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執筆雑記 〜珠魅と宇宙と私と〜 宝石王の正体と、導かれた(かもしれない)者の話

※こちらの記事では、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA(通称LOM)』というゲームの『珠魅(じゅみ)編』に関するネタバレが含まれております。
該当ゲームプレイ中など、ネタバレ避けたい方は読まないことをオススメいたします。

また、ちょっとスピリチュアル系の話が出てきますが、
(いや、正確にはスピリチュアルじゃないんですけども…)
別に「これこそがこの世の真理!」とか「是非やって(読んで)みて!」とかではなく、
単に「珠魅編の考察に使える考え方」として紹介しておりますので、
「ふ〜ん(鼻ほじ)」って感じで読み流して頂ければオッケーです😇👍✨
それでも「いかがわしい話はちょっと…」って方は読まない方が良いかもです…
その辺りは自己責任でお願いいたします🙇🏻






今回の話は…


ハイ、何か金子みすゞさんの某詩+某ドラクエみたいなタイトルですけれども(笑)
内容は微塵も関係なくてですね(何となくです…すみません…)
今回は、先日騒いでいたコチラ↓

一応憶えていたので^^;
日記兼覚書としてまとめておきたいと思います。


宝石王の正体

まずですね、タイトルにも書いたので、
お先に上記記事で“頭パーーーン”てなるきっかけになった、
『宝石王の正体』についてお話ししたいと思います。

ハイ、で、いきなり結論から言っちゃいますとですね……

宝石王の正体は、
『宇宙そのもの』
です。

「……は???」

って話ですよね^^;
いや確かに「種族:星」って書いてあるし、
「体の中にもう一つ宇宙がある」みたいなことも書いてあるけどさぁ…?
って感じですよね^^;;

いやでも、コレ、
“科学的な宇宙”
ではないんですよ。
“スピリチュアル系な意味での宇宙”
なんです。

「……………は????????」

…ってなりますよね^^;;;;;
ハイ…以前の私だったら、同じ状態だったと思います……。

そこで登場するのが、コチラの本↓

通称、ドS本
帯外すとこんなんです↓
上の“宇宙さん”蓄光なんですよ実は(笑)

コチラは、所謂、“スピリチュアル”とか“引き寄せ・願望成就系”の本に分類されるものだと思いますが…
ともかく、この本に書かれている“宇宙”及び“宇宙の仕組み”っていうのが、
正に『宝石王そのもの』なんですよ。

この本でいう“宇宙”というのは、
『どんな願いでも、願うとすぐに叶っちゃう』という凄い所・存在らしく、
我々の魂?は元々この“宇宙”にあったんだそうです。
でも、何でもすぐ叶っちゃうと、それはそれで詰まらない……
ってことで、『肉体を通じて“行動”し、願いが叶うまでの
“経験・体験・過程”を楽しむためのテーマパーク』として
生み出されたのが地球……なんだそう。

コレ、そのまま“宝石王が生まれた経緯”として考えると、
めちゃくちゃ説明が付くんですよ。

宝石王の願いは『世界を飲み込み、すべてを体内で調和させたい』
な訳ですけど、
この願いを、“ただ叶える”のではなく、
“体験”したくなったから
(或いは“宇宙が宇宙を飲み込むことは出来ない”から?)、
地球=ファ・ディールに実体化・受肉した……
それが『宝石王』。

…って考えたら、筋が通ってると思いませんか…??

しかも、珠魅の核を始めとした宝石は、LOMの世界(特に珠魅編)では
“星”に喩えられてるんですよ。
コレはつまり、『珠魅の核を飲み込む=“宇宙”を飲み込む“体験”』
と言えなくもないのでは?って話です。
珠魅の核のエネルギーって膨大らしいですし。

