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【研修レポート】広島県生活科・総合的学習教育学会

6月1日に合人社ウェンディひと・まちプラザで開催された広島県生活科・総合的学習教育学会に出席してきました!

前半は、広島大学附属の小学校の生活科と総合的な学習の時間の実践研究発表を聞き、後半は、「幼保小の連携を語り合うー広島の子どもの育ちと学びの姿からー」をテーマに5人の大学の先生と小学校の先生がシンポジウムをされました。

実践発表は小学校での取り組みでしたが、生活科での教師の声かけ、場の設定、振り返りのあり方など基本的に大切にするべきところが高校の探究学習とリンクしていることを感じました。大切な力を付けることができる学習時間ではあるが、教科学習よりは重きを持たれにくいというところも似ていると感じました。幼稚園では伸び伸び学ぶが、小学校になると、急に厳しくなる面もあり、失敗してもいいじゃん!というスタンスで、先生も生徒もいて、子どもの大事にしたい姿がそこにある状態が幼保教育からつながるといいという話も印象的でした。また、平和での総合学習で目指すところは、戦争が良くないということを言えるということではなく、なぜそうなのか、いろんな視点を自分の語り口で話せるようになることだ、という言葉も印象に残りました。主体性→体験(考え、他の人とやりとりする)→整理分析→まとめ発信をして、メタ化、俯瞰して力になるという一連の流れの中で、社会の一員として考えさせることができるよう、社会に発信する点も重要だと感じました。


幼保小の接続のところで、小学校の先生が幼稚園に入ってどういう教育をされているかを学びに行かれた発表で、「幼稚園では安心を土台として教育が進められていること」「子どもたちの興味や思いを大切に教育が行われていること」を話されていてました。小学校で、教科学習が始まることもあり、生徒の興味や思いからの主体性のある学びが薄れてしまっているのかもしれないと感じました。
幼稚園保育要領を読むと、付けたい資質・力が小学校の要領のように難解でない言葉で書いてあるので、そちらを読むこともおすすめされていたので、読んでみたいと思いました。また、小学校と幼稚園での教育のあり方は今はあまり繋がっていないので、幼稚園教育から学ぶと、幼稚園で付いた力が小学校で伸ばせる教育につながると知りました。それは、中学校、高校と大切にするべきことを含んでいるように思いました。

また、生徒とのやり取りのお話で、図工などでは作品の仕上がりに目が行きがちですが、表面だけではなく、試行錯誤したことなど対話でみとることのできる部分があり、生徒の思いと行動の意味を知ることが大切だというお話も、教育者としての在り方に大切なことに思いました。

さいごに、広島大学の朝倉先生が、『とらわれ、思い込み、決めつけ』が各世代で蔓延していること、ほんとうにそうかな、という見方を子どもたちにも付けたいというお話しをされていて、その他の話しもとっても素晴らしくて、私は勝手に朝倉先生の大ファンになりました。声はかけずに目線でキラキラを送って帰りました笑

とても素晴らしい研修会だったので、文章が長くなっちゃいました〜^^;
この辺で終わりにします。

今回の研修も探究学習のあり方にも活かして行きたいと思います。




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