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転職エージェントを使う際に押さえておきたいたった一つのポイント

こんにちは、転職経験者、元キャリアアドバイザーのややこです。

先日アップしたこちらの記事、たくさんの方にご覧いただきました。
ありがとうございます。

今回は、エージェントを使う際に分かっておきたいたった一つのポイントをご紹介いたします。
はじめに申し上げますが、エージェント出身者でありながら「転職エージェントは絶対使った方がいい!」とは考えていません。

逆を言えば、このポイントを押さえておくとうまくエージェントと付き合えると思っています。

なぜか?
そちらも含めて今回の記事を書きました。

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たった一つのポイント、それは

エージェントも営利目的で企業を紹介しているということです。


エージェントのビジネスモデルは、
求職者⇔エージェント⇔企業 この3者間にて、
企業⇒エージェント ※入社予定者のおよその年収20%程度を支払う、成功報酬型
となっています。

つまり、面談した求職者の「入社」が決定して初めて利益が発生するのです。
逆を言えば、どれだけエージェント担当者が、求職者に親身に寄り添い、悩み相談や自己分析、面接対策を手伝おうと、
「webサイトから応募した〇〇に内定をもらったので、そちらに入社します」となってしまえばエージェントには一銭も入りません。


私は3つのエージェントを使いながら転職しました。
1社目は、初めて転職を考え始めた頃からお付き合いがあるエージェント、
2社目は、なんとなく登録したエージェント、
3社目は、1社目で受けていた第一志望に落ちたとき登録したエージェントでした。

私の場合は、最終的にその3社目のエージェントで転職しました。


どうしてそうなったのか?
理由の一つに「エージェントというものも客観視した」ことがあげられると思います。

エージェント担当者は営業ですから、企業紹介時から、「内定が出たら入社する」という意思を固められるようコツコツと動いています。
それは、信頼関係の構築はいわずもがな、その人に最大限マッチする企業はどこか?をプロ目線で見定めて、一緒に考えていくスタイルです。
※もちろん、受かりそうもないところの入社意向を上げるようなことはしません。


例えば…
・自己分析の手伝い ⇒どういった企業ならこの求職者にマッチするか?
・応募資料の添削 ⇒紹介企業が好む言い回しはなにか?
・面接対策 ⇒求職者の印象や言い回しなどが適切か?
・面接のフィードバック ⇒志望度の変化や、疑問の解消、面接の改善点の確認


誤解してほしくないのですが、エージェントは企業や担当者によって、顧客満足度を優先するか、営業数字を優先するかはかなり差が出ます。

それは、7:3であることも1:9であることもあります。

人の人生を担っておいて…と思われるかもしれませんが、世の中の企業はすべてそうです。

何かを買うときも、病院にかかるときも、引っ越しをするときも、金銭が発生することでそこで働いている人の給与が賄えるのです。


エージェントは、仕事として、求職者であるあなたと共に伴走し、企業の人材課題解決を行っているのです。

私の場合は、1社目とのお付き合いが長くなるにつれて、「押し」の強さに圧倒されるようになってきました。
仮にも一度は最終面接にたどり着いていたので、1社目のエージェント担当者は次で入社させる!と燃えていたと思います。
ただ、私は転職活動に疲れていました。それにゆっくり考えてもいいかな、と。
(エージェント元担当者としては、この時の心理状況を読み取れなかった1社目の担当者はかなり痛いものがあります…)

その後、3社目のエージェントに登録、そのエージェント経由で転職。
1社目からすれば、ずっと手をかけていた求職者を3社目に奪われることになったのです。

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エージェントはうまく利用したほうが良いのです。
向こうも営利目的なんですから、こちらもいろいろと比較検討してうまく付き合った方が得しますし、早く転職活動が終了します。

エージェント担当者との面談やその後の伴走で、「あれ?」と思った点はうやむやにせず解消できるよう動くこと。
私のようにいくつもエージェントを使え、とは言いませんし、疑ってかかれという意味でもありません。


ただ、自分の大切な人生を一緒に走ってくれる人はいても、最後に決断するのは自分ということを心にとめ、エージェントを利用されることをおすすめします。

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