つまり、宝石王の“願い”は、肉体を得て、
サンドラに協力することで叶うのですよ。
“体験”出来たのですよ。
そして願いを叶えた宝石王は、主人公達に倒されることで肉体を失い、
“宇宙”へと還っていく………
そういう流れだと考えたら、
宝石王初登場イベントの名前が『コスモ』である理由も説明が付きますし、
(”宝石王のセリフ”を指しているのではなく、”宝石王本人”を暗に示した
タイトルだった、という…)
宝石王の『種族』が、ディドルやザル魚君みたいに
『謎の生き物』ではなく、
わざわざ『星』になっているのも説明が付くんですよ。
(『宇宙』だと、流石にプレイヤーが「?????」ってなっちゃいますからね…)
醜い容姿にも関わらず『宝石王』という名前なのも、
『星に喩えられる宝石達の頂点的存在』
と考えたら、納得の名前なのかな、と。

さらに言うと、ドS本の中で“宇宙”というのは『善悪という判断基準がない』
みたいなことが書かれているんですが、
コレも宝石王には反映されていて、
「人は美しいものを、争い合い、殺し合ってでも手に入れようとする」
とは言うけれども、
それについて善悪の区別を付けることはせず、
ただ「美しいものほど奪われ、損なわれてしまう。悲しいことだ」と
“個人的な感想”を述べるだけなんですよ。
人間の行為についてのジャッジは一切しないんです。

サンドラの行いも、「やめなさい」と諌めはするけれども、
「“悪いことだから”やめなさい」とは言わないんですよ。
「傷付け合うことに“意味はない”」と言うだけ。
善悪は一切語らないんです。

コレは宝石王の正体を理解した上でセリフを読まないと、
恐らく気付かないんじゃないかなと思うんですが、
でも『宝石王の正体=“宇宙そのもの”』と考えると、
全く不自然さの無い、筋の通ったセリフ、ということになるんです。

“宇宙”と珠魅編

“願いが叶う”物語

さらに言うなら、この“宇宙の仕組み”(願いが叶う仕組み)というのは、
実は珠魅編全体を通して、もの凄く単純化されてはいますが、
繰り返し描かれているんですよ。
何なら『ゲームでわかるドS本』なのかなって思う位。

どういうことかと言いますと、
珠魅編に登場するキャラクターには、実はいくつか共通点がありまして、
それは
『最終的には願い(オーダー)が”全て”実現している』
ということ。
そして、もう一つ、
『心がすれ違うことで絶望し、
  ↓
絶望することで自分の真の望み・願いに気付き、
  ↓
その望み・願いを口にして、
  ↓
生まれ変わって、
  ↓
真の望み・願いを叶えるために行動することで、
(※生まれ変わりと行動が逆のこともありますが)
  ↓
真の望み・願いが叶う…』
という流れを必ず経験することです。

特に、ポイントなのが、
『“全ての”願いが叶う』という点と、
『生まれ変わる』という過程を経験することです。

まず、“宇宙”が願いを叶えてくれる仕組みは、
『オーダーし、その願いを叶えるために行動する』こと。
そうすれば“宇宙”は全力で願いを叶えてくれる、のだそう。

ただし、前述の通り、“宇宙”には『善悪の判断基準がない』ですし、
その上、『イイ感じに配慮してくれる』ってこともないそうで、
「この願いが叶っちゃったら可哀想だから」とか
「この願いは良くない願いだから」といった
配慮やら気を利かせるなんてことはしないし、
ついでに、『願いの“結末”は決められる(オーダー出来る)が、
願いが叶う過程は(強制的に)“宇宙”にお任せ☆になる』とのこと。

この『願いが叶う仕組み by“宇宙”』が適用されているのが珠魅編である
と考えると、
「仲間が欲しい」という瑠璃の願いも、
「過去の記憶を取り戻したい」「役に立ちたい」という真珠姫の願いも、
「蛍姫を救いたい」というレディ・パール(とアレクサンドル)の願いも、
「もう一度珠魅の都市を見たい・皆で暮らしたい」「ディアナと再会したい」というルーベンスの願いも、
「珠魅は涙を取り戻す」というエメロードの願いも、
「族長としての責務を果たす」というディアナの願い(決意)も、
「世界を飲み込み、すべてを体内で調和させたい」という宝石王の願いも、
「滅ぶべきは蛍姫ではない、私達だ!」というアレクサンドルの絶望のオーダーも、
「ルヴァーンシュちゃんと一緒に居たい」というザル魚君の願いも(笑)、
全部、叶ってるんですよ。

