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食の羅針盤~食器~

こんばんは!チーママやよいです!お元気ですか?
寒くなってくると洗濯をまわす回数が増えませんか?
チーママやよいは、2.3日に1回はデリケートな衣類の洗濯もあるので、毎日2.3回は回しています。3人家族ですが、洗濯物多めです。

東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。

はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。

http://hana-michi.com/

しばらく哲学のお話が多かったので、今日は違うお話で。そのうち哲学者だと思われちゃいますのでね。
はい、そんなことはないですね(笑)


今日は食器のお話です。

食と食器は切り離せないものですよね。

和食器は焼き物も種類が多く、掘り下げていったらキリがないくらいです。

西洋食器も和食器と同じくらい使いますよね。

何気なく使っていますが、西洋食器、重くないですか

フレンチやイタリアンをいただいていても、食事中に持ち上げることがないですよね。だから、重くても大丈夫ですね。

持ち上げるというマナーはありません

シルバー

何のことかわかりますか?

ナイフフォークのことです。

レストランではのフォークやナイフを使うこともあります。

ご家庭でも使ってらっしゃる方もいるかもしれませんが。

銀のナイフやフォークを使うから、お皿も堅く丈夫である必要がありました。

陶磁器で堅く焼いてあります。

また、西洋食器の色はほとんどが白が基本です。

主役の料理が引き立つように。

イタリアンですと、トマトを使うことも多く、お料理はカラフル。

フレンチではソースが主役と言われるくらい。

そういった彩りが引き立つようにほとんどがです。

また、フレンチはテーブルマナーが難しいと言われていますが、

どうして難しいイメージがあるかと言うと、フレンチはもともとフランスの貴族の中で生まれた文化だったからです。

なので、身近に感じるというよりは高級なものに感じますよね。

貴族は、時間やお金に余裕があって、マナーや教養を学ぶゆとりがありました。

マナーはもともと教養がない人に教えてあげるもの。

フレンチではたくさんのフォークやナイフがずらっと並んでいて、初めて目にすると怯むことも!?

外側から順番に使っていきます。

これに対して、イタリアン家庭料理が極まったものなので、フォークやナイフは1セットしかありません。

日本ではパスタを食べるときにスプーンも使うことが多いですが、イタリアンではフォークしか使いません。スプーンではなく、お皿の端を使ってくるくる巻いていただきます。

なので本格的イタリアンレストランではスプーンがありません。

(チーママやよいはスプーンがあることに慣れすぎていて、そういったレストランに行くといつもパスタを食べるのに苦労しています。。。)

このように、土地とそのような文化食器を通じても違いがあることがわかりますね。

紅茶、絵画、文字など多くの文化は、

まずは神様に捧げるものであり、貴族の間におりてきて、趣味嗜好になったところで、文化となり、文化はみんなでやるものでなければすたれてしまうから、そこで初めて庶民におりてくる。

どの文化もだいたいこの順番です。

なので、文化には昔はヒエラルキー(階級や階層)がありました。

次に、日本ではどうでしょうか?

日本人はお膳で食事していました。

時代劇でよく見たことがあるかもしれません。

お盆や、足が付いているお膳もあります。

この小さなお膳の中にお皿を並べて食事をしていました。

お盆は基本的には四角いものを使っていたから、丸いお皿だけだと収まりづらい。だから、四角や多角形のお皿を組み合わせて、まるでパズルのようにたくさんのお皿を収めていました。

日本の国土は海外に比べると狭いです。

日本人は限られた空間に収めるということがとても得意ですね。

書道でも掛け軸がずっと使われてきました。

掛け軸は、壁に掛けることもできるし、軽い不要な時には丸めてしまっておくこともできる

だからいいのです。

額に入れてしまうと重い上、収納するには蔵が必要です。

額装が出来てきたのは、日本の住宅様式が変わってきてからです。

展覧会や、美術館など天井の高い建物に飾って初めて、額は生きます。

環境で物が変わる

ということです。


和食はもともと地味なものが多くないですか?

基本、白か茶色。

煮物のにんじんやいんげんは栄養もありますが、彩りに使われています。

もともと和食ではカラフルな食材が少なかったため、器も主役に

そのため、和食で白の器を使うことはあまりありません。

日本料理ではお料理よりもお皿の方が派手なことも多いですね。

日本では、今でこそ椅子とテーブルがありますが、昔はどうしてお膳を使って食事をしていたかわかりますか?

テーブルを囲んで食事をするようになったのは江戸時代くらいからです。

それまではずっと畳の上で生活してきました。

寝るところも食事をする部屋も同じです。

畳は貴重品です。

畳を汚さないようにする必要があったのです。

畳の上にこぼさないようにするために、お盆の上にのせ、お皿を口元まで運んで食事をしていました。

全ては畳を守るため

だったのです。

器を手に取って食べるのが日本食のマナーですが、畳を大切にする心から生まれたマナーだったのですね。

このようなことから、日本の食器は軽いし、小さいし、そして彩りを補うために華やかなものが多いです。

また、海外と違って、たとえフローリングの床であっても物を直に置くと怒られたりしますよね。

畳の上に直接お皿を置いて汚さないようにしてきた習慣が残っているのかもしれません。

マナーを知る時に、その背景については見落としがちですが、そこには素敵なストーリーが必ずあります

いろいろなことを知ると、生きていく上での教養が増え、生活がより豊かになっていきますね。

今回も勉強になりました。

では、今日はこの辺で・・・。

さて最後に恒例の、

今日の草書コーナーです。
何の漢字でしょうか?

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なんだかちょっとカッコ良くないですか?

正解はこちら!

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まずは、行書で。
次に

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楷書で。

でした!
当たりましたか?
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

おやすみなさい。

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