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運も実力のうち?エリートは謙虚に。哲学者マイケル・サンデルさんのお話
こんばんは!チーママやよいです。お元気ですか?
今日は、はな子ママ、哲学の話をしてくれました!勉強になります。みなさまもぜひ読んでくださいね!
東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。
はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。
さて、今日はアメリカの哲学者、政治哲学者、倫理学者であり、ハーバード大学教授でもある
マイケル・サンデルさん
のお話です。
共同体主義(コミュニタリアニズム)の代表的論者です。
彼の著書に
『実力も運のうち 能力主義は正義か?』があります。
世の中は実力主義だと思いますか?
世渡り上手な人がけっこう出世していたりしませんか?
この本では
世の中は偏っているから貢献的正義の下での平等の分配を進めるべき
という主義が語られています。
一般的に能力と言われているものは運が多く作用していると断言。
チャンスとは本来平等なはずですが、そうではなくて、そこにいる人に有利に働くことがある。
例えば、日本では少しずつフラットにはなっていますが、東京にチャンスが集まっています。
地方から東京に人が集まっています。
ちなみに、この地方という言い方は、日本特有のものらしいです。
ヨーロッパでは地域(エリア)といいます。
東京にいないとダメっていうのは実力主義ではないですよね。
また、例えば、
輝かしい成績で入学した人がいます。
指定校推薦、スポーツに秀でているなど特別上位な人もいます。
人は自分の実力で入学できたと普通は思っています。
本人の頑張りももちろんありますが、その人の実力のみではありません。
親の収入が高くて、塾に通わせてもらった、いい先生に教えてもらうことができた、など家庭の環境も大きく影響しています。
教育格差はすごいです。
それをラッキーと思うか、アンラッキーと思うかはその人次第。
ここで彼は言っています
たまたまお金持ちの家に生まれた
ただそれだけですよ
と。うーん、厳しい!
でも、このたまたまを自分の実力に寄与して、さらにいい学校、いい成績をとり、もっとエリートとして活躍することもあります。
だから大切なことは
エリートという人は怠慢になってはいけないよ。
たまたまに感謝して謙虚になるべきだ!
と言っています。
たまたまいい家に生まれて、実力を発揮して良かったね、という話ではなくて、そこからエリート社会の競争の中で、自分らしく生きることができなくて精神を病んでしまうこともあるのです。
生きていくということは大変
だから、
貢献的正義
を彼は提案しているのです。
つまり、
社会に対する貢献度で実力をはかりましょう
と。
能力主義とは自分自身のスペック+環境の良さ+運
といったところでしょうか。
そうではなくて、
どんな環境に生まれても、自分が社会に対してどれだけ貢献したかを重視しよう
という考え方です。
具体的に言いますと、
一生懸命に働いて、社会に貢献した分だけ手当てがもらえる仕組みです。
社会に貢献している限りは全員が平等に正当な待遇を受けることができる、ということです。
賛否両論あるかもしれまんね。
しかし、これは今までになかった新しい発想だと言えます。
今までの社会は、いかに売るか、マーケティング重視であり、消費者を基準にしていましたが、これは、社会に貢献した生産者に基準をおいて、彼らが喜びを得る仕組みを作る、という考えです。
長くなりましたが、
ここまで、マイケル・サンダルさんのお話をしてまいりました。
さらに、はな子ママの語りは続きます。
哲学者は世の中に新しい考えや理想を決して押し付けたり、強制したりするものではありません。
哲学者の方たちに共通しているのは、
ただ、いきすぎた競争をどうにかしよう
ということではないかと思います。
お金は大事です。
マネーゲームなどのように秒でお金を稼ぐことも可能な世の中になったことはすごいことです。
お金がないと生きていけないから、お金を稼ぐことは大事です。
でも、役に立っているということが貨幣価値として元に戻ってくる、お金は感謝の表れだと思います。
しかし、それだけでは人の心は疲弊してしまいます。
あなたがいてくれて良かった
こういうふうにお仕事してくれて助かった
こういう考え方ができるように、また浸透していくといいな、というお話でした。
私も貢献ということについて最近よく考えるようになりました。
身近なところでは、家族にも貢献しよう!と。
貢献してると思うと家事も楽しいものに。
でも、こんなことがありました。
昨日、娘が納豆を混ぜていた時、ネギが机の上にパラパラといくつかこぼれていました。その時、私は手があいていたので、そのネギを拾って、娘のお茶碗に入れてあげました。
小さな貢献!ありがとうって言われちゃうかしらと思ったら、
怒られました(笑)
なんで、中にいれるの!?と、まあ、机の上に落ちたものですから、ごもっともなんですが、いつもチョコとかお菓子が机の上に落ちても拾って食べていたのでつい、ね。ネギはダメでしたね。
ここで思いました、わたし。
貢献と言っても、相手や社会が望んでいないことをやってしまうとただの余計なお世話、おせっかいにしかならないんだなあと。
他人の課題を奪ってしまわないようにもしないとなあ、と。
よく考えて行動していきたいと思います。
最後に今日のお題はこれ!
わかりました?
ちょっと今回は難しいかな?
こんなに画数が減っちゃうんですね!
正解はこれ!
今日は楷書でも書いてみました!
長くなりましたが、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
おやすみなさい!!
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