その願いが叶うまでの過程がどうであれ。
叶った後の展開がどうであれ(望んだ通りかどうかも含めて)。
願って(オーダーして)、
その願いを叶えるための、何らかの行動を起こしたから。

ティアストーン後の珠魅達の発言も、
『=未来への新しいオーダーである』と考えれば、
「珠魅の未来は明るいかもな」と思えますし、
本当に、終始、「このストーリーを創った人は
“宇宙の仕組み”を完全に把握してるな」感をヒシヒシと感じるのですよ…。
そもそも、アレクサンドルのオーダーですら叶っちゃう辺り、
マジで“宇宙の仕組み”を知ってる人が創った話なんだろうな〜…
って感じです…^^; オニ〜…

で、この『願いが叶う仕組み by“宇宙”』を
一番分かりやすく、且つポジティブに描くために
主人公として設定されたのが、
瑠璃と真珠姫なんだと思います。
成長も分かりやすいですしね。
代わりに、『生まれ変わり』を分かりやすく描いたのが、
ルーベンス、エメロード、ディアナです。
特にルーベンスはめっちゃ顕著ですよね。
性格まで変わってますもん(笑)
ま、本来の彼に戻った、ってだけなんですが。

『生まれ変わり』の重要性

で、その『生まれ変わり』について、
もう少し詳しく説明しますと…

ドS本では流石に「生まれ変われ」とは書いてないのですが(笑)
それに匹敵するような『相応の努力』であるとか、
『潜在意識の浄化』といった説明は出てくるので、
こちらも恐らく『願いが叶う仕組み by“宇宙”』が珠魅編に
適用されている証拠…なのかなと感じます。

特にこの『生まれ変わり』というのは、ある意味、
珠魅編のメインキャラとサブキャラを隔てる大きなポイント
なのかなと感じる程、重要な過程になっています。

前述の通り、実際に一度死んでしまう3人は
比較的分かりやすいかと思いますが、
死なないルートのある瑠璃・真珠姫&レディ・パールも、
ちゃんと『生まれ変わり』を経験しているんですよ。

瑠璃は『コスモ~月読の塔の誘惑者』の時に、
そして真珠姫とレディ・パールはお互いに入れ替わる時に、
それぞれ『生まれ変わり』という過程を経験していると思われます。
前後のストーリー展開的にも、上記タイミングかな、と。

で、『生まれ変わり』という過程の重要性については、
一番分かりやすいのが、ザル魚君です。
彼は“生まれ変わらない”ので、
珠魅編が終わっても“ザル魚君のまま”ですし、
“心のすれ違いにも真の望み・願いにも気付かない”まま終わるんですよ(苦笑)
一応、願い(オーダー)は叶いますけどね^^;
何の進化も成長もしませんし、『未来への新しいオーダー』もしません。
だからザル魚君は、この先もきっと”ザル魚君のまま”でしょうし、
『珠魅編のメインキャラではない』訳です。

※余談ですが、最後の最後に『生まれ変わり』を経験した
アレクサンドルの未来は……
きっと明るい、ですよね…^^
ということまで、この設定を理解していると予測出来るのですよ……
いやまぁ、もうちょっと分かりやすく“救い”を描いても
良かったんじゃないかな~…とは思いますけどもね(苦笑)

叶わない願いの理由

ちなみに余談ですが、一人だけ願いすら叶ってない人、居ますよね?
そう、ボイド警部です🐭

コレは、あくまで私の予想ですが、
恐らくボイド警部の場合は、
『願い』と『願いを叶えるための行動』が“ズレている”
…のではないかなと思うのです。

彼の“本来の”願いは、人物図鑑を参照するならば、
『憧れのサンドラが珠魅殺しの凶悪犯に変貌してしまった理由を
直に尋ねる』ことだったはずなんです。
でも、実際のボイド警部は、
『サンドラを捕まえる』方に意識がズレてしまい、
『理由を尋ねる』なんて、別に捕まえなくても出来そうなのに、
『サンドラを捕まえるための行動』ばかりを繰り返してしまっている…
そのせいで、結局『変貌の理由を尋ねる』という願いが
叶わず終いになってしまったのでは…?と考えられます。
ボイド警部も、“生まれ変わり”は経験しませんしね。

