠姫は、まさに
『THE 月』とも言えます。
『真珠と言えば蟹座、蟹座と言えば月、月と言えば真珠』。
真珠姫の核の二つ名が『迷える月』なのも、ここから来ているのでは
ないかなと思いますし、真珠姫は”THE 蟹座”キャラなのです。
※余談ですが、真珠と言えば『フォーマル』というキーワードもあるかと
思いますが、フォーマルと言えば、星座的には蟹座と言うよりは
『山羊座』に該当します。
特に『黒』は山羊座(蠍座もですが)に紐付く色でもありますし、
山羊座はホロスコープ上では”蟹座の対極・真向かい”に位置します。
『父親・上司』は山羊座のキーワードでもあり、また山羊座の
ルーラーである土星は『厳しい教師』の異名を持つ天体でもあります。
なので、上記記事の『珠魅は”家族”説』の中で、レディ・パールを
『父親』に位置付けたのも、”彼女から山羊座・土星味を感じる”ため
であり、恐らく製作スタッフさんも、『レディ・パールと真珠姫の関係
性』を描くにあたって、『山羊座と蟹座』の関係性を意識されたのでは
ないかな~…と、私は思っています。
◆ラピスラズリ:射手座、天秤座
→ハイ、ラストですね。
ラピスは射手座だけでも良いかなって位、
『厄除けと幸運のお守り』として有名ですよね
(知らなかったらゴメンですけど…石界隈では有名なんスよ…)。
ただ、射手座のキーワードは『I see(私は理解する)、哲学、自由、
探究、法律、高等教育、理性と本能、向上心、(長距離の)旅行、冒険、
熱しやすく冷めやすい、いい加減 etc.』って感じで、
瑠璃と関係が深いかと言われると…微妙な気もしますよね。
ワイルドかと思いきや、知的で博識でもあるっていう、
けっこう面白い星座なんですが、
瑠璃が知的かは………うん、触れないでおきましょうかね←
一方、天秤座のキーワードは『I balance(私は均衡を取る)、調和、
社交性、バランス、中庸、気配り、美意識、パートナーシップ、
八方美人、優柔不断 etc.』です。
特に真珠姫との関係性や、彼の精神的成長に焦点を当てると、
天秤座要素が感じられるかなと思います。
最終的に『真珠姫・レディパールとの最善のバランス』を見出す
感じになりますしね。
じゃ射手座の要素は何なのか?って言うと、
恐らく、”ゲーム全体・プレイヤーとの関係性”から見た場合、
なのかな~という気がします。
何せ瑠璃は、全NPCの中で
『必ず一番最初に出逢うキャラクター』ですからね。
しかもパラメータも平均的で、初心者でも連れ歩きやすく、仲間に出来る
タイミングも多く、戦力補強としてもけっこう頼もしいキャラです。
そう、瑠璃は、聖剣伝説LOMという”長い旅”の間、
『共に歩んでくれるお守り』なのですよ。
それも文字通り、”最初から最後まで”、ね。
射手座に紐付く色も、最も有名なのは『青・ロイヤルブルー』です。
まさに、”砂塵の晴天”…ですよね。
以上、超簡単にですが、『西洋占星術はこんだけ聖剣伝説LOMに
描かれている・反映されているんだよ解説』でした^^;
(これでも”超簡単に”なんですよ…占星術、奥深過ぎですよね……)
オマケ:占星術が示す”未来”とLOMが描くテーマ
ドラゴンキラー編の解説の最後でもチラッと触れましたが、
私がLOMの考察記事で度々言及しているドS本は、
ほぼほぼ占星術(及び聖剣伝説LOM)と
”宇宙観・世界観”が共通しているのではないかと
思われる本なのですが…
先日、それを確信する、ある言葉を見付けたのです。
マンガでわかるドS本のあとがきに、こう書かれていたのです。
(以下、4行引用です)
宇宙も人もすべてが進化しています。
進化しながらある一つの場所へと向かっているのです。
どこに向かっているのかというと「愛」そのものにです。
愛はすべての根源です。
LOMの主人公が最後に目指すマナの木・マナの女神も『愛』であり、
ホロスコープの最後の星座、魚座が表すのも、“宇宙的な愛”です。
”アガペー”とか”ワンネス”といったキーワードもありますが、
ともかく、呼び方は何でも良いのですが、LOMも占星術も、
同じように『“愛”を目指す』という世界観で成り立っているのです。
人は、”宇宙”は、ただ“愛”を目指して成長し、生きている。
そこに貴賤はなく、正解・不正解もない。
誰もが皆、自分が経験・体験したい”愛”に向かって努力・行動し、
自分が信じた”愛”へと辿り着き、”宇宙”へと還っていく。
それこそが、LOMに描かれた世界観であり、
最も私達に伝えたいメッセージなのではないかなと、
占星術を通してLOMを考察してみて、改めて感じる、今日この頃です。
ラヴをありがとう。
したらな!
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