猫日和 611 風花ちゃん

画像1 S家のニューフェイス、風花(ふうか)ちゃん。
画像2 S家から我が家に連れて来られた猫、4匹。2匹も3匹も同じでしょう?3匹も4匹も手間は同じよ、という形の説得。なぜウチに?という問いには、S家には、2匹猫がいたが、ご主人が、これ以上猫を増やしたら俺が出て行く、と首を縦に振らない、と言う。そんなぁ……と思うけれど、行き先のない猫を見捨てるわけにはいかない、何匹でも同じか、と。
画像3 S家の奥さんは、捨て猫、迷い猫を見ると、知らんぷりして通りすぎることが出来ず、しょっちゅう、公園や植え込みに猫缶を持って走っていた。
画像4 そんな彼女が突然に癌で世を去るとは想像もしていなかった。猫の守り女神が去った後、以前いた猫も天寿を全うし、猫っ気がなかったが、ついに、娘さんが、二代目猫守り女神となり、保護猫を引き取ったと言う。命日に御線香をあげに行ったら、ご主人が、新井薬師の方に猫と一緒に入れる墓を買った、と言う。今は別の墓に入っているが、俺が死んだ時に、アイツのお骨も昔飼っていた猫のお骨も全部そこに入れるのだ、と言った。
画像5 そうだなぁ。私も猫のお骨が気がかり。まだ、手元に置いている。出来ることなら、私の葬式の時、私のあの世への持ち物としてお棺に入れてもらえないだろうか、とさえ思う。写真は、今日昼のドラえもんGO。不定期に西武線に乗る私と、どこを走っているかハッキリしない風来坊とが出会う確率は、限りなく小さいと思うのだが。
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