このことからも、ボイド警部も“メインキャラではない”
ということが言えるのではないかなと考えられますし、
『願いを叶えるためには適切な行動も大切』という
『願いが叶う仕組み by“宇宙”』のポイントが
描かれていることが分かります。

珠魅編のもう一つのメッセージ

ちなみにもう一つ、珠魅編で描かれているのは、
『”今”に集中し、全力で生きる大切さ』かなと思います。
こちらは願望成就云々と言うよりは、禅の考え方などに
近いのかなと思いますが…。

死や未来を恐れ、憂えるのではなく、
また、変えようのない過去や事実を嘆くのでもなく、
”今、ココ”に集中し、全力で生きる…
それこそが、行動と経験の星、地球に生まれた意味なのだと。
不老不死でありながら、同時に儚く脆い存在たる珠魅を通して、
そんなメッセージが描かれているのではないかなと、
今回の考察で感じました。
そして、そんな普遍的なメッセージが描かれているからこそ、
未だに多くのファンの心を掴んで離さない物語なのだろう…
そんな風にも思います。

後記兼余談:珠魅編と“宇宙”と導かれし私

ハイ、だいぶ長い考察となりましたが、
『珠魅編考察史上、最大級の”頭パーーーン”案件』の解説は
以上となります(笑)

で、余談ですが…
今回の件が何で最大級の衝撃だったかと言いますと…

めちゃくちゃ”宇宙”を感じたから

なんです^^;

もう、全て『”宇宙”のまにまに』だったんだな、と。
聖剣伝説LOMの妄想アニメ脚本は、
『”宇宙”に書かされている』のだな、と。
そう感じた…と言うか、ほぼ確信に近いものを感じたのですよ。

約20年前に聖剣伝説LOMのゲームに出逢ったことも、
ゲームをプレイしたことも、
瑠璃とルーベンスをめちゃくちゃ好きになったことも、
紆余曲折の地獄に耐えたことも、
その最中に占星術と出逢ったことも、
占星術師さんと出逢った順番も、
取り入れると決めた情報も、
LOMのアニメが”あんな出来映え”で終わったことも、
それを観て感じた怒りと絶望さえも、
Wuriaと出逢ったことも、
セッションを受けてみると決めたことも、
セッションしてくださったお相手も、
ドS本と出逢ったことも、
ドS本を読むと決めたことも、
全部、”宇宙”はお見通し。
と言うより、きっと全部、”宇宙”のお導き通り。

私なら、ドS本を読むし、
書かれていることを理解するし、
読みさえすれば、珠魅編の仕組みにも気付くはず、と。

だから妄想アニメ脚本を書くように仕向けたし、
書き上げることが、たぶん、今の私の役割。

物凄く、そう納得出来たのですよ。

だって、ドS本のこと知って、読み始めたの、
今年の7月末~8月入ってからですよ?ww
今回の宝石王の件に思い至るまでに、
1週間かからなかったんです。
もう、待ち構えてたのかな??って感じですよ(笑)

私の運命は、聖剣伝説LOM。
今は胸を張ってそう言えるし、
妄想アニメ脚本も必ず書き上げたいと思えるし、
きっと世界中のLOMファン、更には新規ファンの皆さんとも、
リメイク大成功の感動を分かち合える日がやって来る……
そう信じられる。
だから今は、あの公式アニメにすら、感謝出来る(笑)
ありがとう、私を絶望させてくれて。
ありがとう、私に妄想アニメ脚本を書かせてくれて。

私は、もう大丈夫。
…きっとね(笑)

したらな!




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