雑記 453 神保町さぽうる
さぼうる、は、神保町で仕事をしていた頃、昼休みによく行った珈琲店である。店名も、茶房、と、さぼる、をかけた名前と思われる。
店の外も、長い歴史を感じさせる。
♪♪♪
♪♪♪
閉店する、という噂があるよ、と言われ、それなら行かねばと、台風襲来もものともせず、出かけた。席は狭く、照明も古めかしい。
♪♪♪
店の煉瓦造りの壁には、ここで時間を潰した人達がほったメッセージが隙間なくある。この町で過ごした学生や会社員のメッセージ。
落書きには相合傘が多いが、大学合格のメモや、労働運動の書き込みもある。この店が、改装、と言う理由で、閉店になることがあるのだろうか。この沢山の書き込みは捨てられてしまうのだろうか。まさか、そんなことはあるまい、あってほしくない、と思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？