雑記 696 Circle of the Life

画像1 丁度1年前の今日、拾ってきた椿の実がはぜて、種が転がり落ちた。
画像2 その種を木の根元に植えたら、暫くして双葉が出て、そのまま、じっと双葉のままだった。育たないのかと思っているうちに、今では、6番目の葉が出ている。ツヤツヤの葉だ。
画像3 昨年、晩秋、オジキソウが枯れて、その枝についていた種を袋に入れてとっておき、春になって植木鉢に蒔いた。暫くは芽を出す様子もなく、適当に種蒔きなどしてもダメかと思っていたが、その後ある日一斉に葉を出した。風が吹いたり、日が陰ったりすると、たちまち葉を閉じる。閉じたり開いたり、うちの植物の中では、1番の饒舌。
画像4 ♪♪♪
画像5 この月下美人は、昨年秋、花が終わった後、枯れたようにぼろぼろだった。何年も花を咲かせてくれたから、今年が最後だったのだね、と世話をするご主人が言い、私もあまりにボロボロなので、残念な思いがしていたが、なんと言うことだ。干からびた茎から新しい葉が出て、その葉から更に小さい葉が顔を出している。
画像6 家のご主人が、あまりにみすぼらしく枯れたこの木を不憫に思って、命絶えるならここで、と玄関の出入り口に置いていた。それが、嘘のようによみがえった。生々流転。生かすものは、自然の力。でも、関わり合う人間の愛情も取り込む能力があるのかも知れない。

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