見出し画像

雑記 108 詩ーー卒業式

        卒業式
           竹内義則

毎年のように

15歳の君らを送れば

毎年のように

君らは涙する


別れの感傷が

いつもこんなに

新鮮であることに

驚くばかりだ


毎年のように

繰り返す言葉が

いつも新しい


おめでとう

そして さよなら

(産経新聞 朝の詩  1991.3.10 )
(詩 : 和歌山県中津村 竹内義則)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?