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毎日知らないことばかり

お医者さんはすごい。
難しい漢字をいっぱい書く。

そう旦那に言ったら、なんだかかわいそうな子を見る目で見られた。

自分が出産以外で入院したり手術したことがなかったのでまったく知らなかったが、コシタの手術前、執刀医から現在のコシタの状況、そして手術内容についてとても丁寧かつ詳細な説明を受けた。

心臓の絵を描き、正しい各臓器の動きから手術で懸念される症状まで、難しい用語を簡単な言葉で説明しながらどんどん書き込んでくださった。

そのあとの私の感想が冒頭の一言なので、旦那の気持ちはわかる。

わかるが、
お医者さんはすごい。(すごい)

おかげで私の偏った脳に、心臓関連に著しく偏った医学用語の知識がついた。

人体の神秘を一部教えてもらったということだ。

さて、話は大きく変わり。

今日ICUに入ると、コシタまわりの空間が空いていた。
点滴の種類が減ったのだ。

心臓、その他の臓器、そして心臓を触るために骨を切った傷もある程度想定どおりの回復をしている様子。

しかし今日は針のつけかえで大泣きしたせいか、体温が上がっているらしい。

赤ちゃんが発熱するのはよくあることだけど、心拍があがってしまう。
心臓に負担がかかるのであまりよくない。

看護師さんが冷たい枕を作ってくれたり、風を送ってくれたりしていたがグズグズグズ。

ワァワァ言いたいところだろうが、声帯もなんだかうまく使えていなくて、ストレスたまるわグズグズグズ。

んぎぎぎぎぎ………ぎゃーん!にゃーん!

わー!
心拍210!!

これじゃあ心臓が疲れてしまうので、せっかく減らしてた鎮静剤を結局投入。

そして心膜につないでいたドレーンなど、動かすとまずいラインがなくなったので久々に抱っこさせてもらってあやす。

ひさびさのだっこにダッコスキー=コシタ氏、少しずつ泣き止む。

しかし各ラインを引っこ抜くのが怖い母は腰を曲げて、ベッドの上で抱っこしてるわけだ。
横には動けないから縦に動くわけだ。

つまりスクワットだ。

頭の中でカープの応援歌を流しながら、延々とスクワット。
(今はスクワットやらないの?)

なんとか泣き止んだが、整体に行ったばかりの母の腰は抜けそうよ。
だるま落としはお母さんがモデルなのかい?

このままうまくいけば、来週には一般病棟に移れるかも?

点滴などで一部の器官が固くなったり(硬結)、目の動きがちょっと気になったりはするけど、うまくすすみますように。

はやくもうちょっと自分の体が自由にできるようになるといいねぇ。

もうちょっと、みんなでがんばろうね。

#子育て #ダウン症 #21トリソミー


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