雑記 574 聖バレンタインデー

画像1 昔々、ローマにヴァレンティヌスという名の司祭がいた。時の皇帝クラウディウス2世は、士気が下がらぬよう、兵士に結婚を禁じていた。ヴァレンティヌスは、兵士を憐れみ、内緒で結婚式を挙げてやっていた。そのことが皇帝の知るところとなり、豊年を祈願するルペルカリア祭(2/15)の前日、処刑された、、、と簡単に言えば、そんな話。14日は、男女の愛を取り持ったヴァレンティヌスの日として、長く記憶されることになった。
画像2 チョコレートを贈る習慣は、製菓会社の陰謀(間違いなく)で広まり、行事好きな日本人は、まんまとそれに乗せられ、女性から愛を告白出来る日として、ヴァレンティヌス司祭に心を寄せることはほとんどない。
画像3 まぁ、それがいいか悪いかは別問題。今は、ハロウィンやクリスマスと同じように、年中行事のひとつとなり、さらに、近年は、義理チョコ、友チョコ、と分類は派生して、親しい者同士の関係を円滑に回すための挨拶代わりとなっているようである。
画像4 かく言う我が家も、義理チョコを買い込んだ。デパートには特設コーナーが設けられて、近年は、海外からの菓子職人の趣向を凝らした高価なアート作品のようなチョコレートも目立つ。
画像5 ちょうどお年頃の若い人には、一大事かも知れない。私は、最初から「義理」と言わなくてもそれ以外の目的はない、そんな熟年になってしまったわけだが、ときめくことは、若い時の若い感情の一時の、線香花火の飛び散る火花のようで、キラキラと輝く美しさを感じる。ただ、それは、若さと同じく、長くは留められないもの。
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画像7 まあね、ヴァレンタイン司祭のことを思うと、もろ手を挙げて、ハッピーバレンタイン、とは言えないのだけれど。
画像8 人々がそれぞれを思いやり、普段会わない人にも思いを馳せる。日本は平和な国だ。
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