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ムスメのいろいろ

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小6で発達障害(ASD)と分かる。知的発達の遅れがないグレーゾーン。外から見たら、どこを切っても普通にしか見えない。困り感を悟られないよう必死で隠して生きている。1日1タスク。1…
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#発達障害グレーゾーン

コミュ障の家族と暮らすということ

言い争いが絶えない コミュニケーションが苦手な人との会話は、何をどう言っても通じなかったりするので、よく言い争いになります。他人であれば黙って関わらなければいい話ですが、家族はそうもいかず、苦労は絶えないのです。 離婚してモトオからは離れられたものの、同じ特性を持つムスメにはまだまだ悩まされています。勿論、モトオほど分からなくはないので雲泥の差はあるものの、日常が日常ですから心配は絶えないのでした。 ちょっと前になりますが、ムスメが高3の時の話。 「ナプキンがもうないか

医者からも普通だと言われるムスメの遍歴①

発達グレーの支援がないのは子に限らずグレーゾーンとは言え、診断が下りているムスメやその親に対して普通、普通と言ってくる医者は本当にどうかしていると思います。 見た目は普通でも問題を抱えて来院している訳ですから、医者なら医者らしく言葉を選んで欲しいと思いますが、医者からしてこんなもんですから、誰に話しても話が通じないというのが、日本の発達グレーの普通なのかもしれません。 という訳で、日本の社会にはいまだに発達グレーの支援が無く、そんな中手探りで支援するしかない親は、いつま

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特性あるある「否定された!」 ー 実は相手の意図している事が分かっていない

私が悪いの!?特性のある人によくある認知と判断の誤り

視覚情報がうまく取れない【ムスメ】

個人ブログ始めて、ごちゃ混ぜになってしまっていたので、豆苗の話と冷蔵庫の話の2つに分けて改変しました。

個人ブログ、始めました。

これから新しい記事(上の記事から)は、そちらに上げていこうと思っています。 立ち上げたばかりなので、一部重複する記事がありますが、ご容赦ください。 私の記事を楽しみにしていただいている方は少ないかもしれませんが、 読みやすいブログになっていると思いますので、 これからもよろしくお願いいたします。 ややこ

人は脳で見ている

ムスメの発達検査にまつわるいろいろ①

グレーならではの悩み学校で支援する側にいると、うちの子に問題はない、発達検査なんて必要ないという親が多いと聞きますが、発達検査はその子の得意不得意が分かるもので、自治体によっては高い検査がタダだったりしますから、機会があれば子供のことを詳しく知れるので、積極的に受けた方がいいと個人的に思います。 グレーゾーンの場合、余程問題がない限り、声をかけられることなんてありませんけどね。 うちの場合、長い間私一人の悩みでしかありませんでしたから、分かりやすいことはある意味ラッキーに

メラビアンの法則 7:38:55

メラビアンの法則 「メラビアンの法則」というのをご存知ですか。 私はパントマイムの人がテレビで話しているのを聞いて初めて知ったのですが、心理学上の会話の法則だそうです。 これによると人は会話する際、言語情報を7%、聴覚情報を38%、視覚情報を55%の割合で優先させているというのです。 会話を義字通りにしか取らないモトオとムスメが、いつもとんでもない勘違いをする理由が、これでした。 言葉以外の非言語情報をまとめると93%ということは、人の表情や言い方の違いが分からない

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ものには言い方がある話

表情や声色で言葉の意味が変わる と、いうことを知らなかった以前のムスメは、話しかけると怒る人でした。 顔が怒ってますから、何を言っても文句をつけてくるチンピラのようで、はっきり言って話しかけたくない部類の人でした。 けれど、子供が欲しくて欲しくてやっと授かったムスメでしたから、諦めず頑張ることにしたのです。 そして、私が話し方や接し方を勉強し(感情抜きで、とにかくゆっくりめに話すなど)、対応を変えていくと、ムスメも少しづつ変わっていったのでした。 でもこれ、いつも出来

衝撃的なクリスマスプレゼント

ワンオペ家庭のクリスマスプレゼント 我が家は実質ワンオペだったので、ムスメへのプレゼントはいつも私が準備していました。 私は少しでも夫に育児に関わって欲しかったので「今年、こういうのを欲しがっているよ。 今年はサンタにこれをお願いしていたよ」と教えてあげていましたが、残念ながら彼には関心がなかったのです。 二人が発達障害だと分かった年、認めたくないモトオの傍若無人が酷くなり、我が家はお祝いどころか笑顔まで消えていたのでした。 そして、それとは別に、小6だったムスメは、

「ママのせいで、やる気がなくなった!」はいつまで許されるか

母親が子供に喝をいれる   先日、自分のやる気がなくなったことを母親のせいにする子供を描いた漫画を目にしました。なんでも母親のせいにするのは、小さい子供の特徴でもありますが、漫画の中の子供は小学校中、高学年くらいの女の子。そろそろ自律した考えを持っていてもいい年頃でした。 「宿題やったの? いつまでも遊んでないで、さっさとやりなさい!」と母親に言われた女の子は心の中で(今ちょうどやろうと思ってたとこだったのに!?)と、水を刺されたことに腹を立て、思ったままを母親に言います

ムスメも人のせいにして怒る人

『お世話して貰っている人に感謝する』 概念どこいった   その日は祝日でしたが、大学があるからと言って、ムスメにお弁当を頼まれていました。 前の晩に家を出る時間を確認すると「9時に家を出る」と言われたので、翌朝その心積りでお弁当と朝ごはんを用意したのでした。 ところが、8時にムスメのアラームが聞こえましたが、8時半を過ぎても起きてこないので、「起きなくていいの?」と感情込めずに声をかけました。 今思えば、もう大学生なので放っておけばよかったのかもしれませんが、返事はな

感じよく「そうだねえ」が言えない件 

相槌や同調は会話に欠かせない潤滑油 相槌を打ったり「そうだねえ」と人に調子を合わせたりする言葉は、会話に欠かせないものですが、会話が苦手な我が家のふたりには、それが難しい作業のようでした。どちらも相手のことをよく見たり、考えたりしなければ上手くできないことだからです。ただおかしいのは、ふたりとも相手が他人だとちゃんとやれるということでした。 発達グレーの人たちは、学習したり練習したりすると出来るようになることがありますが、この他人にだけ良い顔をするという行為は、家族